1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2291話目】 失敗を許してくれる社会を自由な社会。失敗を許してくれない社会は自由な社会とは言えない。が、無論、限度はある。

2021-10-30 19:29:50 | 法話
親の『お金にルーズ、酒癖の悪さ、異性へのだらしなさ』で、何十年も『蛙の子は蛙』のレッテルを貼られ続ける子供が、檀家の中だけでも少なからずいる。で、あるのに「いつまで私は、失敗した事を言われ続けなければならないのか」と、子供へ迷惑を掛けてる事よりも、自分の評判を気にする親が。正直、驚かされる。

【追伸】
親に虐待を受けて育った子供の8割が、親になって、わが子を虐待するとの統計が。子供時代は、虐待する親を批判、恨みを持っておったに、自分が親になったら、親と同じ事を。知らず知らずの内に、それが自然と身に付いて。親を反面教師として育った子供が、2割はおるというは、救われる数字かな、と。時折、その様な親が「やらかしてきた事を払拭させる方法はないのか」と。対し、拙僧「あなた達の将来の評判は2通りしかない。1つは、子供があなた達と同じ様な人間に成長し『やはり、蛙の子は蛙になったか』と、親の評判変わらずとなるか、今1つは『自分達の様な人間にさせてはならん、とあの親、必死に育てたか』と親の価値を取り戻すか。ただし、この2つ目のケースは、子供が親とは違う人間に成長しておるが条件だが」と。



【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2290話目】 昨今は怒ったが負け。どこでもここでもスマホでパシャ、で、投稿。その前後を知らない第三者が寄って集って言いたい放題。

2021-10-30 15:00:45 | 法話
読者が「住職も腹が立つ事って、あるんですか。あるなら怒りをどう抑えてるの」と。「そりゃ、あるよ。坊主も感情持つ人間にて。『お前も他者にやった事があるだろ』と自分に言い聞かせて」「それでも怒りが、の時は」「それでも我慢さ。昔『私はこれ(小指)で会社を辞めました』のCMが」「そうか、立場か」と。

【追伸】
この読者に「腹に据え兼ねる事でもあったんかい」と。「はい。まるでサンドバッグ状態。投稿した私の言葉を1人の人が自己主張で誹謗中傷した途端、その前後の事情を知らん第三者が投稿者に洗脳(鵜呑み)され、寄ってたかって参戦してきた。何なんだ、こいつらは。住職は、炎上した事、ありますか」と。「誹謗中傷の方は有難い事にないよ。誹謗中傷じゃない方だと、1つの法話に450万人が。ツイッター社の方から『あなたの投稿は今、バズってます。今現在、フォロー数が日本で24位です』と画面に通知が。画面に通知が出るんだ、と驚いた。まあ、誹謗中傷に関しては、静かになるを待つしかないよね。第三者は、自分の事じゃないから、暇潰しで乗っかってんだから、その内に飽きるよ。ほっときない」と。

投稿写真は、禁煙パイポ、のCM。



【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2289話目】電車内で子供が土足で座席上を飛んだり、跳ねたり。母親が「人に怒られるわよ」と子供に。そこに男性が「その怒る人だぞ」と。

2021-10-30 14:12:52 | 法話
順番待ち椅子に土足で子供が。店側が何度注意しても聞かず、その椅子から子供が落ちた。すると父親が「椅子など置いとくからだ」と。他諸々の理由で店が小学生以下の来店を禁止。後日、訳を知らん第三者が、嫌がらせ電話、店先にゴミ放置。この件を檀家子供達に話すと「恥ずかしい。僕の親じゃなくてよかった」と。

【追伸】
カワセミなる鳥は、巣立ち時期を見据え、急流河川上の枝に巣を作ると。その日が来たら、親鳥は餌を咥え、川向こうの枝に。如何に雛が鳴こうと、与えようとはしないと。「食べたいなら飛んでこい」と。とうとう雛は空腹に堪えきれず、勇気を出して親鳥の枝へ。その時、親鳥は雛鳥に最後の餌を与え、これで、巣立ちが終わり。見て見ぬ振りが出来るが、本当の親の姿かな。過保護、過干渉で、当然子供が経験しておかにゃならんものを、悉く親が横取りし、何も出来ないまま、子供を社会に放り出す。その結果、子供は社会に馴染めず、引き篭もりに。「そうすりゃ、そうなる」を人間は、他生物から学ばにゃならん事が、沢山ありそうですね。












【謹賀新年。明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、お付き合い下さいませ。2288話目】家に仏壇があるから、お墓に行けば、祖父母父母の遺骨(形見)があるから、思い出す事も出来、恩を返す事も。

2021-10-30 12:53:20 | 法話
昨年の暮れ、檀家の親族が「住職、ここのお寺の檀家にしてもらえませんか。叔父の納骨に伺った時、このお寺の納骨堂は布団を敷いて寝ても怖くないな、と思ったんです。辛気臭くないし、納骨堂独特のカビの匂いも全くない。聞くと、晴れの日は必ず窓を開封して風通しを。私は四男で菩提寺がない。駄目ですかね」と。

【追伸】
時折、散骨後に後悔された方がわが寺に足を。昨年も何人か、来られましたね。対し、拙僧「散骨と言えば、聞こえはいいが、あれは捨ててるに同じ。『これ、正解』と思う事も、テレビ、書物、会話の縁など、僅かの時間で自分の中の正解が変わる事は数多にある。知識、知恵、経験が増す毎に、思考も深まり、視野も広がり、考え方も一変する。今、流行に乗って、人の口車に乗って、軽々の判断をすると、先で後悔を招く事に。海に撒いた遺骨はもう、どうしようもない。遺骨の件に限らず、昔からそうしてきたものは、今は納得いかずとも、一旦立ち止まって、時間を待ってみる事も大事。以後、注意を、だね」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2286話目】 前澤友作さんが、12日間の宇宙旅行から無事帰還を。地球から、月までは4日と6時間、火星までは8ヶ月、掛かると。

2021-10-30 11:41:54 | 法話
読者が「寺院、神社のご利益って、本当にあるの」と。「願いが成就するだけがご利益ではないよ。不成就もまた然り。更なる飛躍の道に踏み出せるし、諦めて別の道にも踏み出せる。今の自分を助けるも、陥れるも、過去の自分の行い。先の自分を助けるも、陥れるも、これからの自分の行い。これを悟れるもご利益」と。

【追伸】
読者が「住職が法話で『超有名信仰指導者が、数多の信者の前で、念力で山を動かす、と。が、何度挑戦するも失敗。すると、信者は皆、その指導者に不信感を。そこで指導者が、山がこちらへ動いて来んのなら、私が山の方へ向かって歩いて行こう、と。各祖師と言われる人達は、関連書物を読む限り、皆、その様な教えを。神通力の存在があるとわかると人間は、努力するを止め、責任転嫁の心や、怠け心が、身に付く事になる』と。私の母が当に、それです」と。「拙僧のとこにも、色々な人が来らっしゃる。『歯が痛い。腹が痛い。ご祈願を』と。『病院に行きなっせ』と指導を。車が度々故障する。ご祈願を』と。『勝ったとこの車屋へ行きなっせ』と指導を。『白蟻が出た。スズメバチが出た。ご祈願を』と。『害虫駆除屋へ依頼しなっせ』と。どうかしとる。拝み屋さんの、またとないカモ、だね。『宇宙旅行へ行かせてください。ご祈願を』と。『命のリスクを背負って、企画社と自分を信じて行きなっせ』と。神社、仏閣のご祈願は、心を落ち着かせてもらう手立てにて」と。