昨日の夕方。仕事帰りのこと。
寒いし、いつになく荷物が多いので、ひたすら家路を急いでいたんですが、一台のリヤカーとすれ違って足が止まりました。若いおにいちゃんが引くリヤカー、チャルメラは鳴らしていませんでしたが、「とうふ」と書かれたのぼりが立っています。
「お豆腐、まだ買えますか?」と聞くと、うれしそうな顔をして「あります!ぜひ買ってください!」とのこと。
実は(同じおにいちゃんかは分かりませんが)豆腐売りのリヤカーとすれ違うのは2度目。この間は、恥ずかしくて声を掛けられなかったので、リベンジでした。
小さなクーラーボックスの中をのぞくと、まだたくさん売れ残りがあるようです。どおりでおにいちゃんの顔は、すこしお疲れ気味。でも生湯葉やらがんもどきやら、どれもおいしそう!
迷いましたが、まずは王道!木綿豆腐を1丁買い求めました。350円とお高めですが、ずっしりと重みがあるのが好ましい感じです。
三島のとうふ工房笹原庵さん。「火曜日は必ず売りに来てます。また、声をかけてくださいね!」とのこと。
リヤカービジネス(行商と言った方がいいのかしら)がいい!という話を何かで読みました。固定客が付いてしまえば、必ず決まった需要があるからです。今、フードデザート問題についてよく耳にします。足のないご老人などは、家の前で買い物ができるというのは本当に助かると思うのです。
が、しかし…。売るものが口に入るものですから、買う方もすごく気を使いますよね。スーパーなどでは得体のしれない商品もありますが、いつも買っているところなら、値段などからある程度判断が付きます。買う買わないも自由ですし!
でもなあ、行商となると…。売っている人に対して面識がないので、商品自体、安全なのかどうかの判断が付かない。その上一度声を掛けたら買わなきゃならないような気がしますし、買う気にはなりませんよね。
やはりその地を何度もl訪れ、人と話して顔を知ってもらって、商品を買っていただいて、その商品を気に入っていただいて、初めてリピーターになってもらう可能性が出てくるわけです。気が遠くなる作業!それでも、一度味を気に入ってもらえば、後はそこに行きさえすれば商品を買ってもらえるということなのかもしれません。
さて、2度もすれ違ったんだから、売り逃げする気はなさそうだし…。好奇心に負けて購入した豆腐です。
昔用宗駅の近くにあったお豆腐屋さんが好きで、よく買いに行ったのですが、そこのお豆腐とよく似たずっしり固い、昔ながらの懐かしい感じの木綿。冷奴で食べると、豆の香りがしてほんのり甘味がある!!
おいしい!!家族3人でぺろっと完食いたしました!
おにいちゃんを見かけたら、また買ってもいいかなあ…今度は生湯葉に挑戦してみようかな…
帰り道の楽しみが増えました!
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