かもはかもでも・・・

みんながいつもにこにこしていられますように・・・

きみわるい

2011-03-22 22:55:54 | モブログ
「きみわるい」

たぶん「きもちわるい」とか「しんぱい」という意味でしょう。
今日,ひいちゃんが寝るときに半べそでいっていました。

「じしんで,つなみがきたらどうしよう」

おそらくテレビでの津波の映像が強く彼の中に残っているのでしょう。

「おうちの近くには海がないから大丈夫だよ」
「お母さんとお父さんが絶対守るから心配しないでいいよ」

そうつたえて抱きしめてあげると,安心して眠りました。

地震が起きた直後も,私は職場を離れられず(正確には,通園バスにのり,激しい余震や多くの家屋の損傷や地割れにおびえながら,お子さんたちを親御さんのもとへ送っていました。うちの子供たちのお迎えは先輩が行きました),それから土日も休みなく仕事に行っていたので,こどもたちをかまってあげられなかったのです。
三連休もあわただしく過ぎ,彼の不安に全く気づきませんでした。

ゆきちゃんも「じしん,こわい」とたびたび言っていますし,大人でも不安になるような激しい揺れが,こどもにとって怖くないはずがありません。

あの日,保育所にいっていたひいちゃんたちは,昼寝しているところで地震が起きました。
パジャマのまま,みんなで園庭に避難したそうです。
ひいちゃんによると,お昼寝していたホールの天井もはがれてしまったそうです。
パジャマのうえに洋服を重ね着し,先輩がお迎えに行った時には,園庭に止めた先生方の車の中で待っていたそうです。

自分の仕事の対応に追われ,わが子の気持ちに気づいてあげられなかった。
本当にかわいそうなことをしました。
こどもたちが安心できるよう,もっと丁寧に,大切に関わっていかなければと思います。