1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2280話目】 檀家若者達には、女性にも、男性にも、「出会う人には、出会う様になっとる。それも、一瞬早くもなし、一瞬遅くもなし」と。

2021-10-21 14:14:42 | 法話
某若者が「番組『あちこちオードリー』で若林さんが、奥様との結婚を決めた理由に、デートで腹を下した時、お茶を買って来てくれて、心配し過ぎず、励ましもせず、体調戻るを待ってくれた感じが何とも心地が。心弱い自分にはこういう待ち方をしてくれる人だったら、とその帰りにプロポーズを、と。私の彼女も」と。

【追伸】
この若者が「住職はこの話、どう思いますか」と。「常日頃は兎も角『こんな時には、こうあってもらいたい』は、大事な結婚条件かもしれんね。男女ともお互いに。人間には持って生まれた本性、というものがあるからね。吉田兼好が『徒然草』の中で『女房は、不完全な方がいい。気の利き過ぎる女房は、息が詰まる』と。つまり、不完全を装う事の出来る女性が、良妻賢母であると。男性は何歳になっても、子供だもんね。女性(女房殿)の手綱捌き次第で、どうにでも変わる。拙僧の家内も若林さんの奥さんに近いかもしれんな。君の彼女も、そうなんだろ。いつまでも決断せずにほっといたら、逃がした魚は大きい、となるばい」と。