この景色を眺めるだけで日本に帰ってきて良かったとつくづく思う。水と緑の国。すばらしい。
退院して1ヶ月が経ちました。ほぼ普通の生活に戻りました。以前ほど息苦しさを感じることはなくなりました。
体力を取り戻すために毎朝ウォーキングしています。早く自転車通勤ができるようになりたい。風を切って走りたい。
結局のところ、腫れ物はガンではありませんでした。だったらこんな手術しなけりゃ良かったと思うけれど、でも摘出して見なければわからなかった事だし、ガンでなかったことで抗ガン剤治療など、今後何か新しい治療が始まるわけではないので、これで良かったと思うことにしました。
もう気持を切り替えて、今残っている体、今残っている肺活量で、自分の体と付き合っていこうと思います。
本当に余計なお世話だけど、喫煙者でタバコをやめたくてもやめられない人は、一度近所のがんセンターの外来待合室に30分ぐらい座って見たらいいと思います。診察室から出てきた人たちがどんな表情をしているか。自分には関係ないと思っていたとしても、その日はある日突然やってくるものです。
せっかくきれいな肺を完全な形で持っているのに、自らの手でだめにすることはないと思いますよ。
親御さんも安心なさったことだろう。
人は病気になった時人生を振り返る時間を貰ったのだと聞いた事がある。忙しかったあなたの休憩時間だったのであろうか。元気になったあなたのブログをまた楽しみにしている。
話は少し変わりますが、インドからイギリス経由でアメリカに渡った仏教に関する本が、アメリカ現地の図書館にたくさんありました。日本のいわゆる葬式主体の仏教との違いに驚きました。お釈迦様の教えがいかに論理的でわかりやすく実践的で、人生に役に立つか、手術の前に知ったのも大きかったです。これはまたいつか機会があったら記事で書きたいと思います。死んだら仏になるなんて、一言も書いてありませんでした。