jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

日曜日の夕方はラタトゥーユのように

2005年07月11日 | 家族
10時に目覚めたら寝室には誰もいなかった。
階下でにぎやかな声がする。
珍しく早起きした嫁さんが気を使って娘達を下に追いやってくれたようだ。

のそのそと起き上がり重い足取りで階段を下りる
すっかりお馴染みとなったチーちゃん特製のスクランブルエッグに
トーストとトマト。
「おはよ。ちょうどコーヒー入ったとこ」
いつもながら嫁さんの入れるコーヒーは絶妙のタイミング。

すでに始まっていた朝食の輪に加わり団欒と歓談とたまに漫談(笑)
ニパちゃんはあーんと大きな口を開けて卵を頬張る。
チーちゃんは待ってましたとばかりにマシンガントーク開始。
まずは嫁さんが用意してくれたコーヒーを一口。

僕は最初の一杯はミルクと砂糖を入れて飲む。
家ではもう何年もコーヒー豆を買うのは同じ店。
この店はコーヒー豆を自家焙煎していて
薫り高くコクがあってやわらかな苦味が舌にまったりとまとわりつく
それでいて喉を通過していく頃には口の中はサッパリとしている。
家ではもう他のコーヒーは飲めないほど僕の口に合う。
こういう食材に出会えた事は幸運だと思う。

午前中はテレビも消したまま
チーちゃんとニパちゃんとじゃれあって遊んだ。
怪獣ごっこをするといつも僕が怪獣役になるのは何故だろ?(笑)
トランプしたりお絵描きしたり
ニパちゃんもお絵描きが大好きなようで
一人でブツブツ言いながら大胆な線を引いたり小さな丸をいっぱい描いたり
手を汚しながら熱心に紙に向き合っている。

昼前に嫁さんの実家から電話。
一緒に買い物に行く事になったらしい。
僕も支度をしようとしたら
「あんたは行かんでもええよ」と嫁さん
どうやら義母がたまには僕を一人で休ませてあげようと気を使ってくれたらしい。
本当にありがたい心遣い。

日曜の昼間に思わぬプレゼント。
チーちゃんは僕と一緒に留守番すると言っていたのだけれど
嫁さんの説得でしぶしぶ出かけた(笑)

PC立ち上げて同人誌の表紙デザインに取り掛かる。
今日は調子がいい。
頭の中でイメージしていたアイデアが次々と目に見えるカタチになる。
もちろんそのイメージが100%再現できるわけではないのだけれど
今日はなかなか狙いを外さないで具現化できる。
7~8点のアイデアをラフにして並べてみる。
アイデアの統合や切捨ての作業を繰り返し
最終的に3点ほどに絞り込んで作りこんでいく。

ここまでくると後は作業がメインになるので脳みそ使う事は無い
ただひたすらに手を動かしていくのみ。
途中、友人との電話でさらに創作意欲を盛り上げてもらい
ベースとなる3つの案を仕上げた。

細部の訂正やダミーの文字などを入れればチェックに回せるところまで来たところで
玄関の向こうからにぎやかな声、嫁さん達が帰ってきた。

時刻は16時を過ぎていた。
嫁さんはちょっと洗濯物見てくると2階に上がる。
僕はチーちゃんニパちゃんとまたもやお絵描き大会(笑)
きゃーきゃー言いながらサインペンで手を真っ青に染めるニパちゃん。
チーちゃんはようやく宿題を始めた(苦笑)
しばらく経っても下りてこない嫁さんの様子を見に2階へ…
洗濯物を取り込んだ後そのまま昼寝に突入していた(笑)

17時半を回っても嫁さんは起きてこない。
チーちゃんの宿題も終わったので二人で家事をすることにした。
チーちゃんはお風呂担当。
風呂掃除は僕が手伝ったけれど残りの作業は任せた。

その間に僕は夕飯の支度。
昼間買い物に行ったスーパーでお肉が安かったと
嫁さんがステーキ肉を購入してきていたので今夜のメニューはそれだろうと
とりあえず付け合せになりそうなメニューを…と考えて思いついたのは
以前どこかで見かけて作ってみようと思っていた「ラタトゥーユ」
早速ネット立ち上げてレシピチェック(笑)

まずは米を炊かねばならないので
久々に米を研いだ(爆)
単身赴任時代は毎朝歯磨き顔洗いの後に米を研いで
スージー(炊飯器の愛称 笑)のタイマーセットして出社するのが日課だった。
大阪に戻ってからは滅多に米を研ぐ事はなくなっていたので心配したが
腕は落ちてなかった(米研ぐのに腕もなにもないんだけど 笑)

チーちゃんを見習いシェフとしてサポートさせる事にした。
ニパちゃんはご機嫌で手どころか顔まで真っ青にしてお絵描きしている(笑)
風呂の水の溜まり具合を見て火をつけ台所に戻る。

冷蔵庫との対話も今日は簡単だった。
カボチャ、キュウリ、シメジ、トマトを取り出す。
たまねぎとじゃがいもは米の隣の野菜カゴから
見習いシェフにじゃがいもの皮を剥かせている間にシェフは他の材料を細かく刻む。
オリーブオイルと塩コショウ、コンソメをレンジ台に並べておく。
ニンニクとブラックオリーブが無いけど何とかなるだろう(笑)

後はレシピどおりに作っていくだけ。
オリーブオイルで材料を炒めて
ホールトマトが無かったので変わりに少しだけ水を加え
調味料の棚でナツメグを見つけたのでそれを少々。

途中で見習いシェフにお風呂の湯加減を確認させる(笑)
ちょっと熱かったようだ(苦笑)

最後にコンソメと塩コショウで味を整えて
「jump風いい加減ラタトゥーユ」の完成。

そこに嫁さんが起きてきて晩飯の支度に取り掛かる。
ご飯はもう炊きあがっているし
鍋の中のラタトゥーユもどきをチラと見て冷蔵庫に向かった。

その様子を確認して僕はニパちゃんとチーちゃんをお風呂に入れる。
お風呂の中では最近水鉄砲が流行っていて
3人で思いっきり掛け合ってぎゃーぎゃー言ってたら嫁さんに怒られた(爆)
シュンとなる3人。

風呂から上がって食卓につく。
と、テーブルの上は予想外の展開が…
焼きジャケ、納豆、トマト、ご飯とお椀に盛られたラタトゥーユもどき。
あ、あれ?ステーキは?(笑)
どうやら僕の予想は外れだったようだ(爆 )

正しい和食にもラタトゥーユもどきは良く合う。
ちょっとトマトの酸味が気になったけれど
爽やかな夏の夕げにはちょうど良い。
野菜の美味しさがギュッと詰まった味に大満足!
したのは僕だけだったようだが…(苦笑)

でも、いいんだ。
まるでこのラタトゥーユのように
ぎゅっと凝縮された中身の濃い日曜日だったのだから。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
風呂場 (まめ13)
2005-07-11 21:38:48
いっつも風呂場で怒られてるんですねw
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ラタトゥーユ (yogichogi)
2005-07-12 00:07:57
うちでも、夏になると毎年作ります。

鍋いっぱいに作って、冷凍して、パスタソースにしたり、グラタンにしたり。

あつあつでも美味しいし、冷やしても美味しいし。

食欲が無い時でも、これさえあれば立派なおかずになるので、重宝してます。

旬のものは旬の時期に食べないと。

ラタトゥーユを作ると、夏が来たなーって思いますね。



それにしても↑のまめさんの冷静なコメントに笑ってしまった。(爆)
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ポイントアップ (the boss 2004)
2005-07-12 21:54:12
あれあれ、いいパパ&いいダンナポイント大幅アップですね。



単身時代に毎朝米を研いでいたというのには頭が下がります。

私は無洗米を愛用していた上に、ご飯炊くのは原則土日。

3合炊いて切れたら、会社のそばの吉牛かスーパー玉出の弁当でした。



ラタトーユなんてすごい!

愛情いっぱいでおいしそうだ。

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jumpさんへ (ほにゃらか)
2005-07-12 22:43:29
家に来て作ってくださいラタトゥーユトマトの酸味も気にしないから

(57587…ちょいと字余り…)

羨ましいっす~。
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あはは! (jump)
2005-07-13 11:17:43
まめ13さん

 そういえばそうかも!(爆)

 娘とお風呂に入ると子供に戻っちゃうんだよねぇ(苦笑)



yogichogiさん

 夏野菜って美味しいですもんねぇ~

 僕は初挑戦だったんですけども

 今度は材料ちゃんと揃えて挑戦してみます!



bossさん

 ええ、たまには僕もポイント稼がないとねぇ(笑)

 僕が米を研いでいたのは

 単純に経済的な理由からでした。

 ウチの会社、若い社員が多いんで既婚者には冷たいんですよ(泣)



ほにゃらかさん

 ええ、交通費さえ出していただけるなら

 いつでも出張いたしますよん(爆)

  
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わぁ (choko)
2005-07-22 19:01:36
すばらしい日曜の夕方ですね~

それにしても、やさしぃ~いー!w



「スージー」と「冷蔵庫との対話」に笑いました。



私のダンナはときどき、冷たいものが収納されていることが有難いらしく、冷蔵庫に抱きついてます。
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