緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

明後日7月1日は、運動会!お楽しみに!

2006年06月29日 16時22分21秒 | 教育

     第53回運動会へ  歓迎!

先週は梅雨の真っ只中、大雨で崖崩れや冠水の被害が出た所もあり、

 お見舞い申し上げます。

園児や教職員、園関係者の自宅には被害が無くて済み、ホッと安堵しています。

園児は、毎日のように てるてる坊主を作り、…

外で遊べず、うんどうかいの練習は、ままならず

さて、どうなる事やら~と、心配していましたが、

月曜日までの どんより曇った天気がウソのよう!

一昨日、6月27日(火)は、見事に晴れ上がり

朝から、グングン気温も上がり明るい日射しの中、

無事に集合写真の前撮りをしました。

いきなり、天気が良すぎて、かえって眩しくて、

目をこすったり、しかめ顔になってしまった子ども達もいるかもしれません。

体操服忘れが、2人いましたが、隣の組から借りて、お揃いの体操服スタイルで、

輝く笑顔で撮影終了

満三歳たんぽぽ組の子ども達もすっかり園生活に慣れてきて、

もう泣く子はいません。 お天気に恵まれて、最高にラッキーでした  

昨日、午後は、年長組の「親子踊り」『緑ヶ丘音頭』の最終練習を、

和太鼓の小川先生の指導を受けた5人の若手教諭の和太鼓ティームと合わせて

子ども達だけで踊りの練習を頑張りました

私が、感動したのは、全員が 喜んでいきいき参加しているってことです

 ややもすると、好きなことだけ参加して自分の気の向かない活動の時には、

絶対に知らん顔して、ボーっとしているか、じーっと友だちを見ているだけ…

という子ども(わがまま?やや自閉傾向?)も 実はいるのですが…

私の目の前でその子も音頭の和太鼓のリズムや唄に合わせて

ちゃんとしっかり踊っている  嬉しくて内心、万歳三唱!

今日は、競争遊技の最後の仕上げを、楽しんでいます。

明日は、午前中保育で、「かけっこ」と「おやくそく」だけはして帰ります。

 午後1時から、教職員全員で、穴生ドームで準備にとり掛かります

いよいよ秒読み段階です~本番の土曜日が楽しみですよ

心強いことに、母の会の田仲恵理子会長さんをはじめ

役員さん達や、   お父様方も多数ボランティアくださるので、

夕方までにはバッチリ準備が整いそうです

             

未就園児とその保護者の出番『旗こうしん』は7番目です。 

まだ、案内状を貰っていなかった人も、当日、未就園児の受付へ

ご心配なく、当日受付の方もご参加大歓迎です

出番は11時頃の予定です。

卒園生の出番『平和の天使』も10番目で、11時半頃に予定されています。

お家の人と一緒に交通安全に気をつけておいでください。

卒園生は、老若男女ふるってご参加を

昼食後、午後からは、たんぽぽ組は、見学席にまいります。

 くれぐれもお願いですが、ごみは全て持ち帰ってください。

皆が帰るときには、朝来たときよりも 美しく

よいマナーのお手本を大人が示したいものです

写真やビデオ撮影も、他の方々や演技の邪魔にはならないように

充分にご配慮を

駐車場は、ドーム横駐車場は あまり広くは有りませんが、

新日鐵の空き地 等をお借りしていますので、充分に駐車できます。

 が、なるべく公共交通機関を利用して、早めに、お越し下さい。

 不審者対策も兼ねてガードマンは、25名配備しています。

万一の時には、お気づきの方はいち早く 不審者情報を、お願いします

臨機応変な対応をとるために、即本部席へ!

第53回運動会の会場のドームの開場は、午前9時です。

 9時半開会 雨が降っても台風がきても、決行です

お席は二階にも充分にあります。あわてて走り込まないでください

近隣の方々の迷惑になる路上駐車や、無断駐車などは、一台もないように

気持ちのよい最高に楽しい思い出作りの運動会になるように願っています。

 子ども達の心がまた一段と大きく育つように

そして、保護者同志の心もつながり、

先生達も一致団結よいティームワークで ファイト

ドーム近隣の住民の皆様方にも、早朝から騒々しくてご迷惑をおかけすることか

と存じますが、10時45分から約15分間予定されているPA鼓隊マーチング演奏

の時には、全ての窓や扉を閉め防音にも努めます。

  どうぞ 皆様のご理解、ご協力をお願いします

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神秘的な自然の営み…脱皮!観察した事がありますか?

2006年06月23日 12時30分01秒 | 教育

 少し前の話ですが、5月10日から第60回愛鳥週間でした。

 1894年U.S.A.ペンシルベニア州オイル市のバプコップ教育長が提案し、

「Bird day」が設けられ 1947年4月10日戦後日本にも広まった。

 その時期、5月中旬に園の歓迎遠足~

 A・B班に分かれて新入園のおともだちと手をつないで

若松区のグリーンパークへ行きました。

 素晴らしい五月晴れに恵まれ、最高の歓迎遠足になりました。

 が、年中組の行く日には、最初は 朝から雨で園内遠足…

 「園長先生のワンマンショーが見たい~」とリクエストをいただき、

久々の「劇団わたしひとり」のミュージカル風人形劇『あかずきんちゃん』を

二階ホールステージで 即席で楽しんでもらった?!

4歳児の真剣な眼差しに見つめられて~ 涙あり、笑いあり、

反省した三枚目のオオカミのいのちを助け、更正の道を歩ませ、

親の言いつけをよく守る…いわば不審者対策バージョンの味付け、

大受けでした。(自己満足?) 

その後、クラス毎に♪『手をつなごう』の歌。

円陣になり、お弁当やおやつを食べて、その後には

♪『あぶくたった煮え立った』…  

担任や補助のティーム保育の教諭も皆でお鍋の中の豆になり、

回りの子ども達が背中を豆に見立てて食べに行く!

豆の先生に捕まった子ども達は、皆豆になる~

単純な遊びの繰り返しに興奮してワアワア興じて楽しんだ。

  最近の子ども達は、日頃は家の近所の友達と 路地や空き地で

わらべうたを歌って遊ぶ事もほとんど無くなってきた気がする。

そのせいか、入園したばかりの園児は、集団で遊ぶのが珍しい様子で、

目を輝かせて何度も繰り返し遊びたがる。

  例年は、ゴールデンweek明け頃には丁度薔薇の花の見頃になる筈でしたが、今年は、気温が低く曇りがちで、花の開花時期が、

10日以上遅れていたらしい。

それで、園外遠足日は、下旬になり、おかげで満開のばら園の見学も堪能した。

 その間には、幼稚園の園内のチューリップ畑の球根堀り、

観察農園での芋苗挿し、野菜類の苗の植え付け、オジギソウの植え付け、

田植え、等…

自然にふれ、親しむ環境で、のびのび感性を高める保育を展開中です。

 冬眠から目覚めたカメも元気!

子ども達のアイドルとして、人気を集め、四月のお誕生会の日の定番の

園長先生のお話…「おへその話」(性教育)にも一役かっている。

 アイドルといえば、昨年度から、寄贈を受けた幼虫が人気者!

 金魚やメダカも大ファンの子どもが多いが、

なんといっても、 幼虫~さなぎ~成虫へと脱皮し

変身中のオオクワガタやカブトムシの人気はダントツ!

 神秘的で、感動です!

感動といえば、先日から、ジーコジャパンのサムライブルーの

ワールドカップサッカー応援に明け暮れた方々もいらっしゃることでしょう。 

惨敗で…虚しい寝不足、健闘及ばず かなりガッカリ~ですが、

期待を裏切らないのは大自然です。

 夏休みの夜には、セミの脱皮も繊細な羽根の広がり!

その夢のような刻々と微妙に変化する色や形に 一瞬一瞬 生命の力を感じ

どんなドラマにも負けない感激の長時間ショーです。

 子どもと一緒に、一生に一度は、本物の昆虫の脱皮の一部始終を観察し、

心ときめかせて、ごらんください!

そして、親も、子どもも、先生も、日々新たな気分で、

少しずつ古い殻を破り… 脱皮して変身! 成長しましょう

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食育基本法の背景~ 「食育」!?

2006年06月14日 13時23分45秒 | 子育て

 今年、「はやね・はやおき、あさごはん!」というスローガンが、

PTA連合会の重点取り組み事項として決められました。

  現代の日本では、どんな子育てをしなければならないか?

 まずもって、今、普段の生活の仕方を見直し、立て直さなくては…です。

『斉家(せいか)のすすめ』を一昨年度から

当園の第二第四木曜日の『子育て教室』の文集にも、掲載いただき、

皆様にお訴え申し上げています。

 良い子を育てるためには、まず、家をととのえることが肝心です。

  生活の基本は、「早寝・早起き、朝ご飯。テレビを見ないで、お手伝い。」

の励行を取り組まなくては、…

ですが、子どもにばかり言うのではなく、

先ずは大人の『社会力再興』(2006年 学事出版 門脇厚司 著)でしょう。

 岩波新書『子どもの社会力』著者の筑波学院大学学長の門脇厚司先生の

お話を 6月12日お聞きしたが、神戸の酒鬼薔薇事件以来、今、

子どもや若い人が引き起こす 理解に苦しむ人命軽視の事件が連続している…  

門脇先生は、子どもも大人も人間関係をうまくキリ結ぶ「社会力」の低下を

きたしていることに警鐘を鳴らしている。

  子どもの異変の背景には、子どもの心に変化が生じる根本原因が潜んでいる。

生まれて以来、核家族で、個人主義的な生活習慣、団地住まいの人が増えて、

多様な大人や年長の兄弟姉妹や友達との関わりが希薄になり、

日常の会話が激減。

 まして況や舅も姑もスープのさめない距離で、日々敬語を使う場面も激減。

 それに胎教や乳幼児期から、すでにテレビやビデオ、メディア機器や

テレビゲームなどのIT機器との接触が過剰になり、

夜更かし~の夜型ライフスタイルになってしまい、睡眠不足。

 朝ご飯もろくろく食べない、朝からボーっとしてやる気も学習意欲も低下し、

脳の前頭前野の機能(人間らしい思考力)も低下してしまう子ども達が増加?

 それに…辛うじて食べてはいても、

子どもだけで、カップラーメン一個だけの「個食」とか

孤独な「孤食」とか…  こうした、社会や子ども達の状況を受けて、

 ついに「食育基本法」が、昨年平成17年6月10日に国会で成立し

子ども達の「食」に注目が集まってきました。

  条文の中には、学校(幼稚園)や保育所においても

「知育」「体育」「徳育」の基礎としての「食育」の位置づけがなされて、

みずから食を選ぶ能力を含めた食の自己管理能力を育て、

ひとりひとりが自分の健康を守り、健全で豊かな食生活を送る力を育てようとするものです。

  ちなみに、食育基本法の7つの基本理念は…

 『おいしい楽しいうれしい保育・教育現場のための食育』 (2006年4月24日初版 出版 学研)によると 食育基本法第一章総則では、

 ①国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成

 ②食に関する感謝の念と理解

③食育推進運動の展開

 ④子どもの食育における保護者、教育関係者などの役割

⑤食に関する体験活動と食育推進活動の実践

 ⑥伝統的な食文化、環境と調和した生産などへの配慮及び 農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献

 ⑦食品の安全性の確保などにおける食育の役割

などがあげられている。

  毎日食べる物への感謝の気持ちや

旬の食べ物から四季折々の季節の移り変わりを感じる心、

五感の働きを通しておいしいと感じる感覚など、

体だけでなく、「心」も育てるものとしてとらえられている。

               

  ところで、あなたは、 毎朝、朝ご飯を決まった時間に食べていますか?

 誰と食べていますか?  家族そろって?バラバラ?

 どんなものを食べていますか?

      スタンダードな一汁二菜(ごはんと汁物と副菜)? 

 パンだけ?   サラダやハムエッグやスープは? 

 私のお薦めは、 ご飯と味噌汁と発酵食品(漬け物など)と小魚…

それに食後のフルーツが一皿あれば最高! 

                

  特に、長寿村として有名な山梨県棡原(ゆずりはら)村では、

 麦・粟・キビ等の雑穀類と豆・野菜・山菜を組み合わせた伝統食で通している

 古老たちは、今も元気に働いていますが、

一方、都市型の生活様式に変えた  若い世代では、成人病が急増し、

この村では、老父が息子の葬式を出す事が 頻繁におこっているという。

 (「五穀の主食健康法」廣済堂出版 佐藤成志・高畑康子・福原洋子共著より)

                    

 高蛋白、高脂肪のごちそうや、加工食品を沢山食べて、運動不足では、

 成人病や慢性病多発、そして子ども達の老化現象への序曲です。

 糖尿病は、かつては成人にしかあらわれなかったが、

最近では、発症時期が 著しく年齢低下し、子どもにも見られるようになりました。

                 

  低蛋白、低脂肪、高繊維のベジタリアンには糖尿病の人はいない。 

アトピー性皮膚炎やアレルギー体質の子どもが増えてきたが、これも、 

欧米型の食生活が一つの大きな元凶ともいわれている。 

 東京都のある小学校では、毎月4回 給食のご飯に

粟かキビを15%混ぜて 炊いていると、A新聞に紹介され反響があった。

                

 まさか、朝寝坊して、食欲無いまま、おせんべい一枚だけ?

 牛乳だけ?そんな朝食で良い訳無いですね。 

 良い子に…と願うならば、「食育」に気合いを入れて子育てを!

 

   シングルエイジ(0~9才)は、

果汁や離乳食に始まる味覚の感覚の発達の時期で、

特に薄味の素材の持ち味を生かした「おふくろの味」が、大事な時期です。

  忙しくても手抜きをせず、

インスタント食品や、レトルト食品、コンビニ弁当等に頼らずに~

                   

まず、ベランダの片隅でも、子どもと一緒に楽しく食材を栽培したり、育てたり、

調理にも子どもを参加させ、お手伝いもたくさんさせて、味覚や嗅覚…

微妙なだしの味がわかる伝統食の味わいの良さの文化伝承者としての風味や香りの感性を高める努力や一工夫をいたしましょう!

  私の幼少時から青春時代には、

父が自家菜園で口に入る野菜を全て栽培し、

お味噌も自家製を創り、時期に応じて野草も摘みに行って、

美味しく料理しその旬の味を賞味していた。

 梅干しやぬか漬けは、どこの家庭でも、家毎に独自の伝統の味を伝えていた。

  ご近所にも惣菜を一皿お裾分けし、お互いに料理の腕をふるい、

また助け合い、調味料一つも調達仕合い、味見をしあっていた。

                  

  乳幼児期からたっぷり愛情を込め、手塩にかけた子育てをしていれば、

そんなに簡単に、突然、思春期にキレやすくなったり、

家庭内暴力や、不登校や、非行に走り、とんでもない事件の加害者~

心も凍る「透明な存在」の子どもにはならない。

              

 心を込めて手作りで、三度の食事を大切に!

 確かに野菜嫌い(特ににんじんやピーマンが嫌い)な偏食気味の子どもも

いますが、

 ①感謝の心で「もったいない」という精神も教えたいですね。

 mottainai~まだ、食べられる食べ物をのこしたり、まだ使えるものを 捨ててしまっ    たりするなどの行為を戒める日本語です。 

 ケニアの環境副大臣でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが

 2005年2月来日の際に、日本の「もったいない」精神に感銘を受け、 

国連の「女性の地位委員会」閣僚級会合で、環境保護の合い言葉として紹介

くださった。

②「みんなで」

③「おいしく」

④「よいマナーで」

⑤「よいお通じ」

そのためには、まず、大人が、おいしそうに食べてお手本を見せましょう。

  3歳以上になると、

「これを食べたら、頭がよくなる!」

「背がのびるよ。」

「血液サラサラになって、お肌がきれいになる。」

「目がよくなる。」「栄養満点で、元気モリモリになるよ。」

などというポパイのホーレンソウのような例えで

偏食が少しずつ直ることもある。

 食べ物の栄養の説明をすることで、その食べ物に興味を持ち、

一口だけでもどんな味か食べてみようという気にもなる。

いわば、頭で食べることができるようになる。

  4才以上ならば、

初めて食べる食材や料理は、「どんな味だった?」と、感想を聞くとよい。

  味蕾の細胞が識別できる五つの味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)

のなかでも 特に

旨味(昆布のグルタミン酸・鰹節や煮干しのイノシン酸・干し椎茸のグアニル酸・ 貝類のコハク酸・肉や魚やトマトにも多く含まれるグルタミン酸) 

の合わせだしの微妙な相乗効果の味わいを、日本人は大事にしたい。

                

「しょっぱいけど、後味は甘い。」

とか

「にがい!」「渋い!」「すっぱい!」「少し辛い!」「大人の味みたい。」

などと、色々な言葉で美味しさを表現することもどんどん挑戦させてみたい。

 とにかく 空腹感こそが、何でもおいしく食べる、bestソースです。

 

 お金さえ出せば、国内外の食材や山海の珍味も手に入る

平和でゆたかな国に住み、

グルメ情報も毎日のように雑誌や新聞・テレビでも放映されていますが、

「子どもの食事」にも、もっと関心を持ち

正しいマナーや お箸の持ち方にも気をつけましょう。

 「箸置き」も毎日ちゃんと使っていますか? 

 時には、季節の花も食卓に飾って!

 身体や心の育ちに敏感になり、

回りの人との関わり方の基本のごあいさつ 

「いただきます」や「ごちそうさまでした」

もキチンと手を合わせて  

ご飯茶碗は左に、汁椀は右に テーブルセッティングして、

著もきちんとそろえ 言う子どもにしつけたいですね。

 「おいしかった?」「おかわり!」

という笑顔の家族がそろっている食卓は、しあわせ色です。

あなたも、食卓の雰囲気作り  見直しなさってみては?

本日は、つい、長々と… 熱が入りました。

最後までお読み下さり有り難うございました。

 

  緑ヶ丘・第二幼稚園 園長 長濱 光古

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもしろかったね~人形劇 観劇会!

2006年06月05日 18時48分37秒 | 教育

 5月30日(火)午前中は、

子ども達が楽しみにしていた人形劇の日でした。 

早朝からホールに舞台の組み立てが進み、ワクワク~ 

今年の演目は、昨年のより、簡単な筋でした。

 ロシア民話『コロコロパン』は、ポピュラーなお話ではないが、

絵本でおなじみの『てぶくろ』同様に、パターン化した

単純な繰り返しのストーリーのおもしろさが、

子ども達には想定範囲にピッタリ来る。

それで、予想通りの展開に(ホッ)「やっぱり~!」と妙に受ける。

  また、リズミカルに繰り返し続ける内に、

突然、想定外に変化すると、それも又意外などんでん返しのおもしろさに~

ズルズル思わず引き込まれ集中する。

 それに、普通ではあり得ない不思議なファンタジーワールド!

 おばあさんが幸せ気分で焼いたアツアツの焼きたてパンは、

さまして 置いている内に目覚め?自分でコロコロ転がりはじめ、

しかも、小鳥と一緒に まるでやんちゃ坊主のように興味津々

いろいろおしゃべりする!

 コロコロと転がりながら、小鳥に聞いたあこがれの森の奥深くへ!

  最初に遭遇したのは、おしゃれうさぎ。

パンを食べたそうなうさぎを、 得意の歌で上手く気を逸らし、スルリとかわした。

食べられずに済んだコロコロパン。

ホッ!

 次には、腹ぺこクマに遭遇。

 又、

得意の歌で、 コロリと飛び出たコロコロパン、

 パンコロ、パンコロコロコロパン…

パンを食べたくて仕方がなかったクマには食べられずにすみ、絶好調

パンは、調子に乗ってドンドン森の奥へ

あたりは次第に暗くなり、… そこへ

目が全然見えないふりをした狡猾なキツネが、憐れみを乞うように~

 「あなたの素晴らしい歌を聴かせて欲しい!」とコロコロパンに懇願する。

 有頂天になったコロコロパンは、

声を張り上げ歌に夢中になり酔いしれて歌う

 コロリと飛び出たコロコロパン… 「食べられないよう距離をおいて、

いざというときには逃げ出す」そのこともすっかり忘れて、

キツネのたくらみも知らずに~

「あなたは、小鳥さんよりも歌が上手。」と、褒めそやすキツネの鼻先で、

 繰り返しのびのびイキイキ歌う!

 森の中で、小鳥さんに負けないくらい上手に歌い、自分が一番歌がうまい

と認められた… その一心で、コロコロパンは油断をした

そのすきに、パクリ!

したたかな悪知恵のキツネにあっけなく食べられてしまう!

 まるで、今、問題の「ム○○○ファンド」?のようなキツネのしたたかさ…

 パンに意志があり、競争心やプライドもあるなんて驚き

 所謂、『桃太郎』や『一寸法師』や『ピノキオ』のような

あの福音館の元編集長松居直先生もおっしゃる

典型的な「行って帰る」ストーリーの流れは、

勧善懲悪を基本に 波瀾万丈の苦労の末、

最後、万々歳のハッピーエンドのおはなしが多い。

  それに比べると、ストーリーが単純で、あっけない結末で、

いわば一抹の無常観が漂う空しいエンディング…といえなくもない。

『浦島太郎』の結末も、真っ白な煙が玉手箱の中からパッと立ち上り、

たちまち太郎は、お祖父さんになってしまう~というお話

この えもいえぬ虚しさにしびれる

子ども達は、どんな感想を持ったと思いますか?

明日か明後日、

ご家庭に学級別に感想文をまとめたお手紙を持って帰ります。

 子ども達も、一身に愛情のシャワーを浴びていると、得意満面

のびのびイキイキする。

子どもは、いつも 「あなたは、○○がうまい!一番上手い。」と

存在価値を認められたい。

 だから、毎日しっかり観察し、見守り、良いところを

一つでも良いから見つけて、そのかがやきを誉めてあげてください。

先生自身も、自分を振り返り、一日の自分のがんばりを誉めて、

自分を好きになってほしい。

 「こんなに頑張る力を出せる自分がいる」

って認めて、そんな自分を好きになってください

自分自身を好きになれないひとは、他人を心から好きにはなれない。

 子どもが好き、自分が好き、そして教育愛に燃える先生目指して…

実は、私もまだまだ未熟な所が多い。

反省し、精進

  そして、原作の絵本をもっと読みましょう

  大人になっても、子どもの頃、読んで貰った本や、

自分が繰り返し読んだ本と再会すると、

懐かしさと共に心が温かくなります

 それは、自分が、絵本を読んで貰った

幸せな時間がよみがえって来るからでしょうか。

  絵本を読んで貰った経験は、

きっと大人になっても、辛く悲しい事を乗り越える原動力になります。

 0才から幼稚園・小学生時代のやわらかい感性の内に、 

心に響く 魔法のパワーを 子ども達にいっぱい満たしてあげておいてください。

  本物の良質な芸術文化に触れ、

子ども達は、毛穴から刺激を受け、その感性を磨き、

日々目覚ましく成長しています。

  俗悪低俗、暴力的で刺激が強すぎ、

戦闘場面が連続する番組や、悪影響を懸念される長時間のビデオ視聴や、

ゲーム脳などの人間らしい思考力の低下を来すと、

小児科医から警鐘をならされている脳波への安全性に疑問のある ゲーム

玩具類は、なるべく幼い子どもの身の回りからは排除しましょう。

そして、日本人として誇りを持って、伝統や文化の伝承を重んじて、

未来のために安全安心 良質な芸術文化環境を整えるのも

大人の役割として大事な事と再認識です。  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする