家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

ブログその2

2011年04月18日 | Weblog
4月10日(第2回目の授業)
 午前は和田富夫講師による道具の説明で座学。午後は、内藤講師と天野講師による鋸の使い方と刃の研ぎ方。
 和田講師は茨城県のご出身で、フラッシュ建具を考案なさった人。鋸や鉋などの道具類の絵が書かれた資料を見ながら説明を受けるのだが、そもそも道具を触ったことのない人間にとっては、資料の絵柄と実物を照らし合わせる想像力が圧倒的に少なく、辛い。しかも、分からない用語の連続。小身、荒仕古、アサリ、木片返し。最小限、何をどこまで覚えればいいのか、今は聞き流す程度でもいいのか、加減が分からず不安。
 午後は鉋の刃の研ぎ方を見る。前回渡された資料は家庭学習として読んだはずなのに、裏金と刃の区別もできない自分がいる。絶望的。それでも必死に説明を聞く。次に、鉋の調整の仕方に移る。鉋は新品を買ってくればそれで良しではなく、自分なりの調整をしなければ使いものにならないそうだ。仰天。自分用にカスタマイズすることは分かったが、刃の出具合一つとってみても、いざ自分で台尻から眺めて、何にも見えない。というより、どこを見ればいいのか、見えるのか見えないのかも分からない状態だ。慣れるしかない、と自分に言い聞かせながらも、頭の芯が痛くなってくる感じだ。
 分からないことを恥ずかしがらずに聞く。これが鉄則とばかりに手を挙げては聞くが、だんだん頼りっぱなしになる悪癖が出てきそうで、これを用心せねばと思う。鉋の練習だと思うのだが、板をきれいに、しかもガタがなく、かつ直角を作りだして削る。天野先生のやっていることは理解できるが、いざ、自分でやるとなると、さっぱり分からない。最初に何をするんだっけ・・・。直角定規をどこに当てればいいんだっけ・・・。何でみんなは一度の説明で分かるんだ?・・・。またしても目が泳ぐ。森口さんに正しく手取り足取りで教えていただくのに、直角をどうやって取るかすら分からない。言葉が頭の中というよりは、頭の横をすり抜けていく感じだ。うーむ重症だ。
 選りに選って一番不得手なことに取りかかってしまったことを悔やむのはこういう瞬間だ。不得手なことではあっても、やればできるはずだ。そういう思いを持ちたい、人並みの出来でなくともいいから自分なりに「やった」という証を今こそ残したい。そんな思いで学校に臨んだ。あきらめず、へこたれず進みたい。しかし、現実は思ったよりも遥かに、遥かに、は~るかに厳しい模様。
    直角を 取ることできず 目三角




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