家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

ブログその5

2011年05月20日 | Weblog
5月8日(5回目の授業)  からだも道具
 午前は、ものを作るための構造や仕口の勉強。仕口って何だ?辞書を引いてみると、「2本以上の木材をある角度(多くは直角)で、しっかりと組み合わせるための合わせ目」とある。天野先生が作ってくださった多種多様の仕口の実物を見ながら、「すごい」の感嘆の言葉しか浮かばない。何せキレイで、なめらかで、芸術的にぴたっと合わさっているのです。作った先生の性格もこんなんかしらん。
 午後は、張り。「白魚の手」の吉田昌義講師と今村さんが見てくださる。マグネットハンマーなどに慣れるという設定だ。そういえば、1月の説明会の折に教室風景を見せていただいたが、その時、6期生の方がこのマグネットハンマーを簡単そうに使っているように見えた。
が、見るとやるとは大違い。ハンマーの打つ面の面積は小さいうえに、数回で釘を手首のスナップのみを使って打つのだ。やってみなはれ。まるで酔っ払い過ぎたおっさんがあっちにふらり、こっちにふらりのごとく、腕や手首がゆらゆら。狙い定めようとすると、思ってもいない場所に一発目!しかも、2打目を打とうとすると、マグネットに釘が引っ付いて戻ってくる始末だ。
釘を打つより木をうちつけている私を見るに見かねて、隣の作業台の比留川さんが手首を支点にするようにと教えてくださる。「失敗したらどうしようと思ってるでしょ」と、比留川さん。はい、まったくそうであります。「腕に力が入っている。あんまり運動したことないでしょ」。はい、まったくそうであります、なんで分かるんですか?何度やっても手首の使い方が見えてこない私に、指2本でハンマーを持ってみたらとのご指示。やってみると、無駄な力が抜ける感じが分かった。「そうそう、だいぶ良くなった」の一言が嬉しい。おばさん族って誉めてもらうことが日常生活には存在しないんです。





ハンマーも 手首もすべて 道具なり
ハンマーと 相性悪し わが手首
道具とは 知らずに酷使 わが手首

最新の画像もっと見る

コメントを投稿