1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 葬式は、人間の卒業式。残った者が勤める、故人への御礼報謝の法要にて。

2024-03-27 10:02:58 | 法話

【臨時法話】  葬式、戒名の話。


今日は、行年85歳の檀家男性の葬式を正午時より。昨夜のお通夜法会の後、ご家族、ご親族、会葬者の皆さんに拙僧「お父さん(故人)ですが、見れば見るほど、よう死んどる。こんな安らかなお顔で死なれたら、笑って送るしかないよね。葬式は、人間の卒業式だもんね。明日は『おめでとう、お疲れ様でした、お世話になりました』と笑って送ってあげましょうね。葬式は、残った者が勤める故人への御礼報謝の法要ですもんな。ところで、お父さんですが、戒名を授ける上で、お父さんの人生を漢字1文字で表すとしたら、何という字を当てたいですか」とご家族の人達に尋ねると、皆々、ワイワイガヤガヤと楽しそうに意見を出し合って「温厚な性格で情に深い人だったので、その様な漢字を」と。そこで拙僧「了解」と、お通夜の席でご家族の意向を受け取り、お寺に戻って授戒を。


故人に授けたは『慈篤院情果温健居士位』という戒名(送り名)。院号の『慈篤院』は、慈しみ篤(あつ)き人柄だった事より、この字を。道号の『情果』は、生涯、青果店を営み、お客さんに情で対応してきた事より、また『情』から『りっしんべん』を除いたら『青果』となる様に、その字を。戒名の『温健』は、俗名の『健一』から貰い、温かい人柄だった事から、この字を選択しました。100年後、わが寺に座した住職に読解力があれば、この故人の戒名の意味をその家の子孫に、読み解いてくれるでしょうね。


昨今「戒名などいらん」という人が増えていますが、戒名はその家の資料になるものにて。戒名に使用されている漢字から、この人は武士、この人は百姓、この人は庄屋、だったのか、と読み取る事が。後世の子孫に「自分の先祖は、どういう人」と夢を与える資料になりますもんね。拙僧は、俗名を『山本博文』と言いますが『山本博文位』では、何をやった人か、全くわかりませんもんな。わが寺には過去帳に、江戸時代後期から戒名の残っている家が数家。これは何を意味しているかといえば、代々に渡り、誰1人として、親を粗末に扱った子孫がいなかった、という証拠にて。そんな家は当然の事ながら、円満な家庭を築いております。何故に築けておるかといえば『先祖を大事にするから、先祖からのご加護が』というよりも『感謝するという心』が、代々繋がっているからでしょうね。


拙僧は葬式を受けて、何が1番喜ばしい事か、といえば、故人に戒名を授ける事にて。赤子誕生で「こういう人間に成長してください」と、親が夢を抱いて名前を授けるのと同じ意味合い。人間の世界では、死んだ、と言いますが、拙僧らの認識では、あの世に生まれ変わったと。生まれ変わったからには、名無しの権平で行かせるわけには。わが寺では、戒名料は無料です。「戒名などいらん」という背景には、恐らく、高額な戒名料の問題が。各々のお寺さんの事情もありますので、その是非は申しませんが。さて、そろそろ、時間が近くなってきましたので、今日の葬式の準備を。


下記で過去の法話を読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、4月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 色々、様々な調べを見ても『結婚したい、したくない。子供が欲しい、欲しくない』は、ほぼ五分五分。わが寺の若者達もそんなもんかな。

2024-03-24 18:01:29 | 法話

【3月25日投稿分】  3月21日に、X(元Twitter)に投稿した法話の補充分


3月20日の春季彼岸中日法要の後、初めて檀家の娘(35歳)さんが、旦那(41歳)さんを連れてお寺(納骨堂参り)に。「住職さん、ほら、8月12日が予定日(初産)」とお腹を指さして。「ほう、どっちや」と聞くと「産医は初め、男の子と言ったのに。女の子なんだって。まあ、どっちでもいいんだけどね」「そうか。それにしても、優しそうな旦那さんやな」「うん、優しいよ」「許してくれる人がいるから、人間関係が成り立っておるというを、忘れちゃあかんぞ」と言うと、娘さんは苦笑いを、旦那さんは下を向いて、笑みを。


この檀家の娘さんが「住職もご存じの様に、私って、大変なわがままでしょ」「そやな」「あっさりと認めんでよ。しっかり子供を育てる事が、私に出来ますかね」と。「大丈夫だよ。君よりも、もっとわがまま(英国では、3歳の子を『デビルエイジ』と表現)が世に出てくるから。自分のわがままなんぞに、構っとる暇なんてないよ。しっかりとした親に、子供(赤子)から育ててもらえるから、心配せんでもよか」と。


次の日、上記投稿法話を読まれた読者が「昨日の法話を読ませて頂きました。1つだけ質問させて下さい。結婚の条件として皆々が『価値観が違うは、致命的』と異口同音に。結婚相手を決めるに際し、最も考慮すべき『価値観の違い』って、何だと思いますか」と。「まあ、色々ありますが、家庭(家の存続)を軸に考えた場合、『片方は子供が欲しい、片方は子供なんて要らない』かな。この場合(見解の違い)は、大半は結婚前に揉めに揉めて、破談になる事が多い様ですが。これまでに数千人と関わってきた拙僧の経験から言わせてもらうと、結婚相手に限らず、親子関係も、友人関係も、縁という縁の大半は、自分に足りない物を、補う様に縁はやってくる様に思えます。特に結婚相手は、性格真逆が夫婦になっている事例が多いかな。自分にない物を持っている人に、惹(ひ)かれるからかな。結婚後は、割り切れんものを無理矢理割り切って、わが心と折り合いを付けながら生活を共にしている内に、いつの間にやら『似た者夫婦』と言われる様に。拙僧夫婦も、この流れの典型かな、と思います」と。「何となくですが、納得出来た様な気がします」と、この読者が。


続いて、この法話を読まれた読者ご老人が「住職さん、このグラフ(添付写真)においては、若年未婚男女の『将来、子供を欲しくない』が約50%となってるが、子供のいない人を対象にした他の調べでは『子供を欲しいと思わない』が、67、4%というのもあった。子供を持てない、子供を持つ事が出来ない、の理由(金銭面を含む、様々な要因)は兎も角として、子供(人間)が生まれてこなきゃ、国が滅びていくか、外国人が移り住んできて、国の形が無くなっていく(日本という名は残っても)か、のどちらかだろうが、『将来(自分が死んだ後の事)の事など知った事か、今の自分の事(やりたい事がある。他の事に掛ける時間もお金もない)だけで精一杯、という意思表示なのかな。住職が時折、法話の中で『そうすりゃ、そうなる。そうなっているのに、まだ、そうするか。この世の中、やってきた事だけが、今ここにある答え』と。このままじゃ、先が見えているのに、どうするんだろうね、この国(日本)は。将来、全世界において、国の形態が変わっていくかもしれんな。住職は今後、日本はどうなっていくと思うや」と。


対し拙僧、このご老人に「前に何度か、この事は投稿しましたが、拙僧妻の妹は英国人に嫁いで、ロンドンに25年以上滞在を。その妹の息子達(双子22歳)が『英照(拙僧の事)、ロンドンは16時以降になれば、街の雰囲気がガラッと変わるんだよ。用事がなければ、危ないから外に出ない方がいい。移民を受け入れている事が、そうなった要因の1つに。日本は移民制度は行なってないが、外国人労働者を多く受け入れれば、将来は、同じ状況になる確率は、高いんじゃないか』と、彼らが言ってますよね。現在、日本では、外国人による犯罪は、年間で1万5千件程と。ここ数年、横ばいか、減少の時もあると。が、外国人労働者が増加すれば、この犯罪件数は、どうなっていくんでしょうね」と。


続けて拙僧「10年程前ですが、拙僧の娘は大学を卒業後、ワーキングホリデーを利用し、ロンドンで2年間、就労をしておりました。当時『何か、危険な経験をしたか』と聞くと『駅から家まで10分の間に、何か薬でもやってるのかな、と思える黒人の人が何人も、フラフラしながら歩いてたよね。ロンドン市内の百貨店のトイレで、数人の女性にナイフを突き付けられて、金を出せ、と言われた事も。爆弾テロで道を封鎖されてる場面にも、何度か出会したかな。でも、1番怖かったは、3メートル程前(街中)で、硫酸をばら撒かれた事かな。運良く私には当たらなかったが、それを浴びた人達は大怪我を』と娘がそんな話を」と。「おいおい、住職よ。こりゃ、他人事の様に聞く話じゃないぞ。将来の日本の姿と思った方が、いいかもしれん」と、この読者老人が。


下記で過去の法話を読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、4月1日になります。





【住職の法話。考えかを少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生へ】 同じ餅でも、春は『牡丹餅』秋は『おはぎ』と呼び名が。諺に『棚から牡丹餅』と。自ら作って棚に上げておかないと、落ちてくる事はない。

2024-03-22 20:58:15 | 法話

【臨時法話】  


今日、3月23日をもって、7日間の春季の彼岸期間が終了を。彼岸とは『彼の地(岸)』と言って『極楽浄土』の事を指します。彼岸の期間はご先祖様の供養は勿論の事、他には、私達が極楽浄土へ向かう為の修行の期間という意味合いも。中日を挟んで、前半3日は、布施(ふせ、施しの心を持つ事)、持戒(じかい、戒律を守り、自己反省を)、忍辱(にんにく、忍耐の心を持つ)の修行(自己確認)を。後半3日は、精進(しょうじん、努力の実践)、禅定(ぜんじょう、精神を統一する)、智慧(ちえ、知恵を会得し、命のなんたるかを悟る)の修行(自己確認)を。まあ、これは、あの世(彼の地)があろうと、なかろうと、持っておかなきゃならん心の作用ですが。今日までの振り返りをこの期間に為し、自分の人生を見つめ直してみよ、という事。まあ、偶には、住職らしい話も、やらないとですね。


さて、昨日ですが、檀家の娘(40歳)さんが、お彼岸の納骨堂参りに。その時、拙僧に「私の実家は今、父が亡くなり、母だけですが、母(現在、肺癌で余命1年)が他界した後、実家の仏壇を嫁ぎ先の家に持って来るって事は、可能ですか。子供は私1人しかいないので」と。対し拙僧「ご主人が了承すれば、いいと思いますが、早かれ遅かれ、永代供養にしてお寺に預ける事になりますよね。『立つ鳥跡を濁さず』ですね。子供達、孫達に、母親の実家まで延々と世話させ続けるはあかん。その為の永代供養(この先は永代に、お寺にお任せする)です。あなたの実家と同じ様な家庭事情の家は、納骨堂を実家の仏壇にしている家が、わが寺では数家(仏壇位牌を納骨堂に。投稿写真参照)ありますよ」「えっ、そんな事が出来るんですか」と。「その様にしてあげてるよ。あなたが歳をとって、そろそろ嫁ぎ先の家から、実家の仏壇をお寺に預けようかな、と思われたら言ってきてください。そうしてあげますから。これから先は、結婚をしてない人が数多におらっしゃるから、こういう形になる家が増えてくるかもしれないですね」と。


下記で過去の法話を読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


次回の投稿法話は、3月25日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 2005年(平成17年)3月20日の午前10時53分、福岡西方沖地震勃発。今から19年前の話を、今日は法話で。

2024-03-19 06:59:00 | 法話

【3月20日投稿分】  被災者と被災者でない人達との温度差(対岸の火事)について。


2005年(平成17年)3月20日、午前10時53分に発生した福岡西方沖地震は、春の彼岸中日法要開始の5分前の事でしたね。法要準備を整え、拙僧、本堂脇の客殿に控えていると、地面から「ゴー」という低い音が。洞海湾沿いの製鉄所で何か事故でもあったのかな、と思った瞬間、大きな揺れが突然に。咄嗟に、2年前に他界していた父(金剛寺先代)に「親父、ここにおらっしゃる参拝中の檀家さん達を死なすなよ」と必死に心の中で。石段(130段)下で駐車場の係をしていた人達(檀家男性)が「住職よ、駐車中の車が波打って、上を見上げるとくさ、お寺の本堂が大きく揺れて、倒れりゃせんかと心配したわ」と。ところが、法要のため本堂内にいた爺ちゃん、婆ちゃん達は、そりゃもう落ち着いたもんで「住職よ、ここ(わが寺)で死ねたら、本望たい」と。


それから2年後、2007年(平成19年)7月16日に発生した、新潟県中上越沖地震の時ですが、テレビ局が福岡西方沖地震の時に被災した小学生達に「当時、全国の学校から届けられた支援物資ですが、有難かったですか」とインタビューを。問われた小学生達は、暫く無言で渋い顔をしておりましたが、重い口を開いて「今だから言いますが、届けられた支援物資の中には、使い古した汚れた服、下着、靴。使えそうにない短い鉛筆、消しゴムなど。お気持ちは勿論、有難かったですよ。でも、僕達は被災者であって、乞食じゃない。あなた達なら使いますか、この様な物を。僕達はこの様な物、新潟には絶対に送りません」と。このテレビ放送を見ていた拙僧の子供が「父さん、全国の学校から届けられたこの支援物資だけど、梱包したのは間違いなく、先生と保護者達だよね。その時、何とも思わなかったんだろうか」と。この時(当時)、この被災した子供達の率直な意見に対し、SNS 内やその他方々で文句を言った人達が。何にでも文句を言ってくる人、噛み付いてくる人は、一定数はおりますもんな。「今は、そこじゃないだろ」と思いますけどね。


わが寺の檀家さんには、海上保安庁に勤務されてる方が数人おられまして、その方々が「住職、この被災(福岡西方沖地震)した子供達が訴えた事だが、本当の事だよ。支援物資を運んだも、仕分けしたも、自分達だったからね。『こりゃ、流石に使えんだろ』と思える物は、結構に多かったんだよな。『これは使える物、これは使えない物』と整理するだけでも、相当の時間と労力と費用(ゴミ処理料金)が掛かる。送って頂くのは、大変有り難い事なんだが、時間と労力を他の事(撤去作業など)に使いたいので、願わくば、支援金にして頂いた方が、非常に助かるんだよね。被災地でいる物(不足している物、今、必要な物)は、被災地で(私達で)買い揃えますので。住職が時折、法話の中で『自分にとって『必要のない物、捨てる物、処分したい物』を分け与えるを、施しとは言わない』と。ほんと、そうだと思う。少しでもいいから『自分が被災者だったら』という気持ちになってもらえたら、と思います。勿論、大半は、そんな心の人ばかりだとは、思いますけどね」と。


さて、今日(3月20日)は11時から、春の彼岸中日法要が。檀家さんがこぞって参拝されてきます。先祖の供養というは、産んでもらって、育ててもらって、お世話になってきた人達へのご恩返しにて。この受けたご恩ですが、自分の命が続く限り、消える事はありません。昨日、檀家さんの家に彼岸の仏壇参りに伺うと、そこの家の高校生男子から「住職さん、彼岸って『彼の岸(かのきし、あの世)』っていう意味なんだろ。ほんとに『あの世』ってあるのかな。俺ね、絶対にあってほしいんだよな。死んだら終わりなんて、夢も希望もないでしょ。夢も希望もないもの(死)に向かって今、俺は生きてるなんて思ったら、やりきれんわ。絶対にある(あの世)よね、住職さん」と。「絶対かどうかは、死んだ事がないからわからんが、ある(あの世が)と信じた方が、寂しくないし、夢も希望も膨らむだろ。拙僧もあると信じてるよ。先に旅立った祖父母、父母、叔父叔母、知人、友人にも会いたいし、向こうでもまた、妻と一緒に暮らしたいからね」と。


余談ですが、わが寺では、春、秋の彼岸の法要には、常に手作りバザー(被災地支援の為)を。檀家さん達が手作りの惣菜や手作りの小物などを持ち寄って、それを若い人達が売り子になって、ご参拝者の方々に。売上金(全額)はこの度は、金沢に送らせて頂くと、係の人が言っておりました。


下記で過去の法話を読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、3月25日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 檀家の老女さんから、和歌山県議会のダンサー問題を聞かれて。

2024-03-17 18:42:57 | 法話

【臨時法話】


今日、お彼岸参りに伺った家で、檀家の老女さんが「住職はこの度の和歌山県議会のダンサー問題をどう思いますか」と。「ダンサーって、昔で言うところの『コンパニオン』さんの事を指しているのかな。今は知りませんが、温泉地の宴会には、よく呼ばれておりましたよね。もう相当に昔の事(拙僧、大学生の時)ですが、あるコンパニオンさんとお話をする機会があって『酔っ払い男性の相手をしていて、嫌になる事はないですか』と問うた事が。対し『どの職種においても、嫌な事は何かしらあるでしょ。嫌な事も含めて、給料の内です。私達は呼んでもらえなくなったら、ご飯を食べていく事が出来ません』とその女性が。昨今はSNS の普及で、自己主張がまかり通る時代に。何か世間を騒がせる事が起こったら、そこに出てくる登場人物を、悉く叩く風潮に。ダンサーと言われる人達の仕事が、激減せにゃいいがな、と思ってる」と答えると、檀家の老女が「そこを見ますか、住職は」と。


下記で過去の法話を読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?