●法隆寺 (世界遺産)
「日本仏教興隆の祖である聖徳太子が創建した寺院である」
別名 斑鳩寺いかるがでら
法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院である。
創建は推古天皇15年(607年)とされる。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、
夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。
西院伽藍 境内図
東院伽藍 境内図
境内の広さは約18万7千平方メートルで西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群である。
法隆寺の建築物群は法起寺と共に、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」として
用明天皇(聖徳太子の父)が自らの病の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願したが 実現をみないまま崩御
そこで推古天皇と聖徳太子が遺願を継いで
推古15年(607)に寺と、御本尊「薬師如来」を造られた。
●法隆寺 金堂(国宝)
御本尊を安置
聖徳太子のために造られたー金銅釈迦三尊像
太子の父 用明天皇のために造られたー金銅薬師如来座像
太子の母 穴穂部間人皇后のために造られたー金銅阿弥陀如来座像 など
塔は釈尊の遺骨を奉安するためのもので 仏教寺院において最も重要な建物
-
●夢殿(国宝)
-
-
-
-
奈良時代の建立の八角円堂。堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像(国宝)を安置する。
八角堂の夢殿を中心とする東院伽藍は、天平11年(739年)、
行信僧都が斑鳩宮の旧地に太子をしのんで建立。
観音の化身と伝える聖徳太子を供養するためにふさわしい神秘的な雰囲気を漂わせている。
●東院鐘楼(国宝)
袴腰とよばれる形式で
中には「中宮寺」と刻印された奈良時代の梵鐘が吊るされている。
法隆寺の玄関にあたる門
●法隆寺 中門(国宝)
重厚な扉と左右に金剛力士像が立つ
●「聖徳太子黒駒調子丸」
法隆寺の「馬屋」の脇には「聖徳太子黒駒調子丸」と書かれた標示板が掛けられており、
正面格子戸の隙間から中を見ると、馬と手綱を引く侍者調子丸の像が安置されています。
●大宝蔵院
百済観音像をはじめとする寺宝を公開している。百済観音堂および東宝殿、
-
-
飛鳥時代、木造。もとは金堂内陣の裏側に安置されていた。
-
細身で九頭身の特異な像容を示す。
-
多くの文芸作品の中で絶賛されてきた著名な像であるが、その伝来や造像の経緯などはほとんど不明
-
「百済観音」の通称は近代になってからのもので、
-
明治初期まで寺内では「虚空蔵菩薩像」と呼ばれていた。
ほとんどの建造物は国宝ですごいお宝ばかり
国宝・重文 約190件、点数にして2300余点に及ぶ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます