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1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 『ゴールデンタイム』って、ほんとに、22時から夜中の2時じゃないと駄目なんですか。

2025-08-21 15:23:57 | 法話

【臨時法話】


檀家の若い女性が「テレビ番組でね、タレントの女性が『22時から夜中の2時までがお肌のゴールデンタイムと言われているでしょ。その間に眠れなかったらどうしよう、といつも気になってます。あれって、時間帯をずらす事って出来ないんですか』と質問を。対し、専門家が『昨今の研究では、あの時間帯(22時から夜中2時)がゴールデンタイムというは、迷信と。ゴールデンタイムとは、最も成長ホルモンが分泌されて、お肌を整えてくれるとか、免疫力を高めてくれるとか、という時間帯の事を言うんですが、成長ホルモンが1番分泌されるのは、朝に寝ようと、昼に寝ようと、夜に寝ようと、寝入りの最初の90分と言われています。その90分だけしっかりと眠れたら、大丈夫です』と言われ、スタジオの女性陣が『わー』と皆、喜びの表情をしたんですよね」と。


続けて、この檀家女性が「でもさ、住職、この研究結果って、もう随分前に公表されてますよね。見せる(容姿)が仕事のタレントの女性陣が、知らないはずがないですよね。何か、今さら喜ぶなんて、白々しいんだけど、と思った」と。対し、拙僧「テレビ番組は、視聴者に対して情報提供するも仕事の1つだから、知ってても、知らない振りして演技する事だってあると思うよ。広い世間では、まだ、その事を知らない人達もいるだろうから、その人達の為に知らせようと、演技してくれたんじゃないの。何でもがそうだが、人がそう動くからには、そう動くだけの理由というものがある。このゴールデンタイムの事に限らず、その話を知ってる人は、文句言わずに、再確認させてもらった、と思えばいいんじゃないかい。拙僧らが同じ法話を何度も繰り返し話すのは、これに同じかな」と。


【付録】

下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。

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次回の投稿法話は、8月25日になります。





【住職の法話。考え方うを少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 8月18日は、豊臣秀吉公の祥月命日(立ち日行年62歳)にて。これほどに人生を登り詰めた人は、いないでしょうね。

2025-08-19 11:23:31 | 法話

【8月20日投稿分】


8月18日(1598年)は、豊臣秀吉公の祥月命日(62歳)ですね。今年で427回忌に。さて、豊臣秀吉公のご遺体は、現在どこにあるのか、といえば、京都市東山区・豊国神社(とよくにじんじゃ)の東1kmにある阿弥陀ヶ峰、豊国廟(ほうこくびょう)に埋葬されております。秀吉公の死から270年も経過した1868年に、明治天皇の命令で再建されることとなりましたが、豊国神社の再建が行われたとき、豊国廟の工事が行われたが、そのとき、埋葬された壺の中から、秀吉公であろうご遺体が発見されたと。ご遺体を運び出す時、ボロボロと崩れた為、布で包んで埋葬されたとの事。ご遺体がそのまま残っておれば、1度、拝ませてもらいたかったですね。


秀吉公といえば「起きて半畳、寝て1畳、天下取っても2合半」という言葉を。人間は起きている間は、半畳あれば事が足りる。寝る時には、1畳あれば寝る事が出来る。天下を取っても、1日に人1人分の米は2合半しか要らないと。それが晩年の辞世「露と落ち、露と消えにし我が身かな。浪速の事も夢のまた夢」という言葉に。人間は「足るを知る」事が最も大切な事ですもんね。足るを知れば、争い事も抑える事が。前田慶次、真田幸村、伊達政宗、直江兼続が若い頃「時代が時代だったら、俺が天下を取っていた」と話しているところに秀吉公が現れ「今、ここでなら、わしを殺して天下を奪えるぞ」と。が、その言葉に皆、黙ったと。すると秀吉公が「天下人は、天が決めるんじゃ」と。王将ばかりが、駒じゃないですもんね。自分は何の『駒』の役目かを見極める(分相応)も、大事かな。


今でも秀吉公が永眠する豊国廟には、年間に多くの参拝者が。一介の百姓から天下人に成り上がったという偉業に、心を揺さぶられる人(夢を抱きたい)が多いのかな。拙僧も京都に仕事で伺った時には、偶に豊国廟には参拝を。天下統一を「餅つき」に例え、信長公が杵で餅をつき、光秀公が餅をひっくり返し、秀吉公が餅を丸めて、最後にそれを食べたが家康公、という錦絵が。この4人が今の日本の基礎を作ったと考えたら、御礼報謝の意味で、豊国廟や日光東照宮に参拝する人達も、中にはおらっしゃるかもしれませんね。


秀吉公が亡くなられた8月は、先祖さん達が里帰りをされる盂蘭盆月にて。わが寺の納骨堂はこの盂蘭盆期間には、大変多くの檀家さん達が家族連れで、ご先祖さん達に声を掛けにまいります。昨今は、墓参りをお金で雇って、他人に代行させるという不届者もいると聞きますが、その理由は「忙しいから行けない」というものであるが「行く気がない」という事でしょうね。旅行には遠方でもバンバン行ってるわけですから。とんでもない話です。命を流してもらった恩を、産んで育ててもらった恩を、何と心得てるのか。


わが寺の納骨堂契約書には『わが寺の納骨堂は、要らない物を置かせている場所にあらず。要らない物を捨てる場所にあらず。預かるお寺側も真剣に預かります。預ける側も真剣に預けなさい。姥捨山の様に放り捨てて、何年も足を運ばなかったら、遺骨を突き返す』という文言が記されています。檀家さん達は、それに記名捺印して契約を。「そうか、だから、住職(拙僧)のとこのお寺では、檀家さんは皆、お盆、彼岸、命日には、仕方なく参拝しているのか」と考える人もいそうですが、いやいや、そうではないですよ。わが寺の檀家さん達は皆、ご先祖さん達のご恩に感謝している人達ばかりにて。こんな檀家さん達の家族は、感謝の心が子や孫にまで根付いていますので、当然の事ながら、家庭円満が保たれてます。躾(しつけ)は、するものではない、躾は、見せるもの、ですもんね。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、8月25日になります。添付写真は、吾レ、唯ダ、足ル、知ル、つまり、不足を言うな、という事。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 現代の○ハラ、コンプラ、時代に爺様が生きていたら、何と言っただろうか。蹴散らしとったかもしれないな。

2025-08-17 15:36:06 | 法話

【臨時法話】


今日、8月18日は、拙僧の爺様(平成2年、83歳で他界)の誕生日にて。明治41年生まれなので、生きていたら今年で117歳に。第二次世界大戦中、満州で土建屋の親方を。その時に爺様、満州政府におられた三原朝雄(文部大臣、防衛庁長官、明治42年生まれ)さんと知り合い、帰国してからもその関係は続いた。拙僧も18歳の頃、爺様から「三原の親父の所(福岡県遠賀町の事務所)へ連れて行け」と何度か運転して現地に。事務所内にいると、地元の土建屋の荒くれ社長達が、事務所に入って来るなり「親父さん、仕事くれや」と。対し、三原朝雄さんが返す言葉で「俺の取り分は」と。


爺様が若い拙僧に「あの会話で仕事の契約が成立や。談合にケチをつけるもんがおるが、談合があるから、よそ者の介入(いかがわしい業者)を防げるんだ。それそのものに対する知識がない奴に限って、知ったかぶって、文句を言ってきよる」と。何とも豪胆なやり取りを見せられましたね。18歳の拙僧にとっては、異次元の世界を見る様で。


満州から北九州に戻ってからは、初代社長と共に山本工作所(ドラム缶)を立ち上げ、爺様はその下で会社を起業。爺様は、時間には非常に厳しい人でしたね。よって取引相手の社長さん達は皆、ピリピリしていました。爺様は若い拙僧に「いいか、時間にルーズな奴は、全てにおいてルーズや。時間とは、命だ。1分遅れたら、相手の命の時間を1分奪う事になる。時間に遅れる奴など、人の時間を奪って平気な奴など、信用するに値せん。向こうから面会を申し込んでおきながら、遅れて来るなんてのは、言語道断だ。待つ必要などない。但し、こちらから面会を申し込んだのなら、何時間でも待て」と。こんな爺様に育てられたもんで、父も拙僧も、拙僧の子供達も、時間には大変うるさいかな。


【付録】

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次回の投稿法話は、8月20日。添付写真は、わが寺の達磨大師。拙僧の爺様に極似。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 8月16日は、薮入りと。奉公人が休みをもらって、山深い里に帰る事から、その様な名称に。

2025-08-15 21:02:11 | 法話

【臨時法話】


今日、8月16日に他界された有名人は、源頼朝公正室、尼将軍の異名を持つ北条政子(行年69歳、1225年没)さん。歴史に大きく名を残した男性の横には、その人を陰で支えた女性の存在が。豊臣秀吉公には、正室ねねさんが。徳川家光公には、乳母の春日局(明智光秀公家臣、斎藤利三公娘お福)さんが。坂本龍馬さんには、鬼嫁のお龍さんが、など。男性はやはり、女性の掌の上ですね。16日他界は他にも、薩摩藩家老の小松帯刀(行年36歳、1870年没)さん。現在の津田塾大学の創始者、津田梅子(行年64歳、1929年没)さん。メジャーリーガーのベーブ・ルース(行年54歳、1948年没)さん。米国歌手のエルビィス・プレスリー(行年43歳、1977年没)さん。女優の沢村貞子(行年89歳、1996年没)さん、など。ビッグネーム揃いですね。ご先祖さん達にゆっくり里帰りしてもらった後の、お盆明けの16日に逝くなんて、何となく粋な感じ。


さて、正月の三ヶ日とお盆の三ヶ日は、同じ意味合いにて。ご先祖さん達が里帰りをされて来る日、なんですよね。正月の16日と8月(盂蘭盆月)の16日は『薮入り(やぶいり)』と言って、奉公人がお休みをもらって、里(親元)へ帰らせていただく日。草深い里(実家)へ帰る事から『薮入り』という呼び名が。この日には店主が「息子さんは毎日、しっかり働いてくれてますよ」を親御さんに伝える為に、奉公人に沢山の土産を持たせて、里帰りをさせるとの事。また、今1つは、地獄の釜の蓋が開く日と。この日だけは、地獄の鬼も閻魔はんも休息を取って、ゆっくり心身を休める日にて。


15日(昨日)に仏壇(盆)参りに伺うと、檀家の小学生が「住職さん、明日(16日)は地獄の釜の蓋が開くから、曾祖父ちゃんが帰ってくるんだって」と。「誰がそんな事を言ったんだい」と聞き返すと「お父さんがそう言った。『閻魔さんがゆっくり休んでいるうちに、恐らく、鬼の目を盗んで、コソコソ帰ってくるはず』と。どうも曾祖父ちゃんは、地獄にいるらしいよ」と。この子供と会話をしながら『この子のお父さんにとっては、爺ちゃんは、善きにしても悪しきにしても、特別な存在だったんだろうな。地獄に堕ちていると言っても、笑いで済ませられる爺ちゃんだったんだろうな』と拙僧、心の中で。拙僧の爺様(浜田幸一さんに気性も顔も極似)も、今日(16日)、帰ってくるから、用意をせにゃ。


【付録】

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次回の投稿法話は、8月20日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日は、終戦記念日ですね。80年ともなると、体験者の大半が旅立ちを。これから先の戦争議論は、憶測の範疇になりますね。

2025-08-14 07:37:17 | 法話

【8月15日投稿分】


この時期になると、方々から「住職は、よく東京へ仕事に行かれてますが、その折り、靖国神社に行かれる事はあるんですか」との質問が。対し、拙僧「九段の近くに行った時には、必ず参拝してるかな。戦死された人達(国の為に戦ってくれた人達)のお陰で今、私達は平和な国で生活させてもらっている訳だからね」と。すると「A級戦犯が祀られてるのにですか」と返してくる人達が。対しては「その事でやたらに噛み付いてくる人達がいるから、あまり答えたくはないんだが、A級戦犯って、外国の人達が言ってるだけなんじゃないの。日本人で彼らをA級戦犯と思っている人って、どのくらいいるんだろうね。人間は、知識、知恵、経験が増していけば、自ずと考え方も変わってくる。今現在、正しいと思っている事も、10年経てば考え方は変わる。なればこそ、人の考えを否定するは、ですね」と。


拙僧、この問い掛け者達に「この時期になると、いつも思うんですが、第二次世界大戦後、ドイツは東西に分類されたよね。近年、ベルリンの壁は壊されたが、いまだに国民間は燻っているとの事にて。欧州(ロンドン)に25年在住の、英国人に嫁いだ妻の妹がドイツの事について『ドイツの知人を見ていると、まだ、わだかまりが消えてない人達も』と、その様に言ってるよね。朝鮮国も南北に分類され、いまだに国同士は、いがみ合いをやっている。日本も敗戦国ですので、大阪、名古屋辺りで東西に分類され、東日本国、西日本国、とされていても、仕方がなかったはず。そうなっていたら、今頃、日本は。でも実際は、そうなってないでしょ。恐らく、当時の戦争関係者の誰かが、そうならない様に尽力されたんじゃないのかな。何にせよ、戦争はしない方がいいに決まっとるが」と。


続けて拙僧、この問い掛け者達に「世相の流れを止める事は、非常に難しい。SNS内での世相の流れ『見知らぬ人のつぶやきを、自分の目と耳で確かめもせず、何でも鵜呑みにして、こいつはこうだ、と決め付けて、一緒になって畳み掛ける、正義感の暴走者』を食い止める事、なかなか出来ないでしょ。その時期に、その場面に、直面した人達でないと、わからない事ってあると思うよ。人がそう動くからには、そう動くだけの理由が、必ずあるもの。80年経って、嘗ての戦争を知らない、経験してない人達が、書物でしか知識のない、ただの『物知りさん』達が、『ああじゃ、こうじゃ』と騒ぎ立ててる様ですが、いやはや、何ともね。田中角栄元総理が『戦争を知ってる世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が、政治の中枢となった時が、とても危うい』と言われてましたよね。この言葉は非常に重く、深いですよね。何にしても、経験というは、非常に大事かな」と。


【余談】

戦争といえば、20年程前に他界された檀家の爺様(行94歳)の事が、この時期(盂蘭盆)になると、いつも脳裏に浮かんできます。毎年8月15日になると「住職(拙僧の事)よ。馬の供養をしてくれんか」と必ず、お寺へ足を運んで来てましたね。その爺様曰く「わしは戦時中は将校で、最前線部隊を率いていた。兵隊(部下)の中にも色々いてな。刺青を入れた威勢のいいのに限って、明日出陣という夜になると、醤油をがぶ飲みして、故意に体調を崩し、居残れる様に仕組んでいたわ。常日頃、物静かなのに限って、いざという時には勇気があったな。早朝出陣した50人程の兵隊(部下)が、夕方には半数以下になっとる。チューンと音(鉄砲の)がしたら、横でバタっと倒れるんじゃ。部下が死んでいくも辛かったが、わしが最も辛かった思い出は、わしの足となって働いてくれていた白馬じゃ。前足を鉄砲の弾にやられてな。苦しみながら死なせるが忍びなくて、眉間に鉄砲を突き付け、引き金を、• • • 」と、そこまで話すと、いつも口が止まって、肩を振るわせて涙を。戦争体験者の話を聞く度に、今のこの国の平和があるは、と考えさせられる。


【追伸】

拙僧はこれまでに法話本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で63歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


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