家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

初級の生徒さんの感想(5期生)

2009年07月28日 | Weblog
初級の生徒さんの感想 塗装を終わった時点で
06-05 S氏
     ダニエル家具の学校初級入学からはや4ヶ月。

   土曜日の朝横浜駅は相変らずの混雑だ。皆一様に前を向いて小走りに歩く。
   だが 私は 別次元の時間を生きる人の様に、ゆったりと 家具の学校を目指して
   大股に歩を進める。 ここダニエルの家具の学校に通い始めて4ヶ月目に入った。
   既に桝を作り 道具箱も作り 塗装も経験した。 道具の扱いも一通り勉強した。
   これでホゾの作り方を学べば ある程度の家具は作れる 基礎的な知識は身に
   付いた事になる。 早くダニエル定番椅子を作って見たいと思う。

   60歳を超えてから 学校と呼ばれる所に来て、勉強するとは考えても
   見なかったが、この様な 日常の生活とは異質の時間を過ごすのは良い物だ。   思いきってやって良かった。
   午前中の座学と午後の実習で頭も身体も 程よく使い時間の経過を忘れる程に熱中
  して 家に帰ると ぐったり疲労感がある。 好きな事に熱中できる時間が持てる
  とは 有り難い事だ。 同好の志が居て お互いに競い合って学ぶ事は、技術の習得
  を早め 自らを奮い立たせる。 講師は その道の長い経験を持つ職人なので、
  いくらでも突っ込んで質問できる。 後は自分の熱意と体力だ。

  さて出来あがった道具箱をじっくり見る。同じ寸法の桐材を使い 同じ様に組立して
  仕上げ塗装しても、どうしてこうも 違う物が出来るのか。 20人生徒がいても 
人の道具箱と取り違える事は無いだろう。 そこには明かにその人の個性が現れて
いる。  つまり 物を作ると言う事は 自分が何者か どんな個性の持ち主か
を知る事であり、だから自分の作った物に妙な愛着を持つと共に、妙な嫌悪感も
感ずるものだ。
   これから先の道のりはまだ長い。 怪我せず病気せず、楽しく初級コースの
終了まで技術の習得に励みたいものだ。
     
                              以 上

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