家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

8月11日椅子と初級の感想その2

2007年08月11日 | Weblog
今日は、夏休みです。
上級生の、製作した椅子の写真がメールできましたので掲載します。
三富講師と打ち合わせしながら作ったものとのこと。

 初級の生徒さん感想文その2 「物づくりの原点で学ぶ幸せ」
初級クラス     koさん
「物を大事に扱う」 「物を大切に長く使う」 「とことん使い、そして、修理しながら使う」 などなど。
これらの言葉は明治生まれの父に教わった貴重な心の財産です。
昭和40年代から始まった日本の高度成長時代は 「消費が美徳」 ともてはやされ、日本中が
ゴミの山になったことが思い出されます。
10年前、横浜在住の作家中野孝次の 「清貧の思想」 がベストセラーになったことがありました。
その中心を貫く考え方は「一生もん・一生もの、つまり一生使えるものを作ろう、使おう」ということ
でした。
まさに私の心に深く刻み込まれた父の言葉と一致します。小さい頃、不器用な私でもよくポケット
に肥後の守というナイフをしのばせ、友達と木や竹を切って遊び道具やおもちゃなどを作ったもの
でした。
また、父が大事にしていたカンナやのこ、かなづちなどを無断で持ち出しクギや針金で色々な物 
を作って遊びました。
両手は生傷だらけでした。道具を使って物を作ったり、物を完成させることはとても楽しく時間の
過ぎ去るのも忘れてしまうくらいでした。
 そんな 「物作りの原点」 を 「ダニエルの家具の学校」 で発見しました。私が探し求めていた
理想の学校にやっとたどり着いた感じです。土曜日が待ち遠しい。年間40回の綿密なカリキュラ
ムが組まれ、毎日の授業も午前中は講義、午後は実技と充実し、時間の経つのも忘れてしまう
ほどです。21人の受講生のなかで、私が最高年齢(62歳)で老若男女が混じって和気あいあい
と、いつもなごやかです。
講師の先生方も職人気質、磨きのかかった永年の経験から出てくる技を披露されるたびに、受
講生の中から 「オー」 「ワー」 という感嘆の声がもれます。実技(製作)ではなかなかうまくい
かず、失敗の連続ですが、講師の先生に聞きながら教わっているのが現状です。
しかし、升 (箱) ・道具箱・細工物を完成させたときは充実感・満足感があります。
私にも、第ニの人生で小さな夢があります。昨年10月すい臓ガンになり、大手術で死線をさまよ
いました。幸い手術もうまくいき、少しずつ元気を取り戻してきました。
そして、この5月初孫が誕生しました。初孫が小学校に入学するまで「世界に一つしかない一生
もんの手作り学習机」を作ること。この目的のためにダニエルの家具の学校の門をたたく決心し
しました。
高橋社長さん・前野事務局長さん、スタッフの皆様にはいつも体調を気遣っていただき心から
感謝しております。有難うございます。講師の先生方には温かく、親切で熱心なご指導の技に
感服し心から楽しみながら、ダニエルの家具の学校に通っています。
http://blog.goo.ne.jp/daniel-toranomon








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