怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ケンカ祭りで、あとの祭り

2006年12月21日 | Weblog
<12月20日(水)>

しまった!あとの祭りだ。合気道水曜教室は、この日がラストだったんだよなぁ。来週もう1回あるとばかり…。年末でそれはなし。なら、ここで言うしかないのかな?
「〝イモ〟たちよ、よいお年を!」
チャンネルはTBS。19時から放送されたボクシングの世界タイトルマッチ。「亀田ケンカ祭り」。画面に映る有明コロシアムは、超満員に膨れ上がっていた。
疑惑裁定から4ヵ月。12R圧勝判定での勝利。初防衛を果たした亀田興毅。
「どんなもんじゃい!」
得意の雄たけび。
大一番にもかかわらず、座椅子にも垂れた怪人クンを睡魔が襲う。最初のうちは何度もコックリ。コックリ。
「おっと、ボディー!」
「いいですねぇ」。
解説者の興奮と、アナウンサーが絶叫するたび目が開く。亀田のパンチが決まったようだ。でも怪人クンは前半、その場面を数回も見逃した。しばらくすると眠気も治まったのか、後半はじっくり見入った。
彼の試合を見終わってから〝水曜納め〟気づいたのだ。

ここでまたビッグマウスを叩くと、いろいろと厄介なことが起こる。その轍は踏むもんか!
全部とは口が裂けても言わない。来年は合気練習に〝今年より1回でも多く〟顔を出そう。目標はそれにする。怪人クンにだって学習能力はあるさ。
あっ、そうだ。〝あるさ〟で思い出した。
♪『明日があるさ』の作詞をした人でも知られる。前・東京都知事。あの青島幸男さんが亡くなったことを夕方、ネットの新聞で知った。74歳?今の時代、まだまだ若いでしょ?うんうん、『意地悪ばあさん』ねぇ。憶えてるよ。ご冥福をお祈りします。

気になる話を少し。
クイズなどのバラエティーやスポーツ中継に多く見られる。最近のテレビには、お決まりの手法がある。惹きつけ戦法。要は、じらして釘づける作戦だ。他局浮気の防止策。目玉シーンの前には必ずと言っていいほどCMを挟む。
「答えはCMのあとで!」とか。
回答者「ファイナルアンサー!」
みのもんた「………」
時が止まる。固唾を呑む。視殺戦が展開される。溜めに溜めてから画面はCMに突入。
あるいは、こんなのもある。
画面下のテロップに、(いよいよ××選手が登場!)
アナウンサーが「決戦のゴングは間もなくです!」と言いながら、ふたを開けてみると?
「××選手の前に、もう1試合をお届けしてまいります」。
待ちかねていた選手以外の戦いになる…。視聴者からすると「早くしろっ!」「間もなくって言ったくせに!いつやんだよ?」「カットしろ!」と言いたくなる。
こういうのって昔からあったにしても、ここまでひどくなかったよねぇ?1つがウケると、こぞって同じ手を使うからイヤなんだよ。うんざりだ。盛り上げるための演出も、度を超えると逆効果。それこそチャンネルを換えたくなる。

この日の世界戦もそれを懸念していたら、TBSはちゃんと学習していた。
「亀田興毅登場まで、あと35分足らずです」。
「いよいよ、両選手の入場まで15分を切りました」。
そう言ってCMへと移行した。ハッキリと伝えた。エライッ!これなら見てる側に苛立ちはない。
余計なVTR(親子物語)もなかったし。KO決着とはいかなかったけど、亀田もスッキリと勝って、終わりはOK!


※亀田は赤コーナー。一方、こちらは「猪木酒場」の青コーナー(写真)。
※選手紹介。プロレスと違い、ボクシングは王者から先にコールされるんですね。強いものはあと!それに慣れ親しんできた怪人クンにとっては、なんか違和感あるんですよねぇ。
※マニアックな話をひとつしましょう。2002年の『INOKI BOM-BA-YE』(12・31、大阪ドーム)。この数年前に引退したアントニオ猪木が、3分間のエキジビションマッチでリングに登場。〝グレイシー一族〟のヘンゾ・グレイシーと合まみえました。
この時、入場もコールも猪木が先。おや?格上なのに「なんで?」と思ったものです。猪木が相手選手より何もかも先になることなんて、まずありえないことでしたからね。
これは怪人クンのあくまで推測ですが、すでにこの時猪木は引退。ヘンゾは現役。その点で猪木さんがあえて譲った、と思っているのですが?いかがでしょうか?