緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

卒園式

2020年03月16日 16時12分42秒 | 教育

令和2年3月15日(日)晴れ

 本日、晴れやかな卒園式の日を迎えました。

晴天。

お天気が大変気がかりでしたが、

朝からとても明るく、嬉しく、有り難いことでした。

 

 今年、東京都が、日本で一番早い桜の花の開花宣言が出ていますが、

空には雪が舞い、大変寒いのです。

開きかけた桜も身震いして、

まだ開花は早すぎると悟っているようです。

 

今年は、我が家の白木蓮の花は満開で、

サクランボの花も早々と咲いています。

梅はやや遅く開花しましたが、もう殆ど散っています。

 

 園庭のシンボルツリー3本の桜の木も、

つぼみがぐんぐん膨らみつつあります。

開花は、例年より少し早まる感じです。

 

南側のバス通りのこぶしの並木道の花は、少し開花しかけています。

今年は寒波が続いたせいか、まだ、二~三本だけ開花。

木によっては、随分遅れているようです。

 

 さて、今から9年前、2011年3月11日午後2時46分ごろ、

まさに千年に一度の「未曾有の国難」の巨大地震が、

三陸沖を震源に日本列島を襲い、その直後に卒園式でした。

 

 阪神大震災の約1000倍に相当するM9.0のエネルギーで激震が約5分も続いた後、

最大数十メートルの津波が押し寄せ、無数の方々の命や生活が奪われました。

 

 日本本土の地盤が、約2.4メートルも移動したというほどの衝撃に、相次ぐ余震、

そしてあってはならなかった福島原子力発電所での炉心溶融。

 

 被曝被害も発生し、数十万人が避難生活を余儀なくされ、

広範囲で大きな被害が出て緊張の日々が続きました。

 

 当時は、都内でも相当大きく長い時間の揺れがあり、

いまだに東北~関東では、余震が続いています。 

 

 関東~東海地方に、重ねてマグニチュード7クラスの最悪の事態が起こらないよう願いつつ

被災者の皆さんの一刻も早い復興と、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。

とりわけ被害に遭われた皆様の心の復旧復興を心よりお祈りいたします。

 

  さて、 第66回卒園式が無事に終了しました。

 今日は、第66回☆卒園式 109人の

       ご卒園、おめでとうございます!

  今年も早い方々は、8時半過ぎに、もう登園。

玄関や園庭や教室やホール…思い出のシーンをしっかり脳裏に刻むように

あちらこちらで記念撮影をしている姿がみられました。

いよいよ9時半には、くじ引き開始。

これは,卒園式式場の座席の抽選です。

一家につき保護者お一方様だけ、式場に入場出来ることになりましたから、

公平にくじ引きで指定席を決めさせていただきました。

お席は、園児用も保護者用も間隔を空けてお座り頂くように据え置きました。

 

9時55分には卒園生全員が登園し終えて、

最後の遊びに興じていました。

10時になったら、担任の先生から、最後のお別れのお話があり、

式場に入る前の心構えを作ってから、三列に整列して廊下に並びました。

 

10時15分には園長先生が入場し、

少し緊張した表情で 卒園生の保護者の皆様も 殆どの方が着席。

 

10時20分から、この度の新型コロナウィルスの防御のための

変則的な短縮版卒園式について、園長先生から経緯を詳しく説明がありました。

 

クルーズ船、屋形船、と感染者が増えてきて、

大阪では、ライブハウスでの感染が拡がりクラスターと呼ばれる状況に。

 

武漢から、日本国内のみならず、韓国や、ヨーロッパ、アメリカにも拡散し、

非常事態になりつつあります。もはや福岡県ないにも感染者が出て、

日本全国の小中高校に一斉臨時休校の要請が安倍総理から発せられています。

それで、30分間の短縮版の卒園式に、急遽、変更でした。

 

開式5分前には、今日の主役の109名の年長組さんが、

担任の先生と胸を張って式場の入口付近の廊下に整列。

左胸には、心を込めて折り紙で作った薔薇の花かざりが とてもきれいです。

 

 10時25分過ぎに、威風堂々』(いふうどうどう、英語: Pomp and Circumstance

作品39を佐々木先生が演奏。この曲は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーが作曲した

管弦楽のための行進曲ですが、その荘厳な威風堂々』のメロディーにのって

皆の拍手の中                  

いよいよ卒園生が入場開始し、丁度10時半から 卒園式 開式でした。

 

開式のことばから、先ずは国旗に向かって『国歌 君が代』の斉唱。

 

 厳粛な静寂の中、担任の先生が、一人の卒園生の名前を呼び上げ

緊張した面持ちのその代表の子どもは、元気な返事でした。「はいっ!」

 

園長先生から卒園証書を今年は卒園児代表の一人だけに、

と変更して、なのですが、

証書番号と名前を呼びあげて手渡しました。

 卒園証書を大事に持って… 着席。

109人の卒園生は、引き締まった表情で、しっかり胸を張り

園長先生に視線を合わせてお辞儀して、どの子も立派な態度でした。

今年最後の人は、13,917番目の卒園生となりました。

 

式の後半で、一人の女の子が歌を歌いながら少し泣きはじめました。

保護者席でも、あるお父様がめがねの奥の涙を拭いていました。

すると、その付近のお母様もハンカチを取り出し目頭を押さえ… 

もらい泣き!?

                

私も昔、園長になったばかりの時に、

一人ひとりの子どもに卒園証書を手渡す場面で、

その子の在園のときのさまざまな思い出が、

走馬灯のように頭の中でめぐり、その思い出で胸がいっぱいになって、

たびたび涙ぐみそうになりました。

 

ですから、今は、卒園証書を手渡すときには、

涙ではなく笑顔でお別れできるように

一人ひとりのエピソードをあまり思い入れしないように

つまり、平常心を保つよう努力しています。

 

 卒園式のときに、涙ぐむ職員や、保護者、卒園生も多いのですが、

別れの辛さだけでなく、たぶん園生活の初めからのことをいろいろと思い出し、

その幼かった子どもの見事な成長ぶりや印象深かった出来事が想起され、

感動して思わず知らず涙ぐむことが多いのですね。

          

「卒園生の態度が素晴らしい!すごい集中力!

どの場面でも目が輝いていますね!」

ある保護者の方が、別れ際におっしゃってねぎらいの言葉をくださいました。

 

「在園生代表の年中組さんは、本日は登園していませんが、

練習の時も最後までよい姿勢で、キョロキョロしないで落ち着いていて

最初から最後まで態度がとても良いのにビックリしましたよ!」

と 私も 練習のはじめの頃からの状況の言葉をお伝えしました。

全ての園児の誇らしい成長ぶりの姿が見られて、

園児どうしが、お互いの頑張りを認め合い褒め称え合っているのは

一番良いことだったと、嬉しく感じました。

                          

                       

A先生も

「どの子も行儀が良いし、はきはききびきびしていて とても良かった。

集中して式に参列するのは、大人でもくたびれるのにスゴイ集中力!

歌は、最初、緊張気味の感じだったが、人生初めての卒園式で、

しかも変更ばかりで、普段通りにはいかず 緊張したのはやむを得ない。」

などとおっしゃって称賛でした。

                             

本当に、姿勢が良くて、最後までよい態度で、

心を込めて しっかり集中して 式に参加し素晴らしい集中力!

お話を聴く態度が、とてもよく育ってきています。

                         

 

               

 最後まで厳粛なうちに卒園式が終わりました。 

うららかな日差しの園庭で、しばらくクラスごとに名残を惜しみつつ

それぞれ沢山の思い出を胸に刻んで、家路へ!

                 

今年は、保護者の皆様のマナーもとてもよく、式中の私語もなく、

駐車マナーをよく守ってださり、お互いに譲り合い、

大変スムーズに良い雰囲気で進行いたしました。

 

                     

 ご卒園、おめでとうございます!

 6月の第1回同窓会まで、お元気で!

  きょうの卒園式のシーンも入れた卒園アルバムは、

 そのときにお渡しいたします。どうぞ、お楽しみに!

                         

数々のご協力をいただきありがとうございました。

卒園後も 末永く 幼稚園を「心のふるさと」として

親子でより所にしてください。

折に触れ、子どもたちの成長ぶりを 

園長・担任教諭に ぜひ園へ訪れて お知らせください。

 

全員の健やかな成長とご活躍をお祈りしています。

                  

 志を高く、大きな夢の実現に向かって、親子で

 元気、勇気、根気、やる気で頑張ってください。

 卒園生総数は、13,917人 になりました。

  国会議員・北九州市会議員・大学や高校や中学・小学校の先生や校長先生、

会社の社長さんになった人も、医者・薬剤師・看護師・介護などの仕事についた人も

あるいは、デザイナーや画家やピアニストや音楽家、書家などなど

芸術的な分野でのご活躍目覚しい人もいます。

スポーツウーマンもいるようです。

                            

 世界的に目覚しい活躍で名前の知られた卒園生は、

孫正義さん(ソフトバンクホークスのオーナー) でしょう。

  http://www.ustream.tv/recorded/11223402

 (ユーストリームで約2時間、↑ 未来の教育に関する興味深い対談。)

  http://www.softbank.co.jp/donations/?page=list.html

 北九州市立引野小学校の創立50周年の記念式典の折りに

卒業生の孫正義さんからのお祝いのビデオレターが、来賓紹介の最後に

披露されました。そのことは、以前のブログでも紹介させていただきました。

子ども向けと大人向けの二種類をDVDに収録してありました。

                           

クラッシック音楽の世界で国際的に注目されたのはピアニストの永田郁代さん

イザイがショパンの楽曲のバイオリンでの演奏に編曲した楽譜を復元し世界初の出版。

その時々の当代一流のバイオリニストたちが愛したショパンのピアノ曲のバイオリン版。

約100年前、イザイもバイオリンの名手のお一人で大人も子どもも知っている方。

永田さんは、イザイのご子孫を現地ヨーロッパに訪ねてパリに滞在し、

数年間苦労を重ねて復刻したそのイザイの楽譜を元にした演奏を試みました。

NHK交響楽団首席バイオリニストだった徳永二男(とくながつぎお)さんの

バイオリン演奏でピアノは永田さんの演奏で、その翌年11月5日にCDを出されました。

永田さんは、ヨーロッパやアメリカでもコンサートを行い、むしろ国内よりも外国で有名。

イザイの母国ベルギーの大使館でも大使ご夫妻に招かれてコンサートが開かれました。

その後、日本の新聞各紙でも記事が大きく掲載されて、大いに注目され

地元の北九州市若松区学術研究都市内のFMラジオ『エアー ステーション ヒビキ』

にも、永田さんは、日本イザイ協会の理事長としてご出演でした。

                           

 他にも実業家、建設業、大工さん、有機農業家、エンジニア、仕出し料理屋、公務員…

コックさん、パン屋さん、パティシエ、写真屋、果物店主、八百屋、美容師、自営業など、

様々な社会の分野で、それぞれの輝く個性と能力に磨きをかけ、ゆたかな感性を開花させて

先輩の卒園生の皆さんは、世のため人のために輝く才能を発揮し貢献しています。

                           

どの子も、

緑ヶ丘第二幼稚園出身に誇りを持ち 

これからも胸を張って、元気いっぱい

それぞれの好きなことで、

目覚しいご活躍をお祈りしています

      

教職員一同は、いつも、

卒園生全員の幸せな人生を心からお祈りしています。

どうぞ、また、お気軽に園にお立ち寄りください。

         


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