ともえのてくてく日記

家族4人+犬2匹、デンマークで怒涛の毎日過ごしてます♪

初全身麻酔への道のり その2

2019年11月12日 22時04分28秒 | デンマーク生活~日常~
この間の続き・・・


検査結果を見ても医療用語がデンマーク語で書いてあるのでさっぱりだし、デン君に聞いてもわからないといわれるし(←ひどい)、
自力で解読せざるを得ず

解読しても 細胞度が高いとか Ki-67値が高いとか、なんじゃそれ ってかんじでかなりチンプンカンプン
悪性の兆候はない、と最後に書いてあったのでちょっとは安心できたんですが、

検査結果聞きに行ったときに、しこり取って実は悪いものだったってこともあるの?と聞いたら、
針生検はしこりの一部分しか採取していないから、その他の部分に何があるかわからない。だから切除を進めているのよ
と、実は悪性っていう可能性があることは否定してくれませんでした

大丈夫、悪いものじゃないからっていう言葉を聞きたいのに、なかなか聞けない・・・

とにかく、私のしこりは線維腺腫か葉状腫瘍かはっきりしない、てことで、摘出したら100%はっきりした結果が出るんだそうな

胸のしこり=線維腺腫もしくは癌 という方程式が成り立っていて、葉状腫瘍なんて頭になかったので、Google先生に頼ってみました

恐ろしい事実ばっかり出てくる!

葉状腫瘍は珍しい病気だけれど、治療法はなく、切除するしかない。
短期間で急激に大きくなるものが多くて、良性でも再発を繰り返すことがあり、繰り返しているうちに悪性となることもある。
悪性になると、骨や肺などほかの臓器に転移、他の癌と違って、放射線治療も聞かず、予後が悪い。

とかとかとか・・・
乳がん怖いと思っていたけれど、2㎝以下の場合は90%以上の確率で助かるとどこかで読んだので、乳がんだっとしても早く見つかってよかったと思わなくちゃって思ってたんですが。
乳がんの可能性は薄れたものの恐ろしい葉状腫瘍の可能性が!

どこかにも書いてありましたが、乳がんよりも恐ろしいかもしれない病気なんだそうです
悪性の兆候はないという検査結果だったけれど、もし葉状腫瘍だったら良性でも今後不安を抱えて毎日過ごすことになるのか・・・

調べ始めると止まらない私
珍しい病気なだけあって、集められる情報が少なかったんですが、いろいろなケースを読み漁りました

葉状腫瘍の場合は、腫瘍の周りも再発防止のために切り取ると書いてあったんですが、デンマークの資料を見ると、葉状腫瘍の疑いであれば、腫瘍のみ切除でよい、と
じゃぁもし葉状腫瘍だったらもう一回切り開かれて周りもとるの?
そんな非効率的な!!!疑いなら周りもとってほしい・・と思うものの、もとから胸のない私、そんなに取れるところもなかったりして・・・


針生検の後、胸に青あざができて、晴れてしまっていたので、しこりも大きくなったように感じて、ドキドキ
葉状腫瘍は珍しい病気だからきっと違う!と信じ込みたいものの、世の中には珍しい病気にかかる人もいるんだから、私もその中の一人かもしれない。
そんなことをぐるぐるぐるぐるもやもやと考えてました

そして10月21日手術当日 ・・・ つづく
 







初全身麻酔への道のり

2019年11月10日 21時27分09秒 | デンマーク生活~日常~
こんにちは
10月下旬人生初めて全身麻酔を体験しました。
胸にできたしこりの摘出生検のためです

(昨日摘出生検の結果が出て、無害のものであると診断されたので、これは闘病ブログとかではありません。
私自身への覚書と、デンマークでの医療とか手術の流れの一例として書き残しています。)

1年ほど前に、同僚が乳がんになってしまったのをきっかけに、思い出したら胸のチェック。
触っても何もないと思ってたんですが、今年の夏、ふと鏡の前で腕を上げてみると、右胸にぽっこりするものを発見

さーっと頭から血が下った気分でした
慌てて胸を触ってみるけれども、あまりわからず。
その時胸が張っていたこともあって、もう少し様子を見てみよう。と放置

胸の張りがおさまったころに再度確かめると、指で確認できるしこり発見
日本行き直前だったので、帰ってから・・・とまた放置し、すっかり忘れていたのですが、
また9月ごろに思い出して確認してみると、やっぱりしこりがあるので、かかりつけの医者を予約

9月13日
いつもかかっているお医者さんに時間がなかったので、若くてまだ経験浅いんじゃないか?というお医者さんに診てもらいました。
乳がんにかかる人は少ないし、家族に乳がんになった人もいないし、1㎝ないくらいだし、大丈夫と思う。
1か月くらい様子見て、大きくなるようだったら来てもらうっていう感じでいいと思うけど、一応ちょっと確認してみるね。
と、いつも見てもらっているお医者さんに確認しに行ったところ、やっぱり検査してもらっておこう、ということになったらしく、
病院への紹介状を書いてもらいました
以前に皮膚がんの疑いがあった時もそうだけど、がんの疑いがあると、すごく早く動いてくれて、紹介状書いてもらってから比較的すぐに検査をしてもらえることになりました

10月1日
人生初マンモグラフィー
痛いと聞いていたけど、全然痛くありませんでした。
ペッちゃんこの胸がさらにぺっちゃんこ(笑)

マンモの後はエコー。
マンモはきれいだったよーという医者でしたが、エコーにうつる楕円形のしこりをガン見
「うーん、とげとげ感があるかなぁ。」
。。。とげとげ感?そうか?ただの楕円に見えるけど・・・

あ、大丈夫ですよ、ただの良性のしこりです、おいといていいですよーと言われて終わりというのを想像していたので、真剣そうに血流とかの画像や、大きさをはかっているのをみるとだんだん不安に

うーん、これは針生検だな。ちょっとまってね、看護師呼ぶから。と。
針生検て何??
とおろおろしていると、あれよあれよという間に消毒されて、麻酔打たれて、バチンバチンと刺されました
(もちろん検査の流れは説明されたけど)

なにこれ。良性のしこりじゃないの?とますます不安に・・・
家に帰ってからしこりについて調べたら、恐ろしい情報が山のように・・・
でももしガンでも2㎝よりちっちゃいし、今すぐ摘出すれば大丈夫かも・・・・とできるだけ悪いほうは考えないようにしたかったんですが、
やっぱり気になって気になって、仕事もあまり手つかず状態


10月8日
針生検の結果は1週間で出て、ここでもまた、大丈夫でしたよ、と言われることを想像してたんですが、
部屋に入ると、だれも家族の人は連れてきてないの?と聞かれました

・・・ あまり良い結果ではないらしい。と不安がよぎりましたが、
医者曰く、結果は良性のしこりのようだけど、もしかしたら違う良性のしこりかもしれない。
どっちか100%確認したいから、摘出することを勧めます。



え、どっちにしろ良性なのにとるの?
と疑問に思いましたが、なんでも針生検ではしこりの一部分しかとっていないから、全部とって検査しないとはっきりわからないんだと。
良性でも、急に巨大化するものかもしれないから、あとでとっておけばよかったと後悔するよりも、
全部摘出して100%確信できる検査結果が出るほうがいいでしょ、と

まぁそりゃそうだよな。
全部取ってみて、悪性だったってこともあり得るんですか?と聞いたらあり得ると言われたので、
良性とはいわれたものの、不安が残ったまま、手術日だけ予約して病院を後に

後で検査結果を訳してみたら、
線維腺腫だと思われるが、Ki-67が高めで、細胞度もやや高めであるため、葉状腫瘍であることが否定できない。

と書いてありました

つづく