怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

めっちゃの魂

2010年03月02日 | Weblog
<3月1日(月)>

出演シーンは2ページ足らず。しかし妥協は許さない。
右手の台本を左手に持ち替える。時折紙の上の文字に目をおとしては、頭の中でシュチュエーションを描き自らをその世界に置く。何度も声に出し、ニセ関西弁混じりのセリフをなぞる。
窓の向こう。かすかに雨音を聴きながら、男は10日後の未来を見据え猛特訓を重ねていた―――。
中学時代は演劇部所属のG・ヌマ。ここにきて、彼の役者魂がウン十年ぶりに目を覚ました。
無理もない。この3月に怪人クンを交えてある女性との初遭遇を果たすからだ。
「ホンマにホンマ、ぜひ会ってみたかったんや。そのためには、あちらさんに失礼のないようにしとかんとあかんやろ?」
男G・ヌマの心意気。めっちゃの魂。

2月の寒い夜だった。話が決まったあの日から待ちきれない様子。先月も怪人クンと飲みながら、あるいはごく最近。電話の最中も、たしかめるように己のセリフを口にする。一度火がついたらとことん。稽古の鬼は健在だった。
「なんや、ねぇちゃん。辛気臭い顔してからにぃ~。ひとりかいな? どや? よかったらこっち来ていっしょに飲まへん?」
「いいんですか?」
怪人クンが相手役の代わりを務める。
「かまへんよ」
入念なリハーサル。一息ついたところで言った。
「こんな感じでどやろ?」
G・ヌマの問いに「ムフフ…、いいんじlゃないか」と怪人クンもうなづいてみせた。
「めっちゃおもろいやんけぇ~」
ご機嫌そうにG・ヌマは笑った。

おや? おや?? おや???
それにしてもこのシーン、どこかで見たことがあるぞ? あ、こっ、これは!
間違いない。G・ヌマは〝アレ〟を再現しようとしているんだな。実写版『×ャ×××××!』を…。
現時点でヒントはあえて出さないよ。みなさんも考えてみて。


※桑田佳祐VS水木一郎。美空ひばりVS堀江美都子。決して交わることのない者同士のビッグな対決。近日G・ヌマとするカラオケで、〝なりきり〟のドリームマッチが続々だなぁ(笑)。
※ならば、おぬしにリクエストがあるよ。そのときは水戸のババア(写真)をやってくれ! 本宮ひろ志原作『男一匹ガキ大将』より。