怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

あぁ、なりませぬ。なりませぬぅ~!

2010年03月20日 | Weblog
<3月19日(金)>

昼間のまんま春ジャケットで出かけたら、まだまだ肌寒く感じた。
今宵のおハナさんも常連たちが集結。
おや? めずらしい。某団体職員のメンバー。男性陣はみなスーツにネクタイ。いつもは見ない光景だ。聞けば送別会だとか。そうかと思えば、もこりんまでもがビジネス系ファッションに身を包んでいる。彼女も昨年末から同団体でバイトしていた。そっちの仕事はこのたび卒業を迎える。お疲れ!
で、今度はどんなバイトを? フムフム、そりゃまた男っぽい世界だなぁ。けど、性格的にも合ってるかもな。
「アタシさぁ、きょうほとんど化粧してないんだよね」と彼女。なるほど。見られる、という部分で女性は常に気を遣う。その点男は楽だ。何もしなくたって外へ出て行ける。
メイク未経験者の怪人クンが言ったところで説得力はないけんど、たまには肌にも休息を与えてあげる。糖質ゼロの顔面オフもいいんじゃない? ムフフ…。

話ついでに。このブログでもすっかりおなじみ、フナコシ君。またまた遭遇だ。
新たに彼の写真をGETしたところ、気づいてしまった。撮れた1枚がたまたまそう見えたのか? もともと、そっち系の雰囲気を持ち合わせていたのか?
自民党を離党した鳩山邦夫氏。ご存知、総理の弟だ。この人にも似てるんだよなぁ。ガタイも含めて。彼と同級生でもあるちょんまげよ、いかが?
あれからG・ヌマは、すっかりフナコシ君がお気に入り。毎日のように届くメールには、彼の話題が織り込まれている。さすがは皮兄弟。めっちゃおもろいやんけぇ~!
ちなみにフナコシ君、今夜のところは下ろし魔からタッチ魔に変身しておりました。
「ヌホホホホ。よいではないか、よいではないか」
「あぁ、なりませぬ。なりませぬぅ~!」
犠牲者、もこりん。


※フナコシ君(写真)。


2時間パンツの帝王

2010年03月19日 | Weblog
<3月18日(木)>

「ケツは熱いうちに拭け!」
もとい。
「鉄は熱いうちに打て!」
とばかりに、ムフフ…。衝撃の3・13からわずか1週間。怪人クンとG・ヌマは早くも再戦に向けエロ茶にアプローチ。

と、そこに割って入るかこの男。露出、暴出、フナコシ君。
〝2時間ドラマの帝王〟船越英一郎の雰囲気を持ちながら、酔えば口調はウド鈴木。
183センチの巨体から繰り出される得意技は、ズボンおろし。自らベルトを外しては、ボクサーパンツをチラリズム。いや、もう堂々たる誇示っぷり。
そんなフナコシ君に、ピッタリのキャッチコピーを怪人クンがプレゼントしよう。
〝2時間パンツの帝王〟だ。
おハナさんの店に滞在する平均時間をあてはめてみた。その間に何度ズボンを下げるか?
フナコシ・スペシャル必殺の瞬間。ケータイで激写した1枚があるけれど、さすがにアップはまずいだろ(笑)。

夕方、短時間の雨。空気が冷たい。淡いピンクのソメイヨシノ、桜の蕾がまたもや閉じてしまうのか? 見ごろはいつだ?


※夜、フジで放送されたいかりや長介さんの7回忌特番を見ました。何年経っても笑ってしまいますね。
※G・ヌマ提供(写真)。


それは小さな街の偶然(キセキ)だった…

2010年03月18日 | Weblog
<3月17日(水)>

購読申し込みをしたこともなければ、「頼みまっせ、ダンナ!」との訪問&電話セールスを受けたこともない。なのに、いつの日からか…。
春本番。気象庁が桜の開花を宣言したきょうだって、怪人クンのもとに〝快文書〟は送られてきた。「ダッハッハ」と大声出して笑えるし、無料だからウエルカムだけど。
『闘魂スポーツ』(通称・闘スポ)なるメルマガだ。字こそ違えど響きは、かの有名なエキサイト・ニュースペーパー『T』紙の完全パクリだな。
仕掛人は誰? どうやら署長率いる『オヨヨジャーナル』から派遣切りを食らった男が一念勃起…発起して立ち上げたケータイ版の新聞らしい。
記事をまるごとブログにアップしたいとこだけど、まずは男にコンタクトを取るほうが先。最低限のルール。紳士協定は守らないといけないからね。
あとは、制作者の出っ張ったハラひとつ!

話は変わって。
やさしげなピンク色。手渡された名刺に記(しる)された社名をたどれば肩書き。
〝代表取締役 お蝶〟の文字。裏面は店舗の名称、以前からやっているキッズのネットショップとママサークルの名。ともにQRコード付き。
火曜日をもってキャバの世界を卒業したお蝶。彼女は3月20日から、お姉さん系ギャルファッションブランドの店をオープンさせる。微力ながら怪人クンもお客さんとして応援していく。
そうはいっても、こちとら男だ。メンズアイテムが置いてないとなると、自身のモノを購入はできない。そこでひらめいた。
あ、ニューハーフに変身する手があったか。よーし!
なわけねぇだろ!
お蝶のためにもムフフ…、キャバ嬢との縁は切れないな。現在はほとんど交流がなくなってしまったけど、わずかにメモリーしてあるコや、商品が似合いそうな美容師の女性たちへプレゼントとか、さまざまな形で怪人クンなりに考えはある。
お蝶の一歩踏み出す勇気はホント、すごいよ! ぜひとも成功してもらいたい。
ところで、改めて怪人クンは「お蝶とつくづく縁があるなぁ…」と感じずにはいられないんだよねぇ。なぜって?
彼女の店は10年前、怪人クンの会社が経営していた喫茶店。まさしくその場所にあるからだ。
それは小さな街の偶然(キセキ)だった…。


※3・13深夜のブギー。G・ヌマとエロ茶を前にして『キャバなやつら!』(文芸社)を手にする怪人クン(撮影エロ茶・写真)。


皮兄弟!

2010年03月17日 | Weblog
<3月16日(火)>

なぜにそんなことが起こってしまったのか? 彼女自身もハッキリとは憶えていないようだ。あの晩、2つのメモを写し間違えた? 酔いも手伝って無意識に、ってことも。
ふとした勘違いがG・ヌマとフナコシ君をシンクロさせた。逆に、怪人クンはエロ茶に対して「あっぱれ!」の言葉をあげたい。なんたって男たちのキューピットになったんだからな。功績は大きい。これを機に友情の花が咲くかもよ?
近いうちおハナさんで彼らが顔を合わせたらムフフ…、互いを他人という目では見ないかもしれないぞ。
「おぉ、皮兄弟!」
「めっちゃおもろいやんけぇ~、フナコシにいやん!」
想像するだけで笑えるなぁ。
とにもかくにも、エロ茶がデータを設定しなおしたことで万事解決。それまで彼を覆っていたG・ヌマという〝皮〟を破り、にょきにょき、フナコシ君は彼女のケータイの中にありのままの姿、〝フナコシ〟として認識されたわけだ。めでたし、めでたし。

夜中の雨も止んで、すっかり天気は回復。日中の温度は22度くらいまで上がった。5月の陽気とか。
さて今宵も怪人クンはうまい料理とアルコールでいい気分。
時刻は17時を回ったばかり。なのにもう(笑)。刺身に寿司に、焼酎のわさび割りなどをオーダーしていく。舞台はカウンター10席ほどのスペース「海」(かい)。
サシの相手は合気道の2代目女番長、たかねー。彼女はキャリア・カウンセラーとして多忙な日々を送っている。やさしい旦那さんの妻であり、8歳の娘の母でもある。去年は360日働いたと言っていた。もう何年も合気には来てないけれど、怪人クンとはメールをちょくちょく。でも会うのは数年ぶり。
「怪人クンだけだよ。こうしてつながってるのって。母親の飲食店に一部の先生は来てくれてるみたいだけど、わたしは時間的に会えないからさ」
スレンダーでとっても美人なんだけど、ざっくばらん。よくしゃべるし、おおいに笑う。飲みっぷりも豪快で、野郎とぐびぐびやってる感じだ。
「根が男だよなぁ、たかねーって」
「なんでだよ!」
ポコッ! ニコニコしながら頭を1発どつかれた。ビールを次々お替りする彼女。このくらい勢いがあると、誘った怪人クンとしても実に楽しい。
「1ヵ月前だもんね、約束の日決めたの。ごめんね、ホント。スケジュール空いてたのがきょうだけだったんだよ、今月は」
カウンセラーの仕事で、たまに外国へも飛ぶらしい。
思い出話から、いまのことまで3時間じっくりしゃべった。4月も時間が取れたら会おうといって別れた。元気をもらったよ。ありがとう。

21時すぎ。怪人クンはもう1軒。
3・16がキャバ嬢としてのファイナル・ナイト。お蝶最後のドレスは、鮮やかな白だった…。 


※「海」の一品(写真)。


包茎仮面G・ヌマン

2010年03月16日 | Weblog
<3月15日(月)>

知り合いではあるけれど、まだそれほど至近距離にいない。直接連絡をしたこともなければ、来たこともない。でも内心、「かわいいコだなぁ。タイプだわぁ~。お近づきになれたらなぁ」と感じている。
そんな相手から間違いメールが届いたら、あなたはどう対処する?

1.「あて先が違うんじゃないですか?」と教えてあげる。
2.レスもせず、放っておく。
3.これも何かの縁。メールをキッカケに接近を試みる。

今宵、あろうことか誤爆送信してしまった女がいる。アドレスが有効ならば、そのメールを受け取る者が存在する。
この物語は、間違いメールをしてしまった女から「やっちまった!」の報を聞いた怪人クンが受信者男の心情を勝手に想像。彼の人柄をもとに描いたノンフィクション空想劇である―――。

激しく降ろうが関係ないよ。月曜からぐびぐびぶはぁーさ。
あ、ボクの名前? フナコシ。
そうなんだよ。怪人クンが知らないうちにつけちゃって。なんでも、俳優の船越英一郎に似てるとかでね。そうかなぁ? 自分ではあんまり思ってないけど。ま、いいさ。
「ぶはぁー」
やっぱうまいね、酒は。いまいるところ? 行きつけの横丁さ。
(♪♪♪~~~)
あれ、メールみたい。誰だろう?
え、 マジで!?
エロ茶って? え~~~??? ●●●ちゃん? うわぁ!

※フナコシ君は彼女のことを本名で呼ぶ。

いやぁ、うれしいなぁ。初めてだよ、やりとりなんて。しかも、彼女のほうからくれたよ。
実はさ、隠れファンなんだよね、彼女の。人気あるみたいだね、彼女。そうだろうなぁ、うっしっしっし。
で、本文は? どれどれ。

(土曜日はとっても楽しかったです。いろいろありがとうございました。また怪人クンと3人で飲みましょうね、G・ヌマさん!)

G・ヌマさんって誰? ボク? じゃないよね。だってボクは、フナコシ君だもん。
え?
え??
どういうこと???
●●●ちゃぁ~~~~ん!!!

※ところがどっこい。フナコシ君の心臓は想像以上にタフだった。それはエロ茶が怪人クンに送った報告メールが証明している。
(G・ヌマさんに送るつもりが、フナコシ君に出しちゃった。あ~、恥ずかしい。でもフナコシ君からは何もなかったかのごとく、普通に返事が来たよ)
ムフフ…、やるなぁ。
しかし、なぜにそのようなハプニングが生まれたの?
(G・ヌマさんのデータを〝フナコシ君〟で登録しちゃってた…)
なるほど、エロ茶のケータイの中にG・ヌマのマスクを被ったフナコシ君がいたのか?
それじゃあ何通送ろうとも、G・ヌマには永遠に届くはずがないのう。
けどさ、早めに気づいてよかったじゃないか。もしわからずじまいでいたらフナコシ君のケータイにはいつまでたっても…。

●月×日(元気ですか、G・ヌマさん? エロ茶ですよぉ~!)…受信者フナコシ君
●月×日(元気ですか、G・ヌマさん? エロ茶ですよぉ~!)…受信者フナコシ君
●月×日(元気ですか、G・ヌマさん? エロ茶ですよぉ~!)…受信者フナコシ君
●月×日(元気ですか、G・ヌマさん? エロ茶ですよぉ~!)…受信者フナコシ君
●月×日(元気ですか、G・ヌマさん? エロ茶ですよぉ~!)…受信者フナコシ君

これではいくらタフな彼といえども、さすがに萎える日が来てたはず。
「●●●ちゃぁ~~~~ん!!! いい加減、気づいてよ! フナコシだよ、フナコシ。ボクはデータ皮被り、包茎仮面G・ヌマンじゃないんだよぉ~~~!!!」ってね。


※もう一度申し上げます。この話は事実ですが、日記のセリフはぜんぶフィクションです。
※怪人クンと183センチのフナコシ君(右・写真)。


♪横幅たそがれ~

2010年03月15日 | Weblog
<3月14日(日)>

♪横幅たそがれ~

意味はたずねないでおくんなまし。
原曲は大物演歌歌手の…。13日に実現したG・ヌマ、エロ茶、怪人クンの『朝まで生キャバなやつら!スペシャル』でひらめいて以来、ふとしたときに口ずさんでしまう。
まだある。

♪ハゲ渡る日も ハゲの日も~ キミへの想いハゲぼうぼう~

「結局ハゲじゃん」
あの晩G・ヌマとエロ茶の前で披露したところ、彼女に突っ込まれてしもうたぜよ。
ご存知、こちらも大ヒット曲を替え歌にしたもの。そのうちDr.トドーあたりがムフフ…、このメロディに合わせてからかってきそうだけどな。いいさ。そしたら〝×ブ〟返しで応戦してやるから。
風が冷たく、ダウンジャケットで出かけた。今宵が今期のラスト・レッスン。日曜合気道教室が終わって間もなく、彼が言い放つ。
「早くキャバクラ行けよぉ!」
おぉ、懐かしい。去年あたりまでは散々言われてたんだよなぁ。
「早く●●●行けよぉ」
おい、コラッ! 店名までバラすでないわ!
けどお前、何でわかったの? まさか、最近怪人クンがその世界に復活したことをかぎつけ得意の〝トドラッチ〟?
コメント欄を〝開かずの間〟にして正解だったよ。もし書き込み禁止を解いていたら今頃…。
いやはや、考えただけでも毛が増えちまうわい。

最後に、大一番から一夜明けたG・ヌマとエロ茶のコメントをお届けしよう。
まずはニセ関西弁男。
「負けや! 負けや! やられたで。完敗や。しかし心は折れてへんで! 再戦や、再戦! けどホンマ、DX nightをありがとう。おおきに! それにしても彼女はハートが温水やね」
ぬっくん?
「ちゃうねん。実に温かい女性(ひと)やったわ」
敗れてもすがすがしいG・ヌマ。対してエロ茶は?
二日酔いにつき、取材不能。
負けてピンピン。勝ってグロッキー…オヨヨ。


※『キャバなやつら!』(文芸社)をともに持参。G・ヌマとエロ茶のツーショットをできればここに載せたかったのですが、撮影許可を取っていないためそれはいまのところしません。
※その代わりといってはアレですが、新舘三武郎氏をイメージするとこんな感じでしょうか? G・ヌマのメガネを拝借した怪人クン(写真)。


カミカミ役者

2010年03月14日 | Weblog
<3月13日(土)>

風は何気に強いものの、春ジャケットで間に合う陽気。絶好のズンドコ日和。
さて、ついに迎えた3・13.。
大一番を前に、あの新舘三武郎氏が両者を直撃。まずはその模様からご覧いただきます。

「わたくし、静岡市内のとあるチャリンコ置き場にやってまいりました。こちらがG・ヌマサイドの控え室です。ピーンと張りつめた緊張感に包まれています。空きスペースを使いましてプッシュアップ、スクワットをかなりの数こなしたあとはアスファルトに座り込み、じぃーっと目を閉じ精神を集中しておりまして近寄りがたい雰囲気です。役者魂に妥協なし。彼の並々ならぬ決意がうかがえます」
一方、屋根つき部屋。今宵宿泊するホテルの一室。
「変わりましてエロ茶側控え室です。さきほどからリラックスムード。ヘアメイクの女性と株談義に華を咲かすなどG・ヌマとは対象的、余裕の表情に見えます。このまま巨乳パワーがニセ関西弁を呑みこむか? それとも、下町舞台役者に軍配が上がるか。運命のカチンコは間もなくです!」

18時20分。生ビールにはじまり、アユの塩焼き、ニンニクのから揚げ、黒はんぺんのフライ、アマゴの骨酒、看板メニューをいくつもオーダー。3人がそろった安倍藁の個室で、『キャバなやつら!』(文芸社)の188ページから展開されるシーンがスタート。
はい、本番!
「よよ、よかったら、こここっちきていっしょにゃ~、おおおにぎり。あ、ののの飲まへんかぁ~?」
「いいんですか?」
エロ茶はすばらしいでき。対して、どうしたG・ヌマ!? 役者生命が危うくなるほどのカミカミぶりに自身も一同も唖然。
「き、キミがぁ~エロッぴしゅー、茶さんなん?」
「あなたがG・ヌマさん?」
おかしい。あれほど練習を重ねたはずなのに。もしやおぬし、本番に弱いタイプ? そんな感じしないけどな。
「カッ、カット!」
監督の怪人クンが思わずストップをかけた。老婆の出番もなくなってしまった。チケットを無料配布にして正解だったようだ。

祭りはおハナさんで最高潮を迎える。常連たちとやんややんやの大合唱。フナコシ君もやってきた。
普段なら21時48分のシンデレラ。今夜のエロ茶にムフフ…、その心配はない。彼女は静岡に泊まる。
「朝までボヨヨーン、い・く・わ・よ・ん(はーと)」
3軒目はブギーであんな話、こんな話。
「めっちゃおもろいやんけぇ~!」
G・ヌマも「エロ茶はええこやで」と絶賛。
オールナイトはさすがにキツイな。2時半を回ったところでお開き。彼女の宿泊先まで3人で歩く。帰り際、G・ヌマが先日家族で行ったディズニーランドのおみやげを怪人クンとエロ茶にくれた。おおきに。
ネタはおおいにあるけれど、思考がさすがにスタミナ切れ。
ま、このへんでキーを止めるよ。


※真夜中の怪人クン&G・ヌマ(撮影エロ茶・写真)。


呼ばれなくてもジャジャジャジャーン♪

2010年03月13日 | Weblog
<3月12日(金)>

残り30分を切って、もうすぐ日付は13日になろうとしていた。
年度替り直前の予算調整か。でこぼこ、工事中のアスファルトを踏みしめ歩く。広い通りを右に折れる。直進すれば目的のビル。
怪人クンの頭部とどっこい、いい勝負。まぶしい光を視線に浴びる。
エレベーターで上昇する。頑丈な黒い扉がスライドした。
「いらっしゃいませ」
きれいにそろう。真正面のフロントテーブルから2人の男の声がした。
賑わう店内。ボーイに促されソファに腰を下ろす。
「お飲み物はいかがいたしましょうか?」
テンポよく、告げたものが運ばれてくる。セット一式がテーブルに並べられた。
間もなくして、スレンダーの見慣れたシルエットとご対面。
「呼ばれなくてもジャジャジャジャーン♪」
怪人クンは、逆・ハクション大魔王か?
「ありがとう」

ムフフ…、また会いに来てしまったよ。キミに。
やはり、彼女は怪人クンにとってなくてはならない存在だ。長いこと離れてみて、改めてそれを実感した。大きいことはできないけれど、これから先も怪人クンなりの応援をしていきたい。
今夜を含め彼女のドレス、あと×回。


※12日はもこりん。13日はちょんまげが、めでたくハッピー・バースデー。
おめでとう!
※21時すぎ、おハナさんの店へお祝いに行って来ました。もこりんへ贈られたケーキ(写真)。
※さぁそして、土曜日はG・ヌマとエロ茶のズンドコ初共演。おぬしたち、セリフはバッチリだろうなぁ?
男優と女優が互いのプライドをかけて『キャバなやつら!』(文芸社)のワンカットを完全再現。
※お~っと、ちょっとお待ちください。たったいま、ニュースが飛び込んでまいりました。情報によりますと、実況の新舘三武郎(あらたち・さぶろう)氏が緊急参戦するとの噂。さらには、〝オヨヨ〟の署長が電話出演を果たす!?
※「ほんまぁ~!? めっちゃおもろいやんけぇ! チケット絶賛無料配布中!」(G・ヌマ談)


ジャックとヌマの記

2010年03月12日 | Weblog
<3月11日(木)>

※お断り
「頼むで、しかしぃ~。これだけは、どぉ~うしても言わせてぇな!」
そんな男からのメッセージを預かりまして。
読者のみなさん、しばしお付き合いのほどを。
今回はとにかく、いつも以上に肩の力を抜いて『高木ブーの雷様』コントを楽しむ感じにお読みいただければ幸いです。
では参ります。

(熱海女に宣戦布告や!)
怪人クンのケータイに先日、ニセ関西弁の男からこんなメールが送られてきた。

(なんやと、女優魂やと? 笑わっしょんなぁ。まぁ、せいぜい〝猫騙しぃ〟がええとこやろ。見せてもらおやないかい!)

加えて後日。今度は何かと思えば、頭がそのことでいっぱいになり、ついには夢でうなされたとかで、長ったらしい中身をブログで公開するようにと。
めんどくせぇなぁ(笑)。ま、読んでおくんなはれ。

(先日、G・ヌマ夫妻が静岡市内で買い物中、伊勢丹前で暴漢男性に襲われた。男は去り際に、「エロ茶さまを侮辱した報いじゃ!! グヘへヘ」と脂ギッシュなひと言を吐き捨て、その場を立ち去ったという。夫妻に怪我はなかったが、妻を巻き込まれたG・ヌマ氏の精神的ダメージは計り知れず、決戦に向けての調整に大きな影響がでる模様。どうなる、G・.ヌマ!? 3・13 チケット絶賛発売中!!)

どうもこうも、知らんがな! 勝手に妄想しとけ、ムフフ…。
あ、脂汗タラタラ男にもちゃんと出演料あげないかんよ。
それはそうと、見てみい。怪人クンの日記を書くスペースがなくなっちまったぞえ。
恋愛泥沼劇の余韻が、G・ヌマのブログ・ジャックによって見事にかき消されてしもうたわい。
こうなりゃもう、きょうのタイトルはこれしかないな。
『ジャックとヌマの記』。
どや?


※『ドリフ大爆笑!』(フジ)より。高木ブーの雷様(写真)。


決別のウルトラコーヒー

2010年03月11日 | Weblog
<3月10日(水)>

風は音を立てて強い。曖昧な朝の空は、いつの間にか雲の切れ間に青をとり戻していた。迷ったけれど予報どおり。傘を持たずに出社したのは正解だ。
ぐるり、ぐるり。あっという間に時計の針は約束の19時。
(少し早く来れる?)と連絡が入って、急ぎ足で待ち合わせのカフェへと向かった。
4~5人の列に並ぶ。おっ、なんかトクした気分だぞ。好みの女性店員に応対されれば、それだけでテンションはハイになる。相も変わらず単純だ。
「店内でお召し上がりですか?」
マニュアルのセリフにうなずく。オーダーの品を手にまばらな禁煙コーナーを抜けると、奥の喫煙スペースに元カノは席を押さえていた。春なのに冬の陽気で体が冷えているのか。白いコートに身を包んだままだ。
「ひさしぶり」
あいさつもそこそこに怪人クンが切り出した。
すでに決着。過去のこととはいえ、何もかもメールで片づけられてしまうのもなぁ。別れてから会うのはこれが初。相手の真意をナマの声で聴く絶好のチャンス。ある程度時間も経ってるし、彼女もとっくにガキじゃないんだ。笑って話せるさ。やわらかい口調でたずねた。
「あんとき、アンタのほうに〝好き〟という感情はぶっちゃけあったの?」
その1点だけでいい。問うくらいバチはあたらないだろう、の気持ちだった。付き合っていたときも結局、彼女は濁すばかりで答えてくれなかったわけで。「イエス」か「ノー」か、そこは知っておきたかった。確認したらこの話題はやめにして別のトークを、と考えていたのだけれど…。

つまんだタバコを口に運んで煙を吐く。めんどくさそうに言葉が返ってくる。
「だからもう、そんなこといいから。メールで言ったでしょ。わたしは友だちでいたいの!」
だったらなおさら耳を傾けてくれよ。怪人クンも戻るつもりはサラサラないさ。ただ、訊かれたことに対し逃げるような…。
さえぎって。
「わたしが逃げた? 終わったことなんだからいいじゃんどっちでも。メールがいやなら、そっちがかければよかったでしょ? わたしは電話をしない主義! いまさらゴチャゴチャ言うなんて男らしくないよ!」
たしかにそうだな。間違っちゃあいないよ。でも、男だって訊きたいときはある。ましてや目の前にアンタがいるんだ。男だ女だはいま、関係ないだろ?
このあと、映画やドラマで見てきた光景を怪人クンはまのあたりにすることになる。

カップのドリンクをひと飲み。イラついた様子で彼女は言い放つ。
「帰ればいいじゃん。そんな話するんだったら!」
ムフフ…、呼んどいてそれはないだろ。言葉には出さずとも、苦笑いを浮かべてみせた。
「わたしは、わたしはって、自分本位だな」
怪人クンのひと言でキレたか?
「もういい。フン、わたし帰る!」
周りのお客が何ごとか、と視線を向けるもおかまいなし。彼女はそそくさと傍らの荷物を抱えて出て行ってしまった。振り返ることもなく丸テーブルにひとり、アイスコーヒーをすする怪人クン。
ウルトラマンのカラータイマー? はたまたカップ麺? 今宵の再会、あんぐりラスト・シーンをノーカットでお届け。ノンストップ180秒も、文章にしてみると案外長いな。
NEXT? ありえないよ。帰宅してからメモリーはもちろん、これまでにやりとりした送受信の記録をぜんぶ消去したのは言うまでもない。今後いっさい、怪人クンからの発信は不可能にした。
前にも書いた。結末はどうあれ、互いの言い分がある。相手の態度はわがまま極まりなく身勝手。問題外だ。でもまぁ、どっちもどっちだな。

さて、ここからはちょっとばかし〝if〟の世界を書いてみる。
もしもこれが、ドラマや映画だったなら…?
店を出て行く彼女の腕をつかみ「待てよぉ!」と引き止める男。ほとんどキムタクのノリ。あるいは、彼女の背中に目を向けて…。
現実はそんなもの微塵もなく、冷静に決別の3分。ウルトラコーヒー、だもんな(笑)。
でもまさか。ホントにあるんだ、あんなこと。
怪人クン自身が、リアルにそれを体験するとはね…。実に貴重な瞬間をありがとう。遭遇しようにも、めったに味わえるこっちゃないよ!


※実際のものとは違いますが、コーヒー(写真)。