jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

包包餃子大会

2004年09月13日 | 家族
「ねぇ、今夜何が食べたい?」
それは日曜の午前中、
買い物に出かける前の嫁さんのいつもの一言で始まった。

普段なら「ん?何でもいいよ~」と
本心なのだけれど気の無い返事だと思われがちな答えを返すのだが
昨日は違っていた。

僕「そうだなぁ…餃子なんてどう?」
嫁「う~ん、餃子ねぇ」
僕「自分達で包んでさ、ホットプレートで焼いて食べようよ」
嫁「うん、そうしよっか」
僕「お義母さんたちも呼んで餃子パーティしよか!」

そうと決まれば話は早い。
義母に餃子パーティにご招待する旨を伝え
買い物の間娘二人を預かっていただく。

まずはいつもの電気屋さんで買い物。
しかし今日は宿敵「テンインサン」との戦いは無し(笑)
目的がPC関連なのでフロアが違うし
下調べしてあったのでささっと買い物終了。

新聞に入ってたクーポンがあったのでマクドで昼食。
この事はマクド好きのチーちゃんには絶対に秘密にしておかねばならない(爆)

その足でドラッグストアでニパちゃんのおしゃぶりを購入
隣の100円ショップで嫁さんが捕まる(爆)
確かにイロイロあって見てるだけでも楽しいけれど
僕はすぐに飽きて車で待つ事に。
あんなに長時間一つの店でうろつけるのは才能だと思う(苦笑)

最後に業務用スーパーへ
「包包餃子大会」前回大会は豚ミンチ餡と鶏ミンチ餡の2種類作ったのだが
今回は鶏ミンチが置いて無かったので(泣)
牛豚合挽き餡とエビ餡(水じゃないよ 笑)に決定。

僕が翌日仕事なのでニラとにんにくは抜き。
前回大会はキャベツだったので今回は白菜に
しいたけとたけのこは今回も入れたい。
ねぎは手抜きで刻んである冷凍物を購入。
おっと最後に忘れちゃいけない「餃子の皮」をちょっと多めに(笑)
前回大会では皮が足りなくて粉だらけのままスーパーまで買いに行ったのだった…

急いで家に返るともう16時すぎ。
嫁実家からチーちゃんを呼び戻して早速調理開始!

ボールにミンチと茹でて水を切った白菜にねぎ、
みじん切りにしたしいたけと食感のたけのこを入れ
ニチャニチャと混ぜ合わせる。

おろしたしょうが、塩、コショウに鶏がらスープの素を加え更に混ぜる。
握った時に指の間からニョロニョロとミンチが逃げて行く感触が楽しい(爆)
粘り気が出てきたら醤油とすりゴマを入れる
最後にラードを加えて混ぜ合わせて「合挽きミンチ餡」の完成。

出来上がった餡のうち1/3程度を別のボールに入れ
そこに細かく切ったエビを入れて混ぜ合わせる。
塩コショウで味を調え「エビ餡」の完成。

餡ができあがったところで本日のメインイベント
「包包」の開始である。

チーちゃんと二人、ボールに向かいまず一礼(アホ 笑)
スプーン片手に皮に餡を乗せ
皮の手前側にちょっと水つけてそのまま包む。
左手中指と親指、右手人差し指、中指、親指でひだをつけて行く。
チーちゃんは前回大会で覚えたはずの技を忘れているらしく
「パパ、どうやってやるん?」と聞いてきた。

猛特訓の開始である。
鬼「そんなことでは王将でバイトできひんで!」鬼コーチjumpの声が飛ぶ!
チ「えー、王将のバイトせえへんもん」チーちゃん弱気
鬼「何言ってるんだ!将来は王将のバイトで稼ぐのだ!」
チ「だって、私看護婦さんになるんだもん」
…ほほぅ、そうだったのか。
ちょっと嬉しい鬼コーチ(笑)
鬼「ならば、手術痕を上手くひだひだに縫い合わせるためにも特訓だ!」
チ「い、いや、手術痕が餃子のカタチはイヤやろ」
的確な突っ込みだ!また一段と腕をあげたな…(笑)

そんなほのぼのとした親子の会話を楽しんでいるうちに
チーちゃんはみるみる上達していく。
たまに茶巾型の変型餃子なども作りながら
120枚ある皮はどんどん減って行く。

片栗粉を振ったお皿とバットはあっという間に餃子で埋まっていく。
10枚ほどの皮を残して両方の餡は終了した。
顔と手を片栗粉と飛び散った餡でべたべたにしながら
僕とチーちゃんは達成感を堪能して笑った。



さぁ!パーティの始まりだ!

義母と義弟もやってきてにぎやかな食卓が嬉しそうなニパちゃん。

ホットプレートを熱々に熱してサラダ油を薄く引き
そこに餃子を並べるとジブジブと皮が焼かれていく。

程よく皮に色がついたところで
やや多めの熱湯を一気に流し込みすかさず蓋をする。

じょわーっ!ぷちぷちっ!ぶつぶつぶつ…

餃子が蒸し焼きにされている間に
小皿にタレを注ぎ、ラー油をちょっと多めにたらす。
もちろんビールも忘れちゃいけない。
蓋の隙間から漏れる香りと蒸気に全員が前かがみになる(笑)

プレート上の水分が無くなったところでいよいよ蓋をあける。
もわっと一気に広がる蒸気に気をつけながら蓋をとると
つやつやと白く輝く餃子の群れが姿を現した。

お皿に取り分けて食べるもよし
プレートからそのままつまんで食べるもよし。

箸で一つつまみ裏返したりしてしばし眺める。
お皿とバットに引いていた片栗粉のおかげで
下側の皮はパリパリと程よいきつね色
たっぷりのお湯で蒸し上げられた上側は透明感があり
中の餡の様子を少しだけ映し出しながらつやつやに光っている。

「いただきます!」

アツアツの餃子を口中に放り込む。

ハフハフと空気を取り込みながらも
まずはパリッときつね色の皮の食感。
同時にもちっとした上側の皮が歯にまとわりつき
さらに上下の歯の距離を縮めて行くと歯ごたえのある餡にたどり着く。
そのまま一気にかむと

熱っ!

じゅわっと大量の肉汁が舌を焼かんとあふれ出す。

ぱりっ、もちっ、じゅわっと餃子の旨みが口に広がる
タレの酸味とラー油のピリ辛がその旨みを一層際立たせる。
口を半開きのまま咀嚼し口いっぱいに餃子を堪能する。

餃子の味が消えないうちにキンキンに冷えたビールの出番だ!
水滴をまとったグラスを手に取り口をつける。
クリーミィな泡をかき分けて喉に向かって一気に流れ込む刺激的な黄金の液体。

ごくっ、ごくっ、ごくっ

喉は鳴るのを止めようとしない。

ぷっはぁぁぁぁぁぁぁ~

人間やってて良かったと思える瞬間である(爆)

こうなるともう誰にも止められない。
僕らは会話も少なく一心不乱にホットプレートをつついた。

熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ごくっ、ぷはぁ
熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ぷりっ、ごくっ、ぷはぁ(エビ餡)
熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ごくっ、ぷはぁ
熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ぷりっ、ごくっ、ぷはぁ(エビ餡)
熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ごくっ、ぷはぁ
熱っ、ぱりっ、もちっ、じゅわっ、ごくっ、ぷはぁ

永遠に続いて欲しいような「餃子の幸福ループ」(笑)

ひとしきり餃子を食べた後
嫁さんが残った皮をホットプレートに並べ始めた。
皮の上にピザソースを塗りエビやハムを乗せる。
その上にチーズを乗せて待つこと数分。
「パリパリミニピザ」の完成!
あぁ…
これがまたビールに良く合うんだなぁ…

かくして「包包餃子大会」は大成功のうちに幕を閉じたのだった。

いかがです?
もう我慢できないでしょ?(笑)

明日、明後日の皆様のBLOGは餃子の記事で溢れていることでしょう(爆)


blue_rexさんのとこで見たぐぅブログバーチャル宴会 に参戦します(笑)
…参戦て、まだ「食う軍」のクセが抜けてないわ(爆)