鹿角は春の嵐

昨日からの鹿角は黄砂や雨を伴う突風に熊出没
父親の遺体を放置事件に極めつけは市職員による公金着服発覚と大騒ぎ状態です

今朝もひどい風を伴う雨が降ったり止んだりしていましたが
加えてミサイル飛来へのＪアラートまでと春の嵐ですね

昨日の全員協議会は当日まで案件がオープンにされないという異例の対応でしたが
案件は「十和田八幡平駅伝競走全国大会委員会資金及びチャレンジデー鹿角市実行委員会資金について」と
えらく長い題目がつけられていましたが、すでに昨日来報道がされているように
スポーツ大会資金や職員積み立て金の市職員による着服問題と対応についてでした
きりたんぽＦＭニュースで詳細が報じられておりましたのでご覧ください



全協の場で私も質問や意見を述べさせていただきましたが
鹿角市職員による公金着服横領事件は過去に平成１４年と２８年に同様な事象を起こし
当該職員の懲戒免職とし再発防止策を講じていたとのことですが、実際には策は立てても事を起こさずであったという事でした
全協の様子はあまり報じられていませんが、議員からの質問は少なく行政に対し意見を述べた議員は７名でした
この種の案件は何を問うても回答は「ごめんなさい」と「もう起こさないようにします」「今後早急に対策を講じます」等
攻める側と誤る側のやり取りで終始してしまいますね・・・昨日もそうでした

私は会議終了後に市職員ＯＢの方とお話をしましたが「自分に甘い体質」が何も変わっていないと指摘しておりました
私もそれが今事犯の発生温床になっていると感じましたし、ルール無視が将来ある人の人生に汚点を着けることになったのだと情けなくなりました

そもそも、外部の組織の経理には市職員はあたらない慣例では？
何故に他の組織の資金管理まで（キャッシュカード作成と利用も）する必要があったのか？
また、職場の親睦会や同好会からの着服金額が特に同好会は多額であり、聞けば野球部とのこと
実業団野球部でもないのになぜに高額をプールしていたのかについて議員が問わないのは
単に有志により組織された会という事ばかりではなくて、議員にも同好会に関係する方がいたからではないかとも・・・

着服したお金は借金の返済に充てたという事で発覚後本人と家族が全額返金したとのことでしたが
家族が弁済したという事は同居か別居なのかにもよるでしょうが生活費による借金ではなかったと想像できます
賭け事、お酒に女性関係・・・過去にも市職員による事犯にはつきまといますが、今回も同様だとの声もあり
そうであれば、生活環境の変化が職場での行動に現れているはずで、それに気づく廻りの職員の声もあったのではと考えるとき
定期的に面談を行っているだろう上司が、部下の変化を見逃し、職場での声を聞き逃してしまった責任はとても大きく思えます

仕事でのストレスからの逃避行動によりに起きたとも考えられます
職員は昔に比べて職場環境により自ら命を絶つというのは無くなりましたが
頻繁に体調の不良を訴えて休む職員は増加しているようで
職員数と業務量、スキルと求められている業務内容等のアンマッチなど原因は多岐になっているのではと感じています