1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2279話目】 日本には全国に77000の寺院が。その中、既に、約25000の寺院が、廃寺か、住職不在寺院に。どこまでいくのか。

2021-10-19 23:24:27 | 法話
檀家小学生が「学校の宿題で色々職業調査を。僕はお寺を選んだ。1日の業務と休みの日の過ごし方を」と。「寺院によって様々だが、拙僧は朝5時に起きて、2時間境内地の掃除を。その後に通常業務。休みは1日を朝、昼、夜、に分けて、今日は昼が休み、今日は夜が休み、と。丸1日休みは、年に1日もないかな」と。

【追伸】
この小学生が「365日、毎日朝5時から2時間も掃除なの。大変だね。他に、他の職業と違うところは」と。「まず、住職の境内地の朝掃除は、顔洗って、歯を磨くに同じ。他の職業との比較は、詳細を理解してないから違いはわからないが、例えば、車で走る距離(仕事)は、年間6万キロ以上。檀家が亡くなったら、夜中であろうとお経を唱えに。体に支障がなければ、死ぬまで定年退職がない事かな。赤ちゃんの名付けから、各種相談。天涯孤独老人の後見、葬儀と葬儀後の供養など、檀家との関係は深いかな。坊主丸儲け、という言葉が世の中にあるが、そんなお寺は、ほんの一部のこと。大半のお寺は、生活がギリギリ。お寺の仕事以外で職業を持って、兼業住職をされているは、少なからずおられるようだよ」と。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2278話目】日本は今、お金さえ出せば、何でも手に入る国。工夫して、活かす必要のない国に。それが、原因かな。こうなったは。

2021-10-19 13:24:34 | 法話
読者が「矢沢永吉さんが『国が悪いんじゃない。周囲が悪いんじゃない。全ては身から出た錆だ』と。コロナ対応も当にそれ。外食産業は、ほんと気の毒に思う。が、私の知人達は常日頃から危機管理を徹底、浪費はせず、1円を大事にコツコツ貯めていたから、持ち堪えている。人生は『アリとキリギリス』だもんね」と。

【追伸】
この読者が「住職。私の知り合い達には、信仰にドップリ入り込んで『お布施を出せば、神仏が何とかしてくれる』と、自らは努力しない人が少なからず」と。「この国は今、お金さえ出せば、何でも手に入る。努力して、工夫して、活かす必要のない国に。してもらって当たり前、が身に付いてしまって、生きる力が著しく欠乏、他人任せが主流に。もう、この国からは、ノーベル賞は出ないだろう、と言われているよね」と。


【追伸】この読者が「住職は度々法話で『人は教えられても、身に付かん。人は気付かにゃ、身に付かん』と。もう少し、この言葉の意味を』と。「教えられた通りに動いて失敗した場合、その人間は『教えられた通りにしたのに』と自分の落ち度には目を向けず、指導者の責任に。気付いてからかな、本物になるは」と。