独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

スティーブ・ジョブス

2011-11-07 | 広告

経済誌「フォーチュン」で「過去十年間で最高の経営者」に選ばれたAppleのスティーブ・ジョブスが10月16日に逝去した。昨日銀座に行ったが、Appleの前にはいまだに多くの花束が置かれている。その場からは多くの人が彼の死を悼み、売る人と買う人という次元を超え、「Appleとユーザーが共に快適で幸せな暮らしを創る=共創」の時代をジョブスとともに生きてきた、いわばジョブスを同士のように感じていた人が多いことが実感できる。帰りに教文館に立ち寄ったら、彼にちなんだ本が何冊か置いてあったので、文庫本を1冊買い求めた。その本の中にジョブスのこんな言葉がった。

「どの車も移動という意味ではやることは同じだ。でも多くの人がBMWに高いお金を払う」。

価格でしか差がつかない同じようなものを売るのではなく、他社が真似できない志とオリジナリティのある商品を作って、高いけれど、欲しい!というビジネスを展開したのがジョブス。彼が多くの人に愛されたのは、常に志とオリジナリティある商品、サービスを提供してきたからにほかなりません。何のビジネスにも当てはまる言葉で、ビジネスの原点として、ここに立ち返らないと、そう思います。