ほど良い秋晴れである。やや遠出をして大原湖へ出かけた。山口市を過ぎるとのどかな田園風景が広がっている。田園風景の先は山越えである。昨年の同じ時期、峠越えで、よそ見をして脇に寄りすぎタイヤをパンクさせている。その時のトラウマが残っているので慎重に運転した。
いつもの第一駐車場は人で溢れていた。(4,50人ほど) 第二駐車場は満車になっている。如何しようかと思案していると男性が手招きをして空いたスペースへ誘導してくださった。
遊歩道で、この人の波に巻き込まれたらきのこ観察どころではなくなる。急いで仕度をを調え、先に行く事にした。急ぎながらも、きのこ目はしっかり働かせているが、きのこの姿はきわめて少ない。その後、地上性のきのこを見たのは4種だけである。

シイタケ Lentinus edodes
歩き始めて間もなくシイタケが目に入った。
急斜面に発生している為、三脚を立てるのが精一杯である。無理をすると湖にドボンとなりかねない。この時季に湖で泳ぎたくない。

スギヒラタケ Pleurocybella Sing.

Lepiota sp

カラカサタケ Macrolepiota procera(Scop.:Fr.) Sing.
帰路、峠越えの道でカラカサタケが目に飛び込んできた。先日も秋吉台で撮っているので通り過ぎようと思ったが、あまりにきのこの姿が少ない。わざわざ100m先の駐車スペースに車を置き、引き返してコンデジに収めた。昨年、タイヤをパンクさせた場所、”熊出没”の看板がたっている所である。

コショウイグチ Chalciporus piperatus (Bull.:Fr.) Bataille
残念ながら倒れていたが、今日の数少ない貴重な地上性のきのこである。有難く写真に収めた。
↓ 管孔

チシオハツ Russula sanguinea

Ramaria sp

クジラタケ Trametes orientalis

キカイガラタケ Gloeophyllum sepiarium