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1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 迷信は、解明されたら、迷信じゃなくなる。目に見えないものも、何かしらの作用あり、と思った方がいいかな。

2025-04-26 18:53:54 | 法話

【臨時法話】


2005年(平成17年)の一昨日、4月25日9時18分、兵庫県尼崎市でカーブが曲がれずに電車が脱線、107人が死亡、562人が怪我を。この電車(福知山線)には、京都の短大に通う、わが寺の檀家の娘さんも乗る予定でした。娘さんは幼稚園から脱線事故前日まで皆勤賞で、1日も学校を休まずに学生時代を終わらせるが、目標だったそうでして。ところが、脱線事故当日の朝、下痢が止まらず、うずくまるほどの痛みが。それでも「皆勤賞じゃ」と学校に出掛けようと玄関まで。しかしながら、腹の痛みはどうしようもなく、泣く泣くその日、学校を休む事に。すると、毎朝乗っていた時間帯のその電車が脱線事故に。皆勤賞を貫く為の験担ぎに乗っていたのが、への字に曲がった車両。事故のあった次の日、兵庫から親子3人で北九州のわが寺に。拙僧に親子で曰く「もし、見えないものが助けてくれたとしたならば、やっぱり、ご先祖さんしかないかな」と、納骨堂に御礼参りに。思えば、あれから20年、もしかしたら事故日が命日になっていたかもしれない、その娘さんも40歳となり、2人の子供の母親に。命が繋がれて、新たな命が。


偶に、拙僧法話の読者さんから「住職は、神仏のご加護の話をあまり法話にはされませんが、不思議話ってないのですか」と問われる事が。対し拙僧「そりゃ、幾つかは、ありますばい。余命半年の宣告を受けた肺癌患者(檀家さん)が、治療なしで消滅した事例が2つ。余命1年の宣告を受けた肝臓癌患者(檀家さん)が、病巣が大きくならず、25年間生存した事例も。80歳で完全痴呆になった婆様が、5年後に完全完治、103歳の他界まで正常のまま生活したという事例も。全身癌の女性が25年間生きて、92歳で他界したという事例も。偶にドクターから『住職、この人達は、親や先祖を大事にする人達ですか。私達の領域の話ではないもので』と言われる事が。


対し拙僧『先祖が功徳をくれたかどうかはわかりませんが、現代の医学ではまだ解明されていない、何かしらの免疫作用があったのではないか、と思いますよ。迷信は解明されたら、迷信じゃなくなりますもんね。ただ、1つだけ言えるとしたら、親や先祖を大事にしている人が皆、この様な不思議な事が起こるのではなくて、この様な不思議な事が起こった人達は皆、親や先祖を大事にしている人達が多いかな、と、まあ、そんなところですかね』とドクターに話をした事があるかな」と、拙僧法話の読者さんに。


続けて、拙僧「神仏祈願においては、他にもあるよ。何年もの間、子供が授からなかった夫婦が、わが寺の鬼子母神さんや淡島大明神さんに『子授け祈願』に足を運んで、子宝を授かられた人も数多に。生目さんに足を運んで、目が見える様になったという人も何人か。恐らく、こうした不思議も『神仏に頼んでいるから、何かしらのご加護があるだろう』と信じる心から、何かしらの免疫が上がって、子供が授かりやすい体に変わっていった、とか、病気を改善させる免疫が向上して、治り難い病気が治っていった、というが、本当のところではないかな、と思うよ。『病気は気から』という言葉があるでしょ」と。


更に続けて、拙僧「ただ、どこにも心を向けなければ、免疫が上がる事はないよね。そう考えたら『必死に願う』という『信じる心』って、大事な事だと思うよ。仮に、子供が授からなかったとしても、病気が治らなかったとしても『これだけ一生懸命に願って、頼んで、授からなかった(治らなかった)んだから、私にはそのご縁がなかったんだろうな』と、納得してその後の人生を歩む事が出来る。人生を後悔している人達って『何であの時、願わなかったんだろう。努力をしなかったんだろう』と、その時点で動かなかった人達が多いかな。基本、人間の縁というは『犬も歩かにゃ、棒にも当たらん当たらん』だもんね。『果報は寝て待っていても、やっては来ない』だもんね」と、拙僧法話の読者さんに。


【付録】

下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、5月1日になります。添付写真は、わが寺の鬼子母神、淡島大明神、生目さん、です。









【住職の法案。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 出会う人(物、病気、仕事など)には、出会う様になっとる。それも、一瞬早くもなし、一瞬遅くもなし。

2025-04-23 20:40:59 | 法話

【4月25日投稿分】


25年前、英国人に嫁いだ家内の妹には、4人の子供(英国人)がおりまして、その内の三男(次男と双子)が昨年、英国内での就職活動で大苦戦を。その息子曰く(スカイプで)「叔父(拙僧の事)さん、ロンドンでは日本みたいに、新卒(大学)を優先して採用する、という習慣がないんだよね。あくまでも、実力重視で。だから、有名(志望)企業に入るには皆、数年の間、社会で頑張って力を付け、希望の会社を受け直すんだよ」と。「使える人間を採用する、という事なんだな」「まあ、そういう事だね」と。


この会話の途中で拙僧の次男(31歳)が間に割って入り、気落ちしている英国人のその息子に「先日、俺な、面接官に抜擢されて、40代男性の採用面接に立ち会ったんだよ。その男性は、知識人であるには間違いないが、今現在においては、この会社には必要ないかな、と5人の面接官が全員、不合格の判定を下したんだ。俺の会社は、その時点においては『今は、この分野が弱いから、この分野に強い人材を確保しよう』が採用の基準だったんだ。だから、この40代男性は、運がなかったかな。採用試験なんて、そんなもんだよ。だから君も、落ちてもクヨクヨするな。その会社に縁がなかっただけだ。就職って、運というは結構に大きいぞ」と数社に蹴られ、落ち込んでるその英国人息子に。


続けて、拙僧の息子(次男)が、その英国人息子(21歳)に「クヨクヨしてる暇があるなら、この際、空いてる時間を使って、興味のある物を見つけて勉強しろ。勉強は裏切らないし、知識は重荷にはならん。俺は設計(道路、トンネル、橋、土木関連、時に統計)で今の会社に拾ってもらったが、今ではデーター分析の仕事が主になってる。『山本君、この仕事(データー分析)が出来るか』と、社長が持ってきた仕事が偶々、俺が趣味で勉強していたもので、その仕事をやり遂げたのがきっかけで、会社自体がその分野に参入する事になったんだよ。先で何が待っているかわからんから、他分野であっても、興味のあるものは勉強しとけ。時間だけは無駄に使っちゃあかんで」と拙僧息子がこの英国人息子に。


2人の会話が終わった後に拙僧、この英国人息子に「日本にはNHK という局に『おかあさんといっしょ』という番組があってね。11代目の『うたのおにいさん』の役を横山だいすけという男性が担ってるんだが。彼はどうしてもその役がしたくて、NHK のお客様センターに電話を。が『ここに掛けられても困ります』と断られたんだと。だが彼は、そこに電話をするしか術がなく、何度も何度も、そこに電話をしたんだそうだ。すると、電話対応してくれた人が根負けして『まず無理だと思うが、上に繋ぐだけ、繋いであげるよ』と番組の内戦に繋いでくれたんだと。すると、偶々その時、オーディションで『うたのおにいさん』に採用出来る目ぼしい人材が見つかっておらず『試しに、その男性を呼んでみたらどうだ』で面接試験をしたそうだ。その結果、合格して現在、その役を手に入れたと。明治時代の教育者の森信三さんが『出会う人(物、縁)には、出会う様になっとる。それも、一瞬早くもなし、一瞬遅くもなし』と。つまり『犬も歩かにゃ、棒にも当たらん』という事だな。諦めずに歩いていると、いつかはそのタイミング(縁)に出くわす、という事だな」と。


続けて拙僧「ほんと就職って、運も大きく左右するみたいだよ。但し、運も実力の内、と言うからね。常日頃から懸命に努力をして実力を付けておかないと、その運が巡ってきても、目の前で逃げていってしまう事になるよ。因みに、仏教用語に『啐啄同時(そったくどうじ)』という言葉があってね。鳥の雛(ひな)が卵から産まれ出ようと、卵の中から殻を突いて音を立てた時、その音を聞きつけた親鳥がすかさず、外から殻を突いて殻を破る手助けをする、を意味する言葉なんだが、これ、叔父さんが何を言いたいか、皆まで言わんでもわかるよな」と妻妹のその英国人息子に。この息子、母親(妻妹)が日本人なので、少々難しい日本語でも、ある程度は理解をしてくれるので、話し易いんですよね。


現在、その息子は希望の会社に就職し、10歳、20歳上の先輩達から厳しく、社会の洗礼を受けております。先日も人間関係で愚痴を言ってきたので、長い時間その愚痴を聞いてあげた後、彼(妻妹の息子、拙僧の甥)に「何でもがそうだが、否定から入ったら、得るものはないぞ。経験者からの注意、助言は、我が意に沿わずとも、まずは一旦、聞き入れろ。その後、屁理屈言わずに、助言通りにまず動け。動いたら、何かしらの答えが出てくるからな」と。すると彼が「おじさんの法話の本にも、その事が書かれてあったよね。僕、この本、難しいけど、英語に翻訳していつも読んでるんだよ。英国人にも当てはまる事が沢山書かれてあるから、参考になるんだ」と。嬉しい事を言ってくれます。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、5月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 「してみせて、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と。時代は移り変わっても、人に大差なし。

2025-04-19 09:47:28 | 法話

【4月20日投稿分】  4月18日は、山本五十六連合艦隊司令長官他界日。五十六の名は、父親が56歳の時に生まれた子供から、その名を。


これまで、何やかんやありながらも拙僧、今月の4月12日で満年齢の63歳にならせてもらいました。ほんまに「今ここに、命があるに、何不足」ですね。因みに、この日に人間界を卒業(他界)された有名人さんには、武田信玄公(1573年没)、天草四郎時貞公(1638年没)、フランクリン・ルーズベルト第32代米国大統領(1945年没)、ペギー葉山さん(2017年没)など。歴史上の有名人はさりながら、我々庶民においても、生まれた年月日よりも、他界の年月日の方が結構、心の中に刻まれておりますもんね。その人の生き様が、縁あった(夫、妻、子孫、知人など)人達の心に残っておるからでしょうかね。そう考えますと「人間、死んだら、終わりよ」は、ないですわな。


時折り、檀家の子供達から「人間の世界は悪い事をしたら、必ずあばかれて、罪の償いをさせられるでしょ。この罪って、死んだら逃げ切り、ではなく、死んだ後(来世)も償わされるのかな、住職」と。対し拙僧、質問してきた子供達に「さあ、実際、死んだ事がないからわからんが、仏教の逸話の中に、蚤(ノミ)の夫婦という話があってね。ある時、旦那ノミが、ハアハアと息を切らして家に逃げ帰って来て、女房ノミに『あの人間め、俺は何もしとらんのに、俺の姿を見た途端に、潰そうと追い掛け回してきおった。あの野郎め、次の世で俺が人間になったら、あいつを探し出して、必ず仕返しをしてやる』と鼻息荒立てて。対し、女房ノミが冷静な顔つきで『だったら、あんたはこの度、前世での仕返しをされただけじゃないの』と、その旦那ノミに。この話、どうや」と、檀家の子供達に。


すると子供達が「その話って、住職さ、逸話の範疇の話なの。それとも、本当にある話(前世、来世)なの」と強張った顔で拙僧に。「前にも言ったが、死んだ事がないからな、そこら辺はわからんところだ。だけど、自分がこの世でやらかした事が、死んだ後の世界(次の命の世界)まで追っ掛けてきて、清算させられるなんて事が本当にあるとしたら、なんか、それって怖くないかい。恐ろしいよな、やばいよな。人間という奴は、悪い事を全くしないなんて事は、絶対にありえん。だとすれば、悪い事をするならば、この世で清算出来る範囲で、留めておいた方がいいかもしれんな」と。すると、返して子供達が「この世で清算出来る範囲に留められる悪い事って、具体的にはどういう事を言ってるの」と。「そうさな、事例をあげたらキリがないから、根本的な事を言えば、必要以上に欲を持たない、という事かな。欲が大きくなるにつれ、その欲を自分の物にしようと思えば、周囲に掛ける迷惑も当然の事乍ら、大きくなっていくだろ。まず『足るを知る、不足を言わない』から、身に付けていく事が大事かな」と話すと「わかった。そうする」と子供達は引き攣った顔で。


わが寺の檀家の子供達って、ほんと、面白いでしょ。仏壇参りで家に伺った時や、大法要に参拝してきた時や、爺ちゃん、婆ちゃんの年忌法要(7回忌、13回忌、17回忌など)の時や、納骨堂に足を運んで来た時などに、拙僧の法話を腹一杯聞いているから、5科目の成績はそこまでなくても、読解力、推察力、判断力などが徐々に身について、拙僧が驚かされる様な機転の効いた言葉を、投げ返してくる事が結構にあります。


最後になりますが、今月の18日(昭和18年4月18日)は、山本五十六連合艦隊司令長官のご命日ですが、長官の語録「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」は、時折り、檀家の子供達にも、話して聞かせる事があります。ついでに、山本五十六連合艦隊司令長官のこの言葉は「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」で有名な上杉鷹山公(上杉家中興の祖、、江戸時代中期の実在人物)の言葉「してみせて、言って聞かせて、させてみる」が元になっている、という事もついでに、檀家の子供達に話を。


【余談】

以前、拙僧法話読者の若者から「住職は靖国神社に参拝をされる人ですか」と問われた事が。対し「東京九段の近くに行く用事があれば、必ず家内と伺うよ」と。すると「A級戦犯が祀られているのにですか」と返しが。「A級級戦犯なんて思ってる日本人って、そんなにいるのかな。まあ、一定数は存在するだろうが。80年前に何があって、そうなっていったのか、なんて、今の時代にそれを正確に把握出来てる人間なんて、どれほどいるのかな。その時には、その時なりの事情があったはず。ところで君は、靖国神社には参詣しないタイプの人なのかい」と尋ねると「私も、近くに行ったら、絶対に参詣しますよ。住職は63歳だから、その辺りの人達(戦後20年前後)はどうなのかな、と思って」と。


続けて拙僧、この若者に「第二次大戦後、ドイツは東西に、朝鮮国は南北に分断されて、今だにわだかまりがあるだろ。思えば、日本も敗戦国にて。大阪、名古屋辺りで分断され、東日本、西日本に区切られて、日本人同士で歪みあっていても、不思議ではなかったはず。が、実際はそうなってはおらず、世界でも稀に見る平和な国に。大戦直後に誰が動いてくれて、今の日本の礎を築いてくれたのかは知らないが、80年前に誰かが動いてくれたは、間違いない事実ではないかと思うよ。他国(日本以外の国)の人達が非難している『A級戦犯』と言われる人達の中にも『何かしらの働き(後世に平和)をしてくれた人がいるのではないか』とそう考えたら、近くまで行ってるのに、ついで詣りとはいえ、靖国神社に参詣しないという選択肢はないかな、と拙僧個人はその様に思ってるだけだよ。まあ、何にせよ、昨今の様(風潮)に、全ての情報(SNS、週刊誌、ワイドショー、噂話など)を鵜呑みにする『決め付けデカ』の様な考えで、その時代に関わった人(戦前、戦中)を非難するは、あかん気がすると思うよ。日本の為に戦って、死んでいった人達を、せめて日本人だけは、貶(けな)してほしくないかな、と思う」と、この読者の若者に。


【付録】

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次回の投稿法話は、4月25日になります。添付写真は、わが寺の本堂に置かれている物です。「吾レ、唯、足ル、知ル」と。つまり「不足を言うな。分相応に」と。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 粗探しする側にとって、芸能界の過去は、お金になる『宝の山』にて。

2025-04-16 21:35:18 | 法話

【臨時法話】 昨日、X(エックス)で投稿した法話の補足分。


朝ドラ『あんぱん』で、孫の今田美桜さんが、爺の吉田鋼太郎さんに「将来、先生になりたい」と申し入れて大激怒された、という場面を見て、その昔、仲代達矢(義理父、土佐の極道親分)さんが、夏目雅子(養女)さんに「女学校など許さん。女(おなご)が勉強など」と、大反対された映画『鬼龍院花子の生涯』を思い出した。両方とも高知の話、両方とも娘が自らの道を切り開いた話。『あんぱん』は高知の話だから『鬼龍院花子の生涯』を少しなっと、取り入れて描いたのかな、と勝手に思って拙僧、昨日楽しんで見ておりました。


その昨日、仏壇参りに伺った家で、この朝ドラの話になり、会話の中で『親ガチャ』という言葉を初めて耳に。その家の奥様が「住職はこの言葉(親ガチャ)、知らないの。『ガチャガチャ』の品って、こっちで選べないでしょ」「ああ、そういう意味か。なら、入社後の『上司ガチャ』もそうだよね」「応用が早いね」「私(奥様)は娘(大学生)から『私は、当たりくじ、だったから、運が良かった』と言われて、ホッとした」と、檀家の奥様が拙僧に。


ところで、朝ドラ『あんぱん』ですが、出演女優さんの台詞に対し、もう昨日、SNS内で文句(ダメ出し)が出てましたね。まあ、文句を言ってくるは一定数でしょうが、粗探しがしたいが為に見てるのかな。SNSは『陰口が叩ける場所』だから仕方がないが、誹謗中傷、悪口、陰口と、そんな人生歩んで、何が楽しいのかな。虚しく成らんのかな。また、昨晩(18時ごろ)ですが、納骨堂参りに来られた女性が「住職さん、石橋貴明さんですが、食道癌の他に咽頭癌も。手術は終わったそうですが、こんな時に過去のセクハラ問題を。回復してからでよくないですか。過去の事なんだから」と。「諺に『傷口に塩』という言葉が。まあ、そんな事をするは、それこそ一定数でしょうが、なんだかね」と。


昨今の風潮『正義感の暴走』ですが「もういい加減にしてもらいたい」と感じているは、拙僧だけですかね。いつまで、どこまで、さかのぼって、重箱の隅を突つきまくるつもりなんですかね。そりゃ、粗探しする側にとっては、芸能界の過去はお金になる『宝の山』でしょうが。個人の問題は表に出さず、当事者の間で話し合えば済む事にて。世間の晒し者にする必要はないかな。正論は押し付け過ぎたら、優しさが欠ける。その正論も1人1人基準が違うから、非常に厄介にて。昨今この国は、優しさが欠け、ギスギスし過ぎかな。


【追伸】

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次回の投稿法話は、4月20日になります。添付写真は、わが寺の四天王足元。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 不幸と感じるも、幸福と感じるも、わが心の持ちよう次第かな。日本の今年の幸福度ランキングは、55位と。

2025-04-13 21:48:38 | 法話

【4月15日投稿分】


今年の世界幸福度ランキングが出ましたが、フィンランドが8年連続1位になってましたね。それに続いて、デンマーク、アイスランド、スウェーデンと上位を北欧諸国が占めましたが。自然豊かで、手厚い福祉制度がその要因であるとの事で。他にも、北欧諸国が上位の要因は、自分と他者とを比べたがらない、という国民性が大きく影響しているとの事。イギリスは23位、アメリカは24位と。日本は、昨年の51位からランクを下げて55位と。人には大なり小なり、妬みというものが付きまとっておりますが、昨今の日本の世相(正義感の暴走)の流れを見ておりますと、どうも、妬みからくる攻撃(誹謗中傷)もあるのではないかと、そう感じているのは、拙僧だけでしょうかね。


嘗て『世界1幸せな国』として広く知られる様になったブータンですが、2013年には、北欧諸国に続いて世界第8位にランクインを。国民が皆一様に「雨風をしのげる家があり、食べるものがあり、家族がいるから幸せだ」と、その様に答える姿が全世界に。ところが、2019年には95位に、それ以降はずっとランク外に。色々と考えられる理由はあるでしょうが、最も大きな理由は『スマホ』という事らしいですもんね。スマホが普及したが為に、他国の情報(生活水準など)が国民の中に浸透を。すると、それまで『情報鎖国』だったブータンが、自国と他国との比較が容易に出来る様になり、あっという間に幸福度が下降していったとの事。


時には、自分と他者とを比べる事で、向上心(やる気)や夢(将来設計)を抱く事も出来ますが、逆に、自分と他者を比べる事で、妬みや憎悪、苦しみが生ずる事も。北欧諸国の国民の様に『人は人、自分は自分』と、わが心と折り合いを付ける事が出来さえすれば、日本の幸福度ランキングも、もう少しなっとは、上がって来るのではないかと。この国(日本)は今、お金さえ出せば、何でも手に入る国ですもんね。そうなると、それが当たり前になり、いつしか感謝の心も薄れて、口から出てくるは不平不満や愚痴ばかりに。欲(今よりも上を求める心)というは、エスカレートしていきますもんな。


わが寺では、阪神淡路大震災(出張でこの地に)にも、奥尻島の津波(出張でこの地に)にも、東北大震災(この地に嫁いだ娘さんが新築の家を津波に)にも、日航機墜落事故(搭乗直前で会社に呼び戻され)にも、福岡西方沖地震(この地に在住)にも、9、11同時多発テロ(檀家息子がビル内で勤務。外回りの仕事でビルから出た瞬間に)にも、福知山脱線事故(檀家娘さんが、この時刻電車で毎日京都の大学へ。その日、腹の激痛で泣く泣く自宅に)にも、檀家さんが絡んでおりまして。有難い事に皆、無事でしたが。その檀家さん達(当事者)は、表現の仕方は様々ですが、異口同音に「今ここに、命があるに、何不足。人生をリセットされて、忘れていた事(様々なご恩)を思い出す事が出来ました。目に見えない物に助けられたとしたなら、ご先祖さんしか考えられませんので」と各々が後日、お寺の納骨堂に御礼報謝の参拝を。因みに、昨日という日は、1912年4月14日は、イギリスの大型客船タイタニック号が、処女航海中に北大西洋上で氷山に衝突、犠牲者約1500人、生還者710人。その時、乗船していた唯一の日本人が、ミュージシャン細野晴臣(YMOメンバー)さんの祖父で、生存者の1人であったと。

おまけ】

知人の元政治家さんが「住職は、トランプ関税をどう見ておりますか」と。対し拙僧「トランプさんが独断でやってるとは、到底考え難いですね。トランプさんの周りには、恐らく優秀なブレーンが数多に。夏の終りから秋に掛けて、日本には台風が。到来の度に海を大きく混ぜてくれて、海水温を下げてくれてるでしょ。これをやっているのかな、トランプさんは。関税を吹っ掛けたら、他国から報復関税が来るは、百も承知の上だと思うよ。そうなれば、米国も痛手を食うは必定。それでも仕掛けているは、何かをリセットさせているんじゃないのかな、と勝手に推察を。拙僧個人の素人考えだよ」と。「住職よ、トランプは、怒ってるんだろうな」と。「恐らく、そうだと思いますよ。他国の事については、何で怒っているのかはわからないが、日本に対しては基本『人を頼ってばかりいる人間を、人はいつまでも助けてはくれん』が、本音のところではないでしょうかね」と。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で63歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、4月20日になります。添付写真は、わが寺の観音菩薩。