檀家小学生が「学校の宿題で色々職業調査を。僕はお寺を選んだ。1日の業務と休みの日の過ごし方を」と。「寺院によって様々だが、拙僧は朝5時に起きて、2時間境内地の掃除を。その後に通常業務。休みは1日を朝、昼、夜、に分けて、今日は昼が休み、今日は夜が休み、と。丸1日休みは、年に1日もないかな」と。
【追伸】
この小学生が「365日、毎日朝5時から2時間も掃除なの。大変だね。他に、他の職業と違うところは」と。「まず、住職の境内地の朝掃除は、顔洗って、歯を磨くに同じ。他の職業との比較は、詳細を理解してないから違いはわからないが、例えば、車で走る距離(仕事)は、年間6万キロ以上。檀家が亡くなったら、夜中であろうとお経を唱えに。体に支障がなければ、死ぬまで定年退職がない事かな。赤ちゃんの名付けから、各種相談。天涯孤独老人の後見、葬儀と葬儀後の供養など、檀家との関係は深いかな。坊主丸儲け、という言葉が世の中にあるが、そんなお寺は、ほんの一部のこと。大半のお寺は、生活がギリギリ。お寺の仕事以外で職業を持って、兼業住職をされているは、少なからずおられるようだよ」と。