緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

福岡のカメの化石は世界最古の新種 「アドクス・センゴクエンシス」

2015年01月27日 16時45分53秒 | 宇宙・天体・地学・科学技術・理科関係

平成27年 1月27日(月)のちのち

子どもたちは元気いっぱい登園し、貼り絵に取り組んだり

歌や楽器の練習に興じたり、表現活動も熱心に展開されています。

 

              

さあ、「いってきます!」

今日は、年長組全員は、

いのちのたび博物館   http://www.kmnh.jp/へ園外保育に行きました。

場所はスペースワールドの隣です。

〒805-0071

    福岡県北九州市八幡東区東田2丁目4番1号
       TEL093-681-1011

名前の通り、ここは、「いのち」「生命」をテーマにした博物館です。

館内はスタンプラリーができるようになっていて、

本日は、

他にも 北九州市内の保育園からの見学者や家族連れ数組だけで、貸し切り状態。

実は、

数年前から韓国からの修学旅行の小学6年生も 多数来ています。

遭遇した子どもたちは、賑やかに興奮気味で、嬉しそうにスタンプ集めをしていました。

動物のはく製と恐竜のレプリカが迫力満点で 夥しい数の展示があり、小さな子供でも

充分に楽しめる工夫があります。期間限定でいろいろな催しも行われています。

開館5周年目は、冬の特別展「ファーブルにまなぶ」が催されていました。

「ファーブル昆虫記」の最終巻が出版されて、100年になるのを

記念し、日本とフランスの6つの博物館の共同企画として開催でした。

「昆虫記」に登場する南フランスの虫たちとその暮らしぶりを紹介するほか、

ファーブルが観察した事柄や、解決できなかった事柄が

後にどのように明らかになったかなど、興味深く、分かり易く

「昆虫記」後の100年間の科学的進展を振り返る豊富な展示に

工夫が凝らしてありました。

例えば、ミツバチの研究の成果が、今日の暮らしにも大変大きな

影響を与えています。


生きているジンメンカメムシタマオシコガネなどの生態展示もありました。

珍しい蝶や、クワガタや、カブトムシや、様々な実物の標本に圧倒されます。

会期は、平成19年12月22日(土)~平成20年2月11日(月・祝)
   ( ※12月29日~31日、1月1日は休館でした。)

会場は、 いのちのたび博物館 1階 ギャラリー館

入場料金 大人500円 高・大生400円 小・中学生300円 未就学児は無料
   ※常設展観覧は別途料金が必要。
   ☆常設展とのセット料金
    大人900円 高・大生600円 小・中学生400円 未就学児は無料

園児は、興味津々で、とても楽しそうでしたよ。

 

そして、46億年前に地球が誕生してから、

40億年前に「生命」が誕生し、

36億年前初めて酸素の形成~

そして、4億7000万年前に植物が初めて海から上陸し

4億2500万年前に魚類が初めて出現!

そして、両生類が3億5500万年前出現!

は虫類も3億3000万年前に出現!

トンボの祖先のメガニューラもこの頃です。

恐竜類が出現したのが2億4200万年前で、絶滅は、6500万年前。

なぞに包まれていますが、隕石の地球への衝突説が、有力視されています。

空を飛ぶ翼竜類から進化した鳥類だけは現在も生存しています。

http://www.geocities.jp/airplane_21th/earth_history.htm

その後、 人類は、500万年前に誕生。

そしていよいよ ホモサピエンスの誕生は、50万年前!

その後、ほ乳類も栄えて来るが、

マンモスが繁栄したのは,2万年前と教えていただいた。

だから、

『いのちのたびカレンダー』で見ると、

地球が誕生した日を1月1日とすると、

ホモサピエンスの誕生は、12月31日大晦日の午後23時03分頃

マンモスが繁栄したのは2万年前ですから、同じく大晦日の午後23時58分頃!

 

自分のいのちは、

すべてのまわりの生き物のいのちとつながっていると、すぐに感じ取れたこどももいた!!!

                   

悠久の時の流れの中で、

人類はまだ、ほんの短い歴史で、他の生き物と一緒に歩み続けていますが、

驕慢な心でおごり、万物の霊長と言って 実は自然破壊している内に、

戦争や利己主義的な自分勝手な行動で、環境汚染もすすみ

どんどん絶滅してゆく絶滅危惧種の動物たちと同じ運命を辿り、

危機的な状況にならないとも限りません。

だから、幼児期から、

少しずつ、動植物の世話や観察、自然現象の変化やまわりの事物、

お友だちや家族やご先祖様のことも交えて

「いのち」「生命」をテーマに考えさせ、

このような博物館で、

新たな情報を得て、広く、深く学ぶことは大変有意義です。

 

とにかく本物の鉱物見本や化石や骨・剥製…レプリカ標本も沢山ありますが、

そのスケールの大きさには、驚かされ、感動します。

きっと、それぞれのご家庭でも、

エンバイラマ館での 長い首を持つマメンチザウルスイグアノドン、それに

ワキノサトウリュウなどの恐竜が話題でしょうか?!

とりわけ、

福岡県で発見された大型の肉食恐竜ワキノサトウリュウに注目です。

体長は10メートル以上もあり「脇野佐藤竜」と書きます。

掘られた地層名の「脇野亜層群」と発見者の小学校校長先生「佐藤政弘」氏

に因んでいます。

恐竜のパラダイス復元館での 精巧な恐竜ロボットの

雨や雷の中での真迫の体験が、話題にのぼった事でしょう。

http://www.city.kitakyushu.jp/page/archive/shisei-dayori/2002/021015/tokusyu1.html

エンバイラマ館は、360度のジオラマで、1億2,000万年前の北九州の環境を再現し、

リアルに動く恐竜ロボット、CG、立体音響、照明、光ファイバーなど多彩な演出で、

観客を白亜紀の世界に引き込み、中生代の環境の中で、実際に体感しながら

展示が見られるようになっています。


【備考】本ページの文は、

「北九州市立 自然史・歴史博物館」の公式サイト等を参考にしました。

心の中に

『いのちを大事にする』

『環境問題を子どもなりに考えて平和な世界にしたい』

という気持ちや、現在の自分の生まれてきた恵まれた境遇

『感謝する』

そのようなことに繋がってきて、新たな「不思議だな…」という

「気づき」や 「成長」が、みられれば、この上なく嬉しいと思いました。

 

まだ、一度も行ったことが無い方は、お子さんと一緒に

どうぞ、お出掛けになってみてください。

本日は、時間の関係で、主に 一階部分の展示だけを見学しました。

大人でも 全部見て回るには、約2時間半以上かかります。

ご家族で、お弁当を持って、是非、ゆっくりお出掛けください。

おすすめスポットです。

 

 現在は、1月に入ってから話題になっている世界最古のスッポンの化石をお目当てに

いらっしゃる方々も多い様です。以下はその情報をご紹介しています。

 

 『福岡のカメ化石は世界最古の新種』 

福井県立恐竜博物館が発表

福井新聞ONLINE 1月22日(木)17時31分配信

 

アドクス・センゴクエンシスの甲羅の化石=福井県勝山市の県立恐竜博物館

  • 写真・図版

 福井県立恐竜博物館は22日、福岡県宮若市で21年前に見つかった甲羅の化石が、

約1億2千万~1億1千万年前の原始的なスッポンの仲間の化石だったと発表した。

絶滅した「アドクス属」では世界最古の新種で、スッポンの進化をたどる上で重要な資料という。

 化石は同一個体の甲羅片7点で、

1994年に宮若市の中生代白亜紀前期後半(約1億2千万~1億1千万年前)

の地層から見つかった。

 同博物館と北九州市立自然史・歴史博物館などが共同研究した結果、

アドクス属としては新種で世界最古のものとわかり、

「アドクス・センゴクエンシス」と命名された。

 福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は

22日、福岡県宮若市の約1億2千万年前の地層から、

新種のカメの化石が見つかったと発表した。

 

カメ類の「アドクス属」としては世界最古の化石。

甲羅の一部が原始的な特徴を持っており、同博物館は

「カメ類の進化や多様化を知る上で重要な資料」としている。


 化石は宮若市の関門層群千石層(白亜紀前期)から1994年に見つかり、

北九州市立自然史・歴史博物館で保管されていた。

2009年から恐竜博物館の薗田哲平研究職員が

早稲田大などと共同研究を進め、新種であることが判明。

学名を「アドクス・センゴクエンシス」(千石峡のアドクス)と名付けた。

 アドクスは絶滅した原始的なスッポンの仲間。

見つかった化石は甲羅の一部7点で、甲羅の長さは約29センチと推定される。

甲羅の模様が、これまでに見つかっているアドクス属の種と違っており、大きさも小さいことなどから新種と判断した。

 また、首付近の甲羅のパーツが、他のアドクスより幅が広くなっているなど原始的な特徴を示しており、

他のアドクスへの進化の歴史を研究するための貴重な資料になるという。


 これまでに種が特定されたアドクス属の中では、中央アジアで見つかった約1億年前の化石が最も古く、

アドクス・センゴクエンシスは学名のついた世界最古の種となった。

恐竜博物館では3月末まで、化石の複製を展示するそうです。



 恐竜博物館が発掘している勝山市北谷町杉山の手取層群北谷層(約1億2千万年前)でも

アドクス属の化石が発掘されている。

種を特定するまでには至っていないが、同世代の地層であることから、

新種の発見など研究の進展に期待を寄せている。

福井新聞社

最終更新:1月22日(木)17時31分

福井新聞ONLINE

 

 

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幼小連携、楽しく引野小学校一年生と交流会(お店屋さんごっこ)

2015年01月16日 16時58分01秒 | 教育

平成27年1月16日(日) 

 日中は、あたたかい15℃にも気温上昇。

朝方は、逆に零下に近く気温が下がり、

所謂放射冷却現象とも言われています。

子どもたちは、戸外で元気に遊んでいます。

『こどもは風の子、おとなは火の子』

と、昔から言われています。

 

冬でも外遊び、寒さに肌を晒して、

「風が冷たい。」と感じながら遊ぶことが、

自律神経系の発達のためにも大事なのです。

暑さ寒さを素肌で感じる事で身体調整能力を高めるから。

 

 そこで、この時期の外遊びの代表選手の一つである

『なわとび』について本日は少し述べさせていただきます。

 

 東京の白梅女子短期大学の無藤隆先生の以下のご持論

  実に興味深いお話が、Facebookでも展開されています。

                     

  縄跳びで数えることは、数の発達と関連する

 縄跳び(特に大縄跳び)を 幼児がしているのを見ていると、「数の感性の発達」を垣間見せてくれます。

                 

跳ぶたびに、「1」、「2」、「3」と 跳んだ数を数えます。

それは、「数えなさい。」とは強要されなくても、自然に自発的に子どもたちは楽しそうに数えます。

                 

その『数唱の練習』という「ねらい」や「目的」を超えて、楽しみながら大きい声で数えるのです。


 第一に、『離散量』を『連続量』につなぐことです。

数えるのは『離散量の集合数』についてです。

                

コマを回す時間を数えるとすれば、それは

『連続量』を『自然数』で数えることです。

                

縄跳びは、動きは連続しますが、

 第一は、循環をなす動きの単位があり、しかも地面をたたくによりその単位が判別されます。

                  

 第二に、『集合数』と『順序数』のはざまにあります。

どこまで行ったかを数えるというのは「順序」についてのカテゴリーです。

しかし、全体の量を表すという意味では「集合」についてのカテゴリーです。


 第三に、跳ぶのを数えるのは常にその先に行こうとすることが意図されているのです。

                         

 力の限り子どもは飛び続けようとしますが、その続く営みを、「数」は、同伴。

「数」は先へと延びていき、縄を飛ぶのは「無限」に続くようです。

「数」の延長可能性を感じさせるようです。

                                  

飛ぶのが終わるのは 「数」が終わるのではなく、

実はもっと先まで力があれば飛べるように「数」もまた先へと続きます。

(いずれいくらでも数えられるという意味での無限の概念の発見』に行き着くはずです。)

                          

 第四に、例えば、「1」と「2」の間のつながりが体の実際の動きとしてあり、

だから連続量になっていくのですが、その始まりは、

離散の量の間、実在する何かがある」という感覚が形成されることによって可能になります。

                

それはいずれ数直線の考えとなっていき小学校算数の骨格を作ります。



 だからといって、縄跳びをすると、直ぐに数の理解が増すというのではないでしょう。

ただ、そういった数に絡む活動がたくさんあれば、数理解が増し、

小学校以降の算数の基礎が形成されることがありそうです。

                      

例えば、ぶらんこ遊びの場合も、10回ずつこいだらお友だちと交代する

というような遊びのルールがあれば、ぶらんこが一往復するたびに

「1!」・「2!」と数えて~「9!」「10!」までの数唱の繰り返しで、

時間の経過と「1~10」の数の持つ意味が同時的に身に付くようです

                               

だが、まだ実証研究はちゃんとしたものはありません。

 

マラソンごっこやボール遊びでも、鬼ごっこでも、

そのような数量概念の形成と結びついている場面が見られるのかもしれません。

                             

 ちなみに、上記のような分析は、近年 認知意味論レイコフのグループが展開しています。

 

 アメリカのジョージ・レイコフは、

認知言語学の創設者の一人であり、特に、従来文章技巧の問題として

言語学からは周辺的な現象として扱われてきたメタファーを、

日常の言語活動に必須の認知能力(概念メタファー)として捉え直したことで有名です。

                           

 レイコフは1980年、哲学者マーク・ジョンソンとの共著Metaphors We Live Byで、

「議論は戦争である」「良いことは上である」「考えは食べ物である」

などのメタファーのパターンが,日常言語に溢れていることを指摘しました。

 

 レイコフはここから発展して、

人間の抽象的な概念能力は、

経験に基づいた具体的・身体的な認知機構からの

メタファー的拡張によって可能になっていると主張し、

心身二元論に基づいた西洋哲学の伝統に対する批判を行っています。

日本語の翻訳も最近出ています。

                            
 
 無藤隆先生は、
 
「幼児での検討は、まだしていませんが、時間とお金があれば、数年間調査して実証したいです。
 
幼児心理学者や幼児教育の研究者たちは、面白いテーマがいくらでもあるのに、一向にまだやりませんね。」
 
と、おっしゃっています。
                                 
 
跳びと数の発達」に絶好の晴天!
 
さあ、このところ晴天が続き、朝夕は劇的に、気温が低く、
 
逆に日中は割り合いあたたかく、ポカポカ 縄跳び日和!    
 
楽しく縄跳びしながら、おまけに同時に幼児は、『数概念の発達』を期待できます。
 
 
 
先ずは、その場とび 前回し5回 → 10回。
 
駆け足とび10回。
 
前回し 文とび、5回 → 10回。
 
その場とび 後ろ回し5回 → 10回。
 
その場とび 後ろ回し文とび5回 → 10回。
 
前回し二重とび 3回 → 5回
 
 というように次第に技能的にはハイレベルに進級するのです。
 
 
                            

この時期は、ご家庭でも大いに『なわとび』 、

そして、

『ボール遊び』や、『鬼ごっこ』でも  楽しく遊びをとおして数概念を発達させましょう! 

                      

 また、お店屋さんごっこにも数概念を発達だけでなく言語の分野でも沢山学びの要素が含まれていますよ。

昨年と同じ時期ですが、引野小学校の一年生と幼小連携の仲良し交流会で、

年長組さんは全員、10時半に園を出発し、すぐ近くの引野小学校に出掛けました。

 

一年生は、国語の時間に、様々なお店の商品の名前を「りんご」とか「さんま」などカードに書きました。

図工の時間には、そのカードに「りんご」や「バナナ」や「さんま」や「イカ」や「たい」

などの絵を描いたのでした。

おすすめの商品のチラシや、お店の看板も全部、グループ毎に工夫して手作りされていました。

 

 「いらしゃい、いらっしゃい!」

「〇〇と△△をください。」

「まいど、ありがとうございます!」

最初は、恥ずかしがっていたり、戸惑った様子の子どもたちもいましたが、

一年生のお兄さんお姉さんたちに作ってもらった財布を手にして、手を引かれて、

色々なお店屋さんにやさしく案内され、楽しそうに買いたいものを選んでいました。

 

様々な機会を捉えて幼小連携に力を入れて、小一プロブレムや幼小ギャップが生じないよう

入学式後の生活にソフトランディング出来ることを願って

双方の先生方は、事前の打ち合わせもしっかり行いました。

年長さんの最近の成長ぶりは、

このような様々な体験活動や園外保育(いのちのたび博物館)などで

目覚ましいものが有ります。

そして3月の卒園式まで、もうカウントダウンの段階に入りつつあります。

みなさん、風邪をひかないように、健康管理に充分に気を付けましょう。   

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謹賀新年2016年 申年も佳い一年に!

2015年01月01日 00時10分05秒 | 季節の風物詩・旅・地理・歴史・建築

   平成27年1月1日(木) 天気予報は雪に… 気温ー2℃~最高3℃

 

2016年 

新年あけましておめでとうございます!

   今年もどうぞよろしくお願いいたします。

  今年はサル年。前途洋々子どもたちが各々メーメー飛躍し、

 その子らしく目覚しい成長を遂げられますようにお祈りしています。

 

 さて、お正月には、

なぜ「明けましておめでとうございます」というのでしょうか?

 

 まずはお正月について簡単に説明します。

 正月行事の由来を知っておくと、子どもとの会話のネタに役立ちます。



 おなじみの正月行事は、新年に幸せを授ける年神様を家に迎えるために

できました。年神様は祖霊神(ご先祖様)、山の神、田の神でもあるため

子孫の繁栄や五穀豊穣を司っており、門松、注連縄、鏡餅、おせち、お年玉

など一連の正月行事は、年神様を迎えて・もてなし・送るための行事です。



年神様は元旦に日の出とともにやってきて(これが初日の出)、

私たちに新しい年の魂を分けてくださると考えられており

年神様の御魂が宿った餅玉(これが鏡餅)を分けたりこれがお年玉)、

食べたりこれがお雑煮することで新しい年を生きる力をもらい、

供物(これがおせちを年神様と共に頂いて

祝い箸でおせちや雑煮を食べること)幸せを授かるとされています

昔は元日に一斉に年をとる数え年だったので

年神様から新しい魂を授かるということは、理に適っていたのです

このような由来から、

正月を迎えることが特別な意味をもち大変めでたいため、家族間は勿論

「明けましておめでとうございます!」と挨拶を交わし、

無事に年を越せた感謝新年の希望を込めて、正月を祝うわけです。

 

 2015年(平成27年)は未年で、動物にあてはめると羊になります。

そこで、未と羊に関する豆知識をご紹介しますので、新春の話題にご活用ください。



※本来、干支は十干と十二支を組み合わせたものなので、

2015年の干支は「乙未」(きのとひつじ)となりますが、

一般的には十二支のほうをさすため、ここでは「未」をとりあげます。


十二支としての未について

・十二支の8番目。
・未の方位は南南西 (正しくは南南西よりやや北寄り)。
・未の刻は、午後2時およびその前後2時間。
・未の月は旧暦6月。

<未の特徴> 
羊は群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起物とされています。

<未年生まれの人の特徴>
穏やかで温かく、優しい。正義感が強く、真面目だといわれています。


未という字

「未」という字は、枝が茂っている木の形で、

まだ枝が伸びきっていない部分を描いたものだといわれています。

本来の読みは「み」。未来、未熟、未明、未満などのことばがあります。


羊という字

「羊」という字は、ヒツジを正面から見たときの、角と上半身を表した形です。

後ろ足までの全体を表した形が「美」で、成熟したヒツジの美しさを表しています。

羊は古くから家畜として親しまれ、羊の毛は織物、肉や乳は食用にされるなど、

大変身近な動物です。中国では「馬、牛、羊、鶏、犬、豕」の六畜のひとつにあげられています。

そのため、羊がつく漢字も多く、祥、翔、義、美、羨、善などよい意味をもつものに

用いられています。

また、羊(よう)という音から、洋、様、養などにも使われています。


※参考『常用字解』(著/白川静、平凡社)

 

羊についての豆知識

「迷える子羊」は新約聖書のマタイによる福音書などにあらわれる

「stray sheep」の訳語で、どうすればよいのか迷っている人を意味する表現

・羊は群れる性質をもち、群れから引き離されると強いストレスを受けます。

先導するものに従う傾向が強いため、家畜化に向いていました。

「迷える子羊」もこのへんに由来するようです。

・羊は草食動物で、牛と一緒で、胃袋(反芻胃)が4つあり、食べたものを吐き出しては、

何度も何度も噛み直します。

・おなじみのウールは羊毛のことで、主にメリノ種という品種の羊が中心です。

羊は1度に1~2頭の子を産み、生後1~2年経つと毎年春頃に毛刈りが行われ、

1頭あたり約4キロの羊毛がとれます。

・羊の肉は食用としてもおなじみで、

「ジンギスカン」といえば、溝が刻まれたジンギスカン鍋で羊肉を焼く料理です。

一般的に、生後およそ1年未満(永久門歯がない)をラム、それ以上をマトンと区別し、

ラムのほうが独特の臭みがなくて好まれています。

また、ニュージーランドでは、ラムホゲットマトンと区別。

オーストラリアではさらにベイビーラムスプリングラムイヤリングラムと区別するなど、

様々な格付のしかたがあります。

・羊の皮は、ラムスキン、シープスキン。

・羊の毛皮は、ムートン。


なぜ眠れないときに羊を数えるのか?

眠れないときに羊を数えると眠くなりますか?

眠れないときに羊を数えるのは、イギリスが発祥だといわれています。

英語で羊のことを「sheep」といいますが、これが眠る意の「sleep」と似ているため、

暗示をかける作用があるのだそう。

また、「sheep」の発音が寝息に似ているから、「sheep」と言って息をはく行為が

リラックスできるから、などの説もあります。…ということは、日本語じゃダメ!?

そのほかにも、羊のいる情景を思い浮かべると牧歌的でリラックスできるから、

羊を数えるという単調な作業で眠くなるから、といった説もあります。

……これなら、「羊が1匹、羊が二匹」でも大丈夫ですね

 

羊にまつわることわざ、慣用句

・羊頭狗肉(ようとうくにく)/羊頭を懸けて狗肉を売る

狗肉とは犬の肉のことをいい、羊の頭を看板に掲げながら、実際には

犬の肉を売ってごまかすことから、見かけと実質が伴わないことのたとえ。

立派なものをおとりに使い、実際は粗悪なものを売ることのたとえ。



・羊質虎皮(ようしつ  こひ)

実際は羊なのに虎の皮をかぶっているの意味から、

外見だけは立派だが、それに実質が伴っていないことのたとえ。


・羊に虎の皮を着せたよう

弱い者が強がったり、愚かな者が利口ぶること。


・羊の皮をかぶった狼

外見は非常におとなしいが、本性はその逆であること。



・亡羊の嘆(ぼうようのたん)/多岐亡羊(たきようぼう)

学問の道は多方面に分かれているため、真理に到達するのは難しいということ。

転じて、方針がいくつもあって選択に迷うということ。

 中国戦国時代、羊が一匹逃げた際、大勢の人が追いかけたが、

道がいくつも分かれていたため取り逃がしてしまった。

 それに対して思想家の楊朱

「学問の道も同様で、いくつもの道に分かれているので、真の道がわからなくなる」

と嘆いたという故事に由来しています。

 

・群羊を駆りて猛虎を攻む(ぐんようをかりてもうこをせむ)

たとえ力が弱くても、集合すれば強い力を発揮できるということ。

 

正月行事・風習の由来

 時代が変わっても、正月行事や風習は受け継がれていますが、

それぞれに深い意味が込められています。

【大掃除】
 年神様をお迎えする前に、神棚や仏壇、家屋を清めます。1年間にたまったほこりを払い、隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を授けてくださるそうで、12月13日に江戸城で行っていた「すす払い」に由来します。すす払いから正月準備が始まるので、12月13日を「正月事始め」といいます。
「大掃除」ちょっとやる気が出る話

【門松】
 年神様が迷わずやってくるための目印であり、年神様がいらっしゃる印として、玄関前に飾ります。古くから松は神の宿る木とされており、雄松と雌松を左右一対に並べました。さらに、縁起物の竹や梅が添えられるようになり、現在に至ります。門松を飾っておく期間=年神様がいらっしゃる期間となるので、これを「松の内」(一般的には1月7日まで)といい、年始の挨拶や年賀状のやりとり、初詣をするのも松の内とされているわけです。


【注連縄(しめなわ)/注連飾り】

 ここは年神様をお迎えする神聖な場所という意味で、注連縄を張ったり、注連飾りを飾ったりします。
しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方

【鏡餅】
 年神様へのお供えものであり、依り所。元旦に固い餅を食べる「歯固め」という儀式に由来します。鏡餅という名は、神様が宿るところとして神事に用いられる円形の鏡からきており、丸餅は魂も表しています。また、大小2段で太陽と月、陽と陰を表しており、円満に年を重ねるという意も込められています。
なぜ鏡餅というの? 鏡餅の由来と飾り方


【年越し蕎麦】

 細く長く長寿であるよう願い、大晦日に食べます。江戸の町人の間で慌ただしい月末に、手っ取り早く食べられるそばを好んだ「晦日そば」という風習が、大晦日にだけ残ったもので、日本各地で細く長く長生きできる「寿命そば」、運がよくなる「運気そば」、金運上昇の「福そば」、苦労ごとと縁が切れる「縁切りそば」といった呼び名やいわれがついて親しまれるようになりました。薬味のネギは、疲れをねぎらう意の「労ぐ(ねぐ)」、祈るという意の「祈ぐ(ねぐ)」、お祓いしたり清めたりする神職の「祢宜(ねぎ)」という言葉にかけ、1年間の頑張りをねぎらい、新年の幸せを祈願する意味があります。


【除夜の鐘】
 大晦日は、年神様を寝ずに待つ日とされていました。その前にお祓いをするために、寺院では深夜零時をまたいで108回鐘を打ち、108つあるという人間の煩悩を祓います(十二か月と二十四節気と七十二候を合わせた数で108という説もあります)。神社では罪や穢れを清める「大祓(おおはらえ)」を行います。

【初日の出】

「元旦」は1月1日の朝という意味です。


 年神様は日の出とともにやってくるという説もあり、見晴らしのいい場所へ出掛けて、

その年最初の日の出を拝むようになりました。

とくに山頂で迎える日の出を「御来光」といいます

 

 幼稚園でも 

昨年よりも、少しでも進歩があり、

より良い一年になりますように!

 教職員一同、一丸となって、幼児教育推進に努めて

子どもたちの心身の成長を願い、子育て支援にも

邁進したいと存じます。

 

子どももおとなも、健康第一で、

楽しく充実した毎日になりますよう! 

三学期は、ますます心を込めて  

成長をお祈りしています。

1月8日(木)からスタートします。

 元気いっぱい、笑顔でお会いしましょう!

                          

 

   預かり保育は、1月5日(月)から始まります。 

      平  日は、8時~~~18時半

      土曜日は、8時~16時半

       ※ 詳しいことは園へおたずねください。

 

              見学や、入園や、転入園などの手続きは、

まず、電話してから お子様と一緒に お越しください。

   TEL093-631-3939  

 

  1月5日(月)は、午前中に ご来園ください。

  1月6日(火)は、午後3時までに ご来園ください。

  1月7日(水)は、午後3時までに お越しください。

             

  8日(水)三学期始業式からは、通常保育時間です。    

    ※午前8時から午後5時までにご遠慮なくお越しください。

 

                           

  子育て支援 2歳児たんぽぽくらぶへの入会は、

見学してお早めに予約手続きを!

                       

   

               知 ら せ     

       11月から工事に取り掛かり、

   玄関ホールの下足箱の扉の取り換え、

  及び 園舎北側の駐車場の倉庫の建て替えが済み、

     12月20日に

2階ホールステージの、真紅の緞帳の取り換え

及び 放送設備の工事教室のロッカーの取り換え

などが完了しています。

三学期からは、より美しいきれいな環境です。

 

                                                         

 

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