かぐや姫の物語

スタジオリブリの「かぐや姫の物語」をオペラの稽古前に観ました。

立川シネマ２の１階の劇場はすごく好きです。
椅子に包み込まれる感が落ち着きます。
数年前に「エヴァンゲリオン」観たときは混んでいたせいで、そうは思わなかったのですが、きのうはガラガラでした。
最後列のど真ん中の最高にいい席で、同じ列には端っこにたったお一人いるだけの贅沢な空間でした。

竹取物語そのまんまに多少オリジナルが付加していました。
絵が動きがなさそうでいて、すごくスピード感がありました。
かぐや姫が怒りの感情から都を駆け抜けるところなんかですね。

おじいさんとおばあさんがかぐや姫のかわいらしさに夢中な様子は、笑えます。
田舎暮らしの部分は楽しくて笑いたくなります。

好きな部分は最後の月からのお迎えです。
大仏顔の人を中心に、音楽をかなでながらかぐや姫をお迎えに来ますが、この音楽好きです。
沖縄風な？ラテン風な？音楽です。

かぐや姫とおじいさん、おばあさんの身を裂かれる場面なんです。
号泣させられました。

おじいさん！いい人なんですが、かぐや姫の望みとは別の幸せをお膳立てしたばかりにお別れが来てしまうんですね。。。
そのおじいさんの声が、「ちい散歩」の地井武男さんだったので驚きました。
出来上がった絵に声をつけるのかと思っていたのでね。
逆だそうです。
声を録っておいて、後で絵を描くらしいですよ。
地井さんは３年前に録音してあったということでした。
しかも、「かぐや姫」の声優したことは口止めされていたそうです。
出演者全員が口止めされたってことですね。

映画を見終わって、家にあることを確認の為に電話しました。
実は父が便秘で苦しいと言っていたのを振り切って、映画に来ちゃったので心配になりました。
結局市立病院に時間外診察してもらい、念のため腸のレントゲン撮影もして、「便秘ですね。」と診断され、座薬だの飲み薬の処方されたそうです。
薬が効いて、私がイノシシ騒動で１２時近くに帰宅した時には治っていました。
やれやれですよ。。。