怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

絶対孫(そん)はさせません!

2006年10月24日 | Weblog
<10月23日(月)>

人恋しい秋の夜。窓の外は雨。5センチほど開けてある。ピュ~~~。肌に涼しげな隙間風が当たる。なんとなく、センチメンタルな匂いを漂わせて…。
突然の睡魔。座椅子にも垂れて目を閉じる。うとうとうと。力が抜けていく。30分ほど眠りに落ちた。それをするだけでも体が楽になる。
さてと、元気になったところで!今宵もぷらり?…というのはなく、どこにも出かけずウチにいた。
情報には乗り遅れるな!社会の動きにも目を向けなくちゃ。
22時からの『報道ステーション』(テレビ朝日)。その冒頭。古舘伊知郎氏の声につられてニュースを見た瞬間、怪人クンの脳裏にはこんなコピーが浮かんだ。

〝絶対孫(そん)はさせません!〟

お客さまには得させる。当社は損して得取るの意。う~ん、怪人クン10点。当たり前すぎるかな?(笑)
この業界にも価格破壊、到来?熾烈な競争。今月24日からいよいよスタートするケータイの〝番号ポータビリティーシステム〟。それに伴い、ソフトバンクが動いた。ソフトバンクモバイル同士のユーザー利用なら通話料、メール料ともに無料(原則・例外あり)にするという仰天戦略を同社総帥、孫正義社長が発表。名付けて「予想外割」と言うそうだ。
へぇ~、そりゃあまた思い切ったことを考えついたもんだなぁ。生き残りをかけての大勝負。他社との差別化。こういったうれしい〝裏切り〟が消費者の心をくすぐる。引き付けるのは言うまでもない。
しかしだ。通話相手がどこの会社のケータイを使ってるのか?なんてことはいちいち気にしないのも実情。後日、料金明細を見て初めて「今月安くなってるなぁ」と実感することになるだろう。
どちらにしても、これに乗っかった人たちは結果的に得した気分になるわけだ。基本料金はかかるが、〝タダ〟に勝る究極のサービスはないのだから。やっぱり魅力だ。
番号そのままに移籍可能。これはもう好みの問題になる。安さをとるか?ブランドで選ぶか?それでも怪人クンはドコモを使う。理由は…なんとなくドコモが好き、だからだ。安さは最大の魅力。しかしだ。怪人クンの中では後者ということになるのかな?
みなさんはこの話、どう感じてる?

話は変わって。
少しばかり時を戻す。曇り空。街中から北へ向かったとある場所。
たまには塩ラーメンを食べたいなぁ。それがキッカケ。13時ちょっと前、ランチをしようと足を止めた。外観はオレンジ系。どちらかと言えば派手。明るい色合い。入口の看板。〝舌塩ラーメン〟の文字が目に止まる。飾り付けのノボリには〝こだわりラーメン〟とある。表に備え付けられたメニューにはカレーも書かれていた。ラーメン専門店とは違うのか?まぁいいや。ひとりで入ることにした。暖簾をくぐる。
「いらっしゃいませ。靴はこちらへお願いします」。女性の声。
え、マジ?いきなり靴を脱がされた。土足厳禁の店。下駄箱にそれを置く。入口横には個室が1つ。4人ほどが入れそう。そこを通り抜け奥へ。カウンター席に通される。老人男性がひとりで座っていた。全席掘りごたつ式。脚は楽にできるみたいだ。
目の前で作業する店主はコック服のようないでたち。キャップは被ってない。テレビでもおなじみ。ラーメンの鬼、佐野実氏が着そうな服と言えばわかっていただけるだろうか?フロアーをさきほどの女性が担当。2人は夫婦らしい。どちらも愛想があるとは言えない。黙々と仕事する店主。メニューを見る。
〝フレンチのシェフが作る塩ラーメン!〟
大きな文字で書いてある。この人、もともとそっちのジャンルの人なのか…。そういえば、佐野実氏もそうだよなぁ。かつては洋食屋のオーナーだったんだよね。
常識にとらわれないラインナップ。〝フォアグララーメン〟(1750円)なんてものまである。値段設定は高め。最も安くて750円。あとは900円とか1000円以上のもの。
怪人クンが注文したのはオーソドックスに塩ラーメン。冒険してもよかったが、きょうの気分はそれだったからだ。
しばらくすると運ばれてきた。白いどんぶりに上品な盛り付け。さすがはフレンチのシェフ。レンゲですくってみる。まずはスープ。やさしい味だ。次に麺。ちょっと柔らかいかな?どっちかと言えば怪人クンは硬めが好き。肉は牛肉を使用。
食べ終わって思ったのは〝おとなしい〟という印象。不味くはないが、驚きもない。ゴルフのスコアで言うと、プラマイ0.(ゼロ)の〝パー〟というか…。
靴を脱ぐのも面倒だ。次はたぶん、ないかな?
食寄稿はジャンクボさんに任せるよ(笑)。

ケータイもそう。ラーメンもしかり。結果はどうあれ、どんな商売でも〝人(他社)とは違ったことをやる〟。それは大事なことである。でもこれができそうで、できないことでもあるのだ。


※ラーメン屋のノボリ(写真)。