平成20年10月17日(金)芋ほり
実りの秋、収穫の秋、でも 株価が乱高下の秋!
それに 保育園のイモ畑を大阪府は強制収用?
これは何度も事前に掘るように園に連絡したにも関わらず、子どもを巻き込み
子どもの涙でマスコミに…なんて、一体子どもの心に何を育てようとしているのか?
どうして早く掘らなかったの?このような騒動にならないような配慮は?
一方的にとりあげるマスコミにも困ったものです。
またまた、中国産冷凍食品のインゲンに異臭!
などという 物騒なニュースが流れていましたが、みなさま、お元気でしょうか?
まぎれも無く 当園の『観察なかよし農園』の薩摩芋は大豊作!
年長組の子ども達は、先日の則松の畑に引き続き
今日も張り切って芋ほりを楽しみました。
全員、大きなお芋を収穫して、満足そうな笑顔になりました。
最後には、おひさまパワーや畑の土のお布団のパワーや、
根っこのパワーなどにも
「ありがとうございます。」と大きな声でお礼を言いました。
来月、給食時に、園児全員 試食する予定です。
お楽しみに!
そもそも薩摩芋(さつまいも)はどこから来たのでしょう?
1.熱帯アメリカで
サツマイモは、メキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれました。
紀元前800~1000年は、
中央アンデス地方でサツマイモがつくられていたのです。
紀元前200~600年につくられた、
サツマイモをかたどった土器も見つかっています。
2.ヨーロッパでは
ヨーロッパへは、コロンブスが15世紀の終わりに
アメリカから持ちかえったのが始まりです。
でも、すずしすぎて気候があわなかったので、
あまりつくられなかったのです。
あたたかいアフリカ、インド、東南アジアの植民地(しょくみんち)に
持ちこまれたことで、世界中に広がりました。
3.東南アジア・ポリネシアでは
東南アジアへはスペイン人やポルトガル人が持ちこんで、
その後中国へと広がったとされています。
ですがそれよりずっと前、熱帯アメリカから
ポリネシアの島々に持ちこまれたという話もあるのです。
これが本当のことかどうかを試してみたのは、
1947年、かれは古代のいかだと同じものをつくって南米ペルーから
太平洋をわたり、102日かかってタヒチまでたどりつきました。
このことは「コンチキ号探検記」という本にまとめられています。
4.日本では
1600年関が原の戦いのころ、中国から日本にやってきました。
琉球(りゅうきゅう;今の沖縄県)から薩摩(さつま;今の鹿児島県)に伝わったので、
サツマイモとよばれています。
中国から来たいも=からいもとか、
中国での名前と同じく、かんしょ、ともよばれていたそうです。
八代将軍(しょうぐん)吉宗(よしむね)のころに、
蘭学者(らんがくしゃ)の青木昆陽(こんよう)によって全国に広められました。
今の埼玉県川越市(かわごえし)あたりはサツマイモの産地で、
江戸から十三里(じゅうさんり)あったので、ここから来る焼きいも屋のことを
「十三里」とよんでいました。
それにひっかけて、焼きいも屋が
「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」とふれて売っていたそうです。
海を渡って鹿児島にきたさつまいも 漁師前田利右衛門が、 琉球からさつまいもの苗を持ち帰ったのが ルーツと言われています。 南九州一帯にひろがったさつまいもは、 享保年間の飢餓を救い、 前田利右衛門は甘藷翁として徳光神社にまつられています。 ※ 戦中戦後の食料難の時には、校庭にも栽培されていたそうです。 | ![]() |
さつまいも王国鹿児島県では、
年間約40万トンのさつまいもが生産されています。
これは、全国で生産されるさつまいもの約4割にもあたります。
種類も豊富で、名実ともに日本一のさつまいも王国と言えます。
食物繊維を多くふくんだ美容食 多くの栄養素がふくまれています。 食物繊維は特に整腸作用があり、 第6の栄養素と言われるほど 身体にとって大切なものです。 さつまいもは、準完全食品として身体にいい ヘルシーフードです。 | ![]() |
β-カロテンとガンの予防作用
カロテンが含まれています。
ガン等の生活習慣病の抑制に効果があるといわれています。
Q:サツマイモに関する質問…
①薩摩イモはどうやってつくるの?
②種類はこんなにいろいろあるんだ!
③さあ、そだててみよう!
④料理して食べよう! http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Satsumaimo.htm
育てたおいもを、みんなで丁寧に掘り集めるのはとても感慨深いもの。
ちょっといびつなのもあったが、それもまたおいしそうです!
さつまいもの皮には栄養があるそうなので、きれいに洗って皮のまま大学いもに。
大地の恵みを丸ごといただき、感謝感激!大満足。