緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

薩摩芋苗挿しをしました

2009年05月15日 20時45分14秒 | 料理・食育・食材・ガーデニング

平成21年5月15日(金)

久し振りに雨が降りそうな気配になってきました。

今日は、午後からサツマイモの苗挿しをしました。

『なかよし農園』で、全員芋苗を手にして、

運転手さんたちが作ってくださった畑の畝に入って、

園長先生から植え方のコツを教えてもらいました。

「初めての芋苗さし」でしたが、担任の先生方にも

手伝って貰い、うまく植え付けが出来ました。

た~っぷり水を遣りました。

 「さつまいも」は、甘藷(かんしょ)とも、唐芋(からいも、とういも)とも、

琉球藷(りゅうきゅういも)とも呼びます。

元々は熱帯アメリカ原産で、

標準和名はサツマイモで,それは薩摩(鹿児島)から

全国に広まったからということを表しています。

では,鹿児島では何と呼ぶかといえば,「リュウキュウイモ(琉球芋)」で,

沖縄から伝わったということです。

では,沖縄では何と呼ぶかといえば,「カライモ(唐芋)」で,

中国から伝わったということです。

で,最後に,中国では漢名「カンショ(甘藷)」なのです。


 日本でサツマイモの普及に功績のあった青木昆陽

「甘藷先生」と呼ばれました。

http://www.99beach.com/kankoh/list/area3_aoki.html


薩摩芋は、ヒルガオ科なので,花はヒルガオ(昼顔)によく似ています。

 http://alic.vegenet.jp/panfu/sweetpotato/swetpotato.htm

 仲間には、アサガオヨウサイ(アサガオ菜)があります。

 

さつまいもは大変親しみやすい作物です。

干ばつに強くて収量が多く、

我が国に多い火山灰性の土壌にも適しているので、

江戸時代には救荒作物として全国的に広がりました。

じゃがいもと並んで単位面積当たりの太陽エネルギー固定率

あらゆる作物のなかでもトップクラス。

そして、生産物の『おいも』は

ビタミンやミネラルに富む機能性食品です。

 

かつて戦中・戦後の食料難の時代には、量を確保するために

精いっぱい太らせてまずくなったものを食べたために

「さつまいも嫌い」になった方が多いと聞いています。

 

しかし、時代は変わりました。

最近では消費者の根強い健康・自然志向を背景に、

需要は堅調に伸びています。

そして、育種の成果とバイテクの成果である

ウイルスフリー苗の普及によって

大変美しい『おいも』が市場に出まわるようになりました。

さつまいもは一般の家庭菜園でも簡単に栽培できます。

大型のプランターや肥料袋で育てることもできます。

 

そして、収穫した『おいも』を簡単に自分で調理して味わうことができるのです。

このような素晴らしい『さつまいも』ですけれど、

作付面積でみると全盛期の40万haから

現在は4万haと大きく減少してしまいました。

現在、『さつまいも』の仕向け先は

青果用として市場出荷されるものが4割、

でん粉原料用が2割、このほかには、加工食品用、がそれぞれ1割

という状況になっています。

同じ「いも類」のじゃがいもと比べると加工食品としての利用が

半分程度でしかありません。

甘みの強さがアダとなっているといわれていますが、

最近では精力的な品種開発の努力とあいまって

色素利用、ジュースなどの新たな展望が拓けてきました。

さつまいもの料理方法は、様々ありますが、

 http://www.kikkoman.co.jp/homecook/series/satsumaimo02.html

 やはり、一番シンプルな『やきいも』が

一番好きという人も多いようです。

「栗よりうまい十三里」の由来

元々は、「さつまいも = 八里半」

 江戸時代(宝永の頃)、京都に焼き芋屋さんが登場したそうです。
 その焼き芋屋さんの看板には、「八里半」の文字が。


 当時、さつまいもは蒸し芋で食されていたようなのですが、

焼いたさつまいもが栗の味に似ていたことから

 「栗(九里)にはやや及びませんが」という洒落で

「八里半」と名付けた、ということのようです。

江戸で「十三里」にグレードアップ!?

 江戸時代(寛政の頃)、焼き芋は江戸にも伝わり、

京都と同じように焼き芋屋さんは「八里半」の看板を掲げたそうですが、

江戸は小石川の焼き芋屋さんが、「十三里」と名付けたところ 

「栗(九里)より(+四里)うまい十三里」という洒落が江戸っ子にウケて評判を呼び、

今で言うところの大ヒット商品となり、それから「さつまいも=十三里」となったようです。

 また、当時美味しいさつまいもの産地として知られていた川越が

江戸から十三里(約52km)のところにあるため、「十三里」と呼ばれるようになった,

という説もあります。

 さらに、秋真っ只中の焼き芋は、とても美味しいことから

「十三里」より美味しいという意味で「十三里半」と呼ぶ、という説もあります。

いずれにしても、

これから、年長組さんは、毎日、水遣りして、

ツルの伸び方や葉の様子など 観察いたします。

     

なかよし農園や園庭には、「さつまいも」だけでなく、

「キュ-リ」「ナス」「ピーマン」「スイカ」「大根」なども

育てられています。

              

野菜の育ちぶりや、花や葉の様子など注意深く観察して

『新発見』や『なぜかな?』という疑問をたくさん持って

科学する心の芽生えを育てたいと願っています。

            

おうちでも、3歳を過ぎたら、ベランダ菜園で、

ネギやトマトや枝豆など育ててみませんか?

 

ベランダ菜園は、発泡スチロールの空き箱や、

肥料の袋や、ポリバケツでも 可能です。

 

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