1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2285話目】 昨今流行りの『イノベーション(新発想)』は、過去のものを目線を変えて、工夫していく考え方。当に『温故知新』にて。

2021-10-29 20:56:11 | 法話
檀家中学生が「蜂の巣は何故、六角形なの」と。「決められた領域(巣)の中で効率よく、を考えた時、隙間なくが、最も大事。五角形から丸までは外側に無駄な空間が。四角形、三角形では丸い幼虫が入ったら、内側に無駄な空間が。六角形が最も無駄な空間がない」「何でそれを蜂が」「さあ、自然界の不思議かな」と。

【追伸】
この中学生に「六角形で作れば、最小の材料で作る事が出来、構造上も頑丈に作れる。これを『ハニカム(蜂の巣)構造』と言って『六角形の不思議』とも言われているそうだよ。人工衛星、飛行機、建築機器、などの材料にもこの構造が。これを蜂が自然に身に付けたとは、ほんと、驚きだよね。自然界にはまだまだ、習うべき物が数多にありそうだね。因みに、粘土を丸い玉にして並べ、上から圧力をかけると、隙間を埋めて、丸い粘土玉が、六角形になるという事だよ。シャボン玉でもこの現象が。今度、試してごらん。知識は学問から得られるが、その知識を活かす知恵は経験からしか得られん。経験なき知識は、ただの『物知りさん』だよ」と。













新庄さんが日本ハムの監督に就任が決まった途端、巷では、ああだ、こうだ、と肯定派、否定派、が。まだ、ペナントレースは始まってないのに。何にしても、面白くなりそうだね。期待値が大きい。

2021-10-29 18:21:44 | 法話
読者が「住職。新庄さんが日本ハム新監督に。どう思う。自分1人で好き放題してきた人が、今度は全体のまとめ役を。真逆の生き方ですもんね」と。「それは、新聞、雑誌、テレビの印象でしょ。以前、彼の野球理論を聞いていたら、ほう、と思ったよ。『監督はこうであるべき』を変える起爆剤になるかもしれんよ」と。

【追伸】
この読者が「昔から、名選手、名監督になれず、と。自分が出来るから、出来ない人の気持ちががわからん、と。勉強が出来る人が、よく言われる言葉だよね。私の友人も大学時代、家庭教師で給料を貰っておりながら『こんな問題もわからん、この中学生、駄目だ』とぼやきを。対し、私が『わからんものを、わかる様に教えるのが、君の仕事だろ。お金をもらってるんだろ』と。こんなケース、多いでしょ、住職」と。「新庄さんは名選手だけど、苦労も大概してそうだよ。あの気性だから、そうは見えないけど。落合さんも、原さんも、名選手で名監督だよ。否定から入ったら、何も産まれんよ。来季の結果を見てから、評価をしよう」と。




【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2284話目】檀家若者が会社を辞める、と。理由は直属上司。「辞める覚悟があるなら、東京本社の社長に直談判を」と。結果、社長が神対応。

2021-10-29 17:59:56 | 法話

人材が育たたない会社の社長が拙僧に「幹部クラスに向けて何か話を」と依頼が。その講演で「犬に『ワン』と鳴くな、と。猫に『ニャー』と鳴くな、と。牛に『モー』と鳴くな、と。赤ちゃんに『オギャー』と泣くな、と。では、彼らは、どうやって意思表示を。その鳴き声で彼らの意思を読み取れるが、上役の器量」と。

【追伸】
この講演で、幹部クラスに「昨今の日本は、人を育てる、という一手間を面倒臭がる傾向が目立ちます。苗を植えて、水を与え、夏草と戦い、八十八夜経たんと、米は実らん。ノーベル賞クラスの人材は皆、研究にお金を惜しまない外国へ。拙僧の知人医師も、米国へ行って、日本には帰る気はないと。人材を育てないで、将来、この国をどう維持していく。ここが、思案どころ。武田信玄公が『人は城、人は石垣、人は堀』と。この考え方は非常に大事」と。



【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2283話目】 拙僧の妻は人前で拙僧を批判した事が。夜、2人きりになった時「パパ、あんな事を檀家さん達の前で言わない方がいいよ」と。

2021-10-29 16:30:45 | 法話
知人住職の子供が「番組『ホンマでっか』でお笑いの濱家さんが『玉ねぎの値段の高いのと安いので作るカレーは味が違う』と主張。疑うさんまさんに『じゃ、今度、作り分けて持ってきます』と言ったら、相方の山内さんが『さんまさんが、間違えたらどうすんだ』と。おいちゃん(拙僧)、これ、そうだよね」と。

【追伸】
この子供の「これ、そうだよね」の意味するところは、拙僧が以前、この子供に『藤堂高虎公という武将は、将軍(徳川)に懸案書を提出する場合、必ず複数の懸案書を提出。1つの懸案書だと、将軍が高虎公の指示に従った、という事に。複数だと、将軍が選んで指示した、という事に。下の者は、そのくらいの気は使え、と家臣に』の話をした事があった。この話をこの子供は覚えていて「これ、そうだよね」と拙僧に。もう3年以上前の話なのに、この子供、将来、檀家さんの話をよく聞いてあげられる、よき住職になるだろうね。