アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「まつろわぬ民2018」試写上映

2021-08-15 14:41:04 | イベント情報


8月16日14時からアシリアペにて試写上映します。お時間のある方はどうぞお越しください。無料です。

DVD「まつろわぬ民2018」 演劇集団風煉ダンス

<東北の記憶 魅惑の音楽劇に>
東北の記憶の種子が散りばめられた舞台にこころが騒いだ。どこか東北の、東日本大震災の影に覆われた町で、一軒のゴミ屋敷がいましも行政代執行によって解体されようとしている。鬼一族の巫女である老婆と、冷蔵庫やこたつやピアノに身をやつした鬼一族のものたちが抵抗の戦いを演じたすえに、敗北してゆく。「俺たちはゴミじゃねえ」という声が、通奏低音のようにこだましている。
(中略)
エミシと呼ばれた人々は、「国家に抗する社会」(ピエール・クラストル)としての部族社会をいとなんでいた。まつろわぬ民こそがいま、賢治とともに、国家のかなたへと、多様な命が交歓する「銀河と森のまつり」を構想しなければならない。この、魅惑にみちた舞台は、そんな励ましの声が響いていた気がする。
(赤坂憲雄「福島民友新聞2017年6月5日記事より」)


「戦火の中の子どもたち」 岩崎ちひろ作

2021-08-15 10:46:20 | 本棚
<らんをきわめる> ブックカフェ店長の今月のおススメ



「戦火の中の子どもたち」 岩崎ちひろ作

今日8月15日は、ポツダム宣言受諾日です。(敗戦の日とするか、終戦の日とするか悩んでこの表現になりました。)
本日のおススメは「戦火の中の子どもたち」岩崎ちひろ作です。「暮しの手帖」最新号でも紹介されていますが、「いわさきちひろ」といえば、幼い子どもを中心に赤い風船や花や草季節の移ろいを水彩の淡い色合いで描いた絵が多いのですが、この作品はベトナム戦争への強い思いが描かれています。
 先日水戸の近代美術館で「ちひろ美術館」の学芸員の講演を聴いてきましたが、この「戦火の中の子どもたち」はちひろが重い病で入退院をしている間に「どうしても描かなければならない」との思いで、描いた作品だ、というお話を伺いました。
 この機会に是非手にとってご覧ください。

「暮しの手帖 13」のいわさきちひろのページ


茨城県立近代美術館入口


いわさきちひろ展は8月29日まで開催しています。