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きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

きのこの姿は少ないけれど

2009-11-13 19:35:19 | きのこ
    

11月に入り比較的雨が降っているのにきのこの姿は相変わらず少ない。こんな時はきのこ目をオフにして椎の実を拾ったり、色づいた木の葉を採取したり・・・木の葉は栞に変身。気の張らないプレゼント用に最適。お手紙にも添えます。
数冊の図鑑を机に並べて、きのこを調べる時にも重宝します。


キチチタケ

きのこ目をオフにしてと言いながら片目はしっかりきのこ目。



アシグロタケ


Clytocybe sp

きのこの姿が少ないのでボロボロでも写真に撮ります。


竹林

2009-11-08 18:35:04 | きのこ
萩市(旧旭村)の佐々並で山口なばの会のきのこ試食会があった。女性陣は調理、足手惑いの男性陣は手持ち無沙汰なので近くの竹林公園へきのこ観察となった。調理班は手が余っていそうなので男性陣のきのこ観察へついて行くことにした。今の時期の竹林、僅か一時間ではハダイロガサかオトメノカサくらいしか観察出来ないのではと思っていたが、それ以外のきのこの姿もまあまあ観察できた。


ヒメムラサキシメジ



ハダイロガサ



アカヤマタケ



ウバノカサ



アイゾメヒカゲタケ ?

検鏡するつもりで採取し、紙袋に入れたもののどこかに忘れてしまった。



ヒカゲタケ属 ?



キツネノエフデ

頭部の赤い部分が不明瞭なのでキツネノエフデでいいのだろう。

ナラタケ

2009-11-06 19:01:38 | きのこ

ナラタケ

昨年のこの時期、美祢市の山でヌメリスギタケモドキが曝生していた事を思い出した。もしかしたら、ヒラタケ、エノキタケも生えているかもしれない・・・という期待を抱いて現地へ行ってみた。
発生場所は、両側から切れ込んだ谷になっており足場が悪く、きのこが生えているという確証が無ければ、とても入り込んで行く気になれない所である。

遠目に、倒木の側面に黄色いきのこらしい姿が見えた。足元を確認しながら慎重に近づいてみると夥しい数のナラタケだった。すごい量である。しかし、写真のナラタケが一番状態が良いもので、残念ながら、あとは皆黒くなり始めていた。

鳥取大学でナラタケを求めていらっしゃる事を思い出した。その量は5kgだという。
一瞬、逡巡したが役に立つのであればと、せっせと採取をはじめた・・・が、何せ発生場所が悪い。足場が悪いうえに、つる性の植物(フユイチゴなど)が絡み、採取する時にひっかかってポロポロとちぎれてしまう。悪戦苦闘の末、どうにか5kg程を採取。足場の悪さに疲れてしまい、その後のきのこ観察はやめて帰宅した。

秋吉台

2009-11-05 20:48:17 | きのこ
一昨日からいきなり冬型の気候になり、今日もその寒さを引きずった一日だった。
コガネタケかハタケシメジは見られるだろうと久しぶりに秋吉台へ・・・。


ハタケシメジ

例年はいつもの所に数多く見られるのに、今年は他のきのこ同様に発生は少ないようだ。



コガネタケ

何故かハタケシメジのシロに、コガネタケが生える事が多いように感じられる。
発生の時期も重なるのでコガネタケを見つけたら、ちょっと目を凝らして見るとハタケシメジが見つかるかもしれない。



オトメノカサ

 

エノキタケ幼菌



ナラタケ



ヌメリスギタケモドキ



アカヤマタケ

きのこのヒミツ展

2009-11-04 16:49:55 | きのこ
            

大阪市立自然史博物館で、昨日(11月3日)まで開催されていた”きのこのヒミツ展”へ行ってきました。当日は同館のネイチャーホールで、日本菌学会西日本支部の公開講演があり、講演に合わせて最終日の参加になりました。

            

最終日とあって会場は人であふれており、沢山の子供達が興味津々に見入っていました。このようなきのこ展が、きのこ(菌類)を正しく理解する人たちを沢山育んでいく事でしょう。

カラカラ

2009-10-30 19:27:18 | きのこ
きのこは期待出来ないと分かっていながら、ウオーキングを兼ねて近くの公園を歩いた。2時間歩いて見つけたのは松の樹下でお決まりの3種、真冬より少ない。


ハツタケ



ヌメリイグチ



オウギタケ


ルリハツタケ

2009-10-29 19:44:40 | きのこ
鮮やかなツリハツタケの写真を撮りたくて近くの発生場所へ行ってみた。
前回発生していた所は跡形も無く消え、少し離れた所に発生していたものは既に色褪せていた。


ルリハツタケ Lactarius indigo



Collibia sp



Marasmius sp



Lactarius sp

傷つけると黄色い乳液を出した。・・・キチチタケだろうか?

臥竜山

2009-10-26 16:54:06 | きのこ

ブナ林

岡山自然保護センターへ行く途中に立ち寄った臥竜山の8合目付近のブナ林。


ブナシメジ Hypsizigus marmoreus



ヒラタケ Pleurotus ostreatus



ツキヨタケ Lampteromyces japonicus



チシオタケ Mycena haematopoda


            
            アカチシオタケ Mycena crocata


            
            ウスキブナノミタケ Mycena luteopallens



ヌメリツバタケモドキ Oudemansiella venosolamellata



センボンクズタケ Psathyrella multissima

                  ↓ センボンクズタケ幼菌





アラゲコベニチャワンタケ属 Scutellinia sp



不明


岡山県自然保護センター

2009-10-25 21:22:47 | きのこ


岡山県自然保護センター主催のきのこ観察会に参加。岡山県自然保護センターは和気町にあり、比較的瀬戸内に近い所に位置している為、山口県県央部と似たような菌相ではないかと想像していた。想像した通りきのこの種類は似たようなものが見られた。しかし、岡山県も雨が少なく林床は乾ききっており、この時季にしては、きのこの発生は少ない。


カゴタケ Lleodictyon gracite

カゴタケとは知らずに切断したら、いきなりにゅるにゅると皮の中の物体が動き始め、あっという間に不完全な籠が飛び出してきた。不快な臭いと思いきや、ジンチョウゲのような甘い香りがした。



アケボノドクツルタケ 



チチショウロ 



ベニタケ属



ヌメリイグチ Suillus luteus



同定風景


同定種は次の通りでした。

アケボノドクツルタケ、アミタケ、イタチタケ、イボテングタケ、ウスムラサキイッポンシメジ、ウズハツ、ウラベニホテイシメジ、オウギタケ、カキシメジ、カゴタケ、カバイロツルタケ、カワムラフウセンタケ、キチチタケ、クサウラベニタケ、クロアシボソノボリリュウタケ、コガネテングタケ近縁種、コタマゴテングタケ、コテングタケモドキ、ショウゲンジ、シロクロハツ、スッポンタケ、シロシメジ、スギタケ属(2種)、タマシロオニタケ、テングタケ、チチアワタケ、チョウジチチタケ、チャツムタケ、ドクツルタケ、ニガクリタケ、ヌmリイグチ、ヌメリササタケ(広義)、ハイイロシメジ、ハダイロガサ(広義)、Hygrocybe sp、ヒイロタケ、フウセンタケ属(4種)、ベニタケ属、ミヤマイタチタケ。



丹頂のいる風景

江汐公園

2009-10-21 19:06:26 | きのこ
年々、春と秋が短くなっていると感じていましたが、今年は珍しく秋らしい日が長く続き、この数年出番の少なかった薄手のシャツやブラウスが大活躍。
しかし、少雨のせいで、きのこの発生は昨年に比べてかなり少ない。湖や沼の水も干上がっています。


江汐公園


ミズゴケノハナ Hygrocybe coccineocrenata



ウバノカサ Conarophyllus subviolaceus



コタマゴテングタケ Amanita citrina



クギタケ Chroogomphus rutilus



オウギタケ Gomphidius roseus

                  ↓ オウギタケ幼菌





アミタケ Suillus bovinus


アミタケ



ヌメリイグチ Suillus luteus



ハツタケ Lactarius lividatus

ルリハツタケ

2009-10-19 19:33:43 | きのこ
初めてルリハツタケを見たの昨年の10月21日、近くの山です。今年もそろそろ生えているかもしれないと出かけました。何と、三箇所で20数本生えていましたが、皆状態が悪い。証拠写真でもと三脚にカメラを取り付けようとして、カメラ(一眼デジ)が無いのに気が付きました。重い三脚はしっかり持ってきているのに、カメラは車に乗せたまま。駐車場に引き返すのは遠すぎる。仕方なく、コンデジで撮ろうと三脚にセットしますが、うまくかみ合ってくれません。ネジが合わないのです。泣く泣く手持ち撮影しました。


ルリハツタケ Lactarius indigo

唯一、色が綺麗に残っている個体でしたが、残念ながら反対側半分は欠けているのでこの角度から。



ウラベニホテイシメジ Rhodophyllus crassipes

昨年は爆生していたウラベニホテイシメジ、今年は淋しい限りです。



キチチタケ Lactarius chrysorrheus



アミタケ Suillus bovinus



オウギタケ Gomphidius roseus



カキシメジ Tricholoma ustale



Clitocybe sp

秋吉台

2009-10-18 18:25:10 | きのこ
”秋吉台のきのこと自然を楽しむ集い”に参加、年々参加人数は増え、今年は200人あまりとの事。参加人数に反比例して、きのこの姿は減っています。特に今年は、9月の降雨量が極めて少なく山を歩く気にもなりませんでしたが、さすが200人の目、全体量は少なかったものの、同定台の上には多くの種が並びました。


エノキタケ Flammulina velutipes



ナラタケ(狭義) Armillariella mellea

傘、ヒダ共にレモンイエローで、一見ナラタケには見えませんでしたが、柄はナラタケそのものです。



ワカフサタケ属 Hebeloma sp



ムジナタケ psathyrella velutina

県央部の山

2009-10-12 17:10:29 | きのこ

Hygrovybe sp

                  ↓ 多分、同じものと思われる幼菌


Hygrocybe sp

傘の径は3mm、非常に小さい。



ダイダイガサ Cyptotrama asprata

傘の径は8mm、左に見える盤菌は肉眼では確認出来なかったものです。


            
            ドクツルタケ Amanita virosa (Fr.) Bertillon.



ナカグロモリノカサ Aguricus proeclaresquamosus Freeman


            
            キイボカサタケ Entoloma murraii(Berk. & Curt.) Sacc.



Russula sp



Russula sp



不明

苔の上で良く見かけますが、あまりに小さいのでいつもパス。今日はきのこが少ないのでパチリ。
傘の径は、2mm~3mm。



Lycoperdon sp
傘の径は、5mm。

大原湖

2009-10-10 18:39:22 | きのこ
ほど良い秋晴れである。やや遠出をして大原湖へ出かけた。山口市を過ぎるとのどかな田園風景が広がっている。田園風景の先は山越えである。昨年の同じ時期、峠越えで、よそ見をして脇に寄りすぎタイヤをパンクさせている。その時のトラウマが残っているので慎重に運転した。

いつもの第一駐車場は人で溢れていた。(4,50人ほど) 第二駐車場は満車になっている。如何しようかと思案していると男性が手招きをして空いたスペースへ誘導してくださった。

遊歩道で、この人の波に巻き込まれたらきのこ観察どころではなくなる。急いで仕度をを調え、先に行く事にした。急ぎながらも、きのこ目はしっかり働かせているが、きのこの姿はきわめて少ない。その後、地上性のきのこを見たのは4種だけである。


シイタケ Lentinus edodes

歩き始めて間もなくシイタケが目に入った。
急斜面に発生している為、三脚を立てるのが精一杯である。無理をすると湖にドボンとなりかねない。この時季に湖で泳ぎたくない。



スギヒラタケ Pleurocybella Sing.



Lepiota sp


           
           カラカサタケ Macrolepiota procera(Scop.:Fr.) Sing.

帰路、峠越えの道でカラカサタケが目に飛び込んできた。先日も秋吉台で撮っているので通り過ぎようと思ったが、あまりにきのこの姿が少ない。わざわざ100m先の駐車スペースに車を置き、引き返してコンデジに収めた。昨年、タイヤをパンクさせた場所、”熊出没”の看板がたっている所である。



コショウイグチ Chalciporus piperatus (Bull.:Fr.) Bataille

残念ながら倒れていたが、今日の数少ない貴重な地上性のきのこである。有難く写真に収めた。

                 ↓ 管孔





チシオハツ Russula sanguinea



Ramaria sp



クジラタケ Trametes orientalis



キカイガラタケ Gloeophyllum sepiarium

秋吉台

2009-10-08 19:03:41 | きのこ
秋吉台へ行く途中寄り道をして、ハタケシメジのシロを覗いて見た。いつも大発生する所だが僅か数本生えていただけだった。
台風の余波で霧雨混じりの強風が吹き傘をさしての観察になった。



ハタケシメジ Lyophyllum decastes


ホンシメジ Lyophyllum shimeji


            
            カラカサタケ Macrolepiota procera

            
            カラカサタケ幼菌



Agaricus sp

                  ↓ 菌輪





Marasmius sp


             
             ウラベニガサ Pluteus atricapillus



大きな虹が出ていた。