嘗てからの檀家要望により、ペット遺骨埋葬の合祀墓をわが寺にも建立。三界萬霊様(石仏)を供養仏としてお座り頂き、来世幸福の輪廻転生をご祈念。納骨は原則遺骨のみ。納骨時にお経を手向けますが葬儀とは違います。土に還してあげるという形。位牌も戒名も年忌法要もなしです。日々の供養は拙僧が。参拝は随時。
【追伸】
遺骨の分量は、片手の掌に乗るくらい。白い布(サラシ)に包んで持参。入骨後の返却は不可。わが寺の納骨堂(蓮華堂)に、ペットの遺骨と入るも不可。ペット遺骨受け入れ対象者は、金剛寺檀家と檀家の関係者のみ。トラブル(動物の遺骨と偽って、人骨を持って来るを防止する為。昨今は、親の遺骨を生ゴミ置き場に捨て置く者も)を避ける為に。これらの点を納得、賛同、異議申し立てなき檀家さんのみの受け入れと致します。ワンも、ニャンも、飼い主に従順。思い出として、忘れず、語ってあげる事は大事ですが、次の命に(輪廻転生が本当にあるとするならばの話)早く生まれ変われる様に、こだわった心(ペットの後ろ髪を引く様な心)を飼い主が早く捨て去れる様に、と考えて、上記の規則と致しました。ペットと飼い主は基本、1対1、1対関わった家族、のみの縁にて。遺骨を家の中に残されて、そのペットを知らない子孫が「この遺骨は何、人の遺骨なの、何の遺骨なの」と困った家も少なからず。
【追伸】生類憐れみの令の五代将軍綱吉公、愚将軍として知られていたが、近年、優秀な将軍だったとの検証が。この時代までは刀での斬り合い、辻斬り、赤子捨てが、世の中に横行。命を大事にする心を育成する為、綱吉公がこの法令を。この時代から本格的太平の世に移行を。運が悪かったは地震、富士爆発、これが全て将軍綱吉公のせいに。新井白石が政権転覆を目論んで、愚将軍だったと後世に伝えた事もあって、綱吉公は愚将軍の汚名を。
投稿写真は、わが寺のペット合祀墓です。