ともえのてくてく日記

家族4人+犬2匹、デンマークで怒涛の毎日過ごしてます♪

手術当日-初全身麻酔

2019年12月17日 22時20分29秒 | デンマーク生活~日常~
10月21日

手術当日。
7時半に病院に予約が入っていたので、子供たちを友人に学校に送ってもらい、私たちは病院へ

受付が開くのを待っていると、同じ時間に手術を受けるらしい患者さんもやってきました。
7時半過ぎに受付を終え、軽く説明を受けて、手術着にお着換え
昼頃には帰宅できるはずということで、一度デン君は帰宅

しばらくして、おそらく8時くらい?に手術室へ通されました

人間違いがないように、個人番号(パーソナルナンバー)を確認、しこりの場所を確認、麻酔や薬で拒否反応が今までにあったかどうかの確認。ぐらぐらしている歯があるかなどを確認されました。

なんでも麻酔で眠った後に、管か何かを入れるらしく、その時に歯を損傷する可能性があると手術前の手引きみたいに記載されていました

そして点滴、麻酔マスクを付けられました。
最初、マスクをぴたーっとつけられて、息がくるしくなり半パニックでじたばた
少し隙間を開けてもらって、落ち着きましたが・・・
楽しいことを考えてねーと言われて、楽しいことを考え始めたころにはもうすでに眠りこけてました


そして術後、一度ふと眼ざめ、頭ぼんやりのまま、一番先に出た言葉。

「歯、無事ですかね?」

しこりの話じゃなくて歯の話って私・・・・

大丈夫と言われ、また再度眠りに落ちた私
次に起きた時は9時ごろ

痛みを感じたので、痛み止めをもらい、痛いながらも出してもらったパンとジュースをペロリ
どのくらい寝てましたか、と聞いたら30分くらい、と。
8時くらいに手術室入って、9時に起きて、30分寝てたってことは、手術に30分もかかってない計算
超スピード手術

麻酔から覚めたあとしんどいよーって聞いていたのでどんなだろうと思ってましたが、案外しんどくない
一方、私と同じ時間に受付をしていた患者さんは私の向かいのベッドでぐったり
麻酔に相性とかあるんでしょうか。

看護師さんも元気そうな私を見て、旦那さんに迎えに来てもらうよう連絡するねー と早速迎え依頼
来るまでのんびりごろーんとしていると、何か胸のところで つぅーっと滴るものが。
手術着をのぞき込むと・・・ ぎゃー出血しとる!

看護師さんを呼ぶと、ばたばたと「応援お願いします」 と連絡して回ってるので、てっきり大ごとなのかと思って、
「デン君に来るのはもうちょっと後でいいって連絡してもらっていいですか?」 というと、
え、そんな大したことないわよー、貼ってある絆創膏がちっちゃかったから流れてるだけよ、
と、巨大なガーゼをべたべたなテープで上から貼られました
どうやら受付にだれもいなくなるから応援を呼んでいただけの模様(笑)

そしてデン君もやってきて、お着換えもして、帰る準備は整ったんですが、まだ主刀医からしこりの状態とか聞いてなかったので、主刀医に時間ができるまで待機。
しばらくしてやっと主刀医と話ができ、見た目はきれいなしこりだったよ。
良性だと思うけど、検査結果を待ってね。と。

とりあえず見た目だけでも悪いものじゃなくてよかった
いろいろ調べた時には、見てわかる悪性なしこりもあるらしいので、とりあえず安心。

痛み止めを用意しとくようにと言われたので、帰り道に痛み止めをゲットし、お昼くらいに帰宅
痛み止め用意しろと言われた割には驚くほど全然痛くならなかったので、買った痛み止め1つも飲まずにすみました

あとは結果を待つだけ
葉状腫瘍の場合は、しこりの周りの細胞も再発防止のためにとるんだそうなんですが、
疑いがあるだけのときは、しこり自身のみの切除になるそうなのです(少なくともデンマークでは)
もし葉状腫瘍だったら再度切り開かれるのか?とか悶々と考える日々が続き、そして11月5日、デン君と結果を聞きに病院へ。

結果、摘出したのは100%安全なしこりで、葉状腫瘍の可能性は消えた、とのことで、両手あげて万歳でした

デンマークでは病院はほぼ予約制(大けがとかそういうのは救急で見てもらえるけど)で、予約もとりにくいし、健康診断とかもないので、
将来大丈夫かな、と思ってましたが、皮膚がん疑いの時もそうでしたが、大きな病気の疑いがあるときは、結構すぐに検査とか回してもらえるので、
自分で何かおかしいな、と気づくことが出来さえすれば、そこまで心配しなくても大丈夫かな、と思うようになりました

全身麻酔で数時間で帰宅ってどうよ?!とも思ってましたが、入院するよりも帰宅したほうが気が楽だったし、
もしぐったりしてたら、追い出されるようなこともなかったろうし、なんていったって無料だし(税金でたんまり払っているけど)、こんな制度もなかなかいいのかな、と思ったりしました

今回のことで、乳がんや葉状腫瘍について勉強するきっかけとなって、早期発見、早期治療がどれだけ大事なことかわかったし、
これからも自己チェックを心掛けたいとおもいます





初全身麻酔への道のり その2

2019年11月12日 22時04分28秒 | デンマーク生活~日常~
この間の続き・・・


検査結果を見ても医療用語がデンマーク語で書いてあるのでさっぱりだし、デン君に聞いてもわからないといわれるし(←ひどい)、
自力で解読せざるを得ず

解読しても 細胞度が高いとか Ki-67値が高いとか、なんじゃそれ ってかんじでかなりチンプンカンプン
悪性の兆候はない、と最後に書いてあったのでちょっとは安心できたんですが、

検査結果聞きに行ったときに、しこり取って実は悪いものだったってこともあるの?と聞いたら、
針生検はしこりの一部分しか採取していないから、その他の部分に何があるかわからない。だから切除を進めているのよ
と、実は悪性っていう可能性があることは否定してくれませんでした

大丈夫、悪いものじゃないからっていう言葉を聞きたいのに、なかなか聞けない・・・

とにかく、私のしこりは線維腺腫か葉状腫瘍かはっきりしない、てことで、摘出したら100%はっきりした結果が出るんだそうな

胸のしこり=線維腺腫もしくは癌 という方程式が成り立っていて、葉状腫瘍なんて頭になかったので、Google先生に頼ってみました

恐ろしい事実ばっかり出てくる!

葉状腫瘍は珍しい病気だけれど、治療法はなく、切除するしかない。
短期間で急激に大きくなるものが多くて、良性でも再発を繰り返すことがあり、繰り返しているうちに悪性となることもある。
悪性になると、骨や肺などほかの臓器に転移、他の癌と違って、放射線治療も聞かず、予後が悪い。

とかとかとか・・・
乳がん怖いと思っていたけれど、2㎝以下の場合は90%以上の確率で助かるとどこかで読んだので、乳がんだっとしても早く見つかってよかったと思わなくちゃって思ってたんですが。
乳がんの可能性は薄れたものの恐ろしい葉状腫瘍の可能性が!

どこかにも書いてありましたが、乳がんよりも恐ろしいかもしれない病気なんだそうです
悪性の兆候はないという検査結果だったけれど、もし葉状腫瘍だったら良性でも今後不安を抱えて毎日過ごすことになるのか・・・

調べ始めると止まらない私
珍しい病気なだけあって、集められる情報が少なかったんですが、いろいろなケースを読み漁りました

葉状腫瘍の場合は、腫瘍の周りも再発防止のために切り取ると書いてあったんですが、デンマークの資料を見ると、葉状腫瘍の疑いであれば、腫瘍のみ切除でよい、と
じゃぁもし葉状腫瘍だったらもう一回切り開かれて周りもとるの?
そんな非効率的な!!!疑いなら周りもとってほしい・・と思うものの、もとから胸のない私、そんなに取れるところもなかったりして・・・


針生検の後、胸に青あざができて、晴れてしまっていたので、しこりも大きくなったように感じて、ドキドキ
葉状腫瘍は珍しい病気だからきっと違う!と信じ込みたいものの、世の中には珍しい病気にかかる人もいるんだから、私もその中の一人かもしれない。
そんなことをぐるぐるぐるぐるもやもやと考えてました

そして10月21日手術当日 ・・・ つづく
 







初全身麻酔への道のり

2019年11月10日 21時27分09秒 | デンマーク生活~日常~
こんにちは
10月下旬人生初めて全身麻酔を体験しました。
胸にできたしこりの摘出生検のためです

(昨日摘出生検の結果が出て、無害のものであると診断されたので、これは闘病ブログとかではありません。
私自身への覚書と、デンマークでの医療とか手術の流れの一例として書き残しています。)

1年ほど前に、同僚が乳がんになってしまったのをきっかけに、思い出したら胸のチェック。
触っても何もないと思ってたんですが、今年の夏、ふと鏡の前で腕を上げてみると、右胸にぽっこりするものを発見

さーっと頭から血が下った気分でした
慌てて胸を触ってみるけれども、あまりわからず。
その時胸が張っていたこともあって、もう少し様子を見てみよう。と放置

胸の張りがおさまったころに再度確かめると、指で確認できるしこり発見
日本行き直前だったので、帰ってから・・・とまた放置し、すっかり忘れていたのですが、
また9月ごろに思い出して確認してみると、やっぱりしこりがあるので、かかりつけの医者を予約

9月13日
いつもかかっているお医者さんに時間がなかったので、若くてまだ経験浅いんじゃないか?というお医者さんに診てもらいました。
乳がんにかかる人は少ないし、家族に乳がんになった人もいないし、1㎝ないくらいだし、大丈夫と思う。
1か月くらい様子見て、大きくなるようだったら来てもらうっていう感じでいいと思うけど、一応ちょっと確認してみるね。
と、いつも見てもらっているお医者さんに確認しに行ったところ、やっぱり検査してもらっておこう、ということになったらしく、
病院への紹介状を書いてもらいました
以前に皮膚がんの疑いがあった時もそうだけど、がんの疑いがあると、すごく早く動いてくれて、紹介状書いてもらってから比較的すぐに検査をしてもらえることになりました

10月1日
人生初マンモグラフィー
痛いと聞いていたけど、全然痛くありませんでした。
ペッちゃんこの胸がさらにぺっちゃんこ(笑)

マンモの後はエコー。
マンモはきれいだったよーという医者でしたが、エコーにうつる楕円形のしこりをガン見
「うーん、とげとげ感があるかなぁ。」
。。。とげとげ感?そうか?ただの楕円に見えるけど・・・

あ、大丈夫ですよ、ただの良性のしこりです、おいといていいですよーと言われて終わりというのを想像していたので、真剣そうに血流とかの画像や、大きさをはかっているのをみるとだんだん不安に

うーん、これは針生検だな。ちょっとまってね、看護師呼ぶから。と。
針生検て何??
とおろおろしていると、あれよあれよという間に消毒されて、麻酔打たれて、バチンバチンと刺されました
(もちろん検査の流れは説明されたけど)

なにこれ。良性のしこりじゃないの?とますます不安に・・・
家に帰ってからしこりについて調べたら、恐ろしい情報が山のように・・・
でももしガンでも2㎝よりちっちゃいし、今すぐ摘出すれば大丈夫かも・・・・とできるだけ悪いほうは考えないようにしたかったんですが、
やっぱり気になって気になって、仕事もあまり手つかず状態


10月8日
針生検の結果は1週間で出て、ここでもまた、大丈夫でしたよ、と言われることを想像してたんですが、
部屋に入ると、だれも家族の人は連れてきてないの?と聞かれました

・・・ あまり良い結果ではないらしい。と不安がよぎりましたが、
医者曰く、結果は良性のしこりのようだけど、もしかしたら違う良性のしこりかもしれない。
どっちか100%確認したいから、摘出することを勧めます。



え、どっちにしろ良性なのにとるの?
と疑問に思いましたが、なんでも針生検ではしこりの一部分しかとっていないから、全部とって検査しないとはっきりわからないんだと。
良性でも、急に巨大化するものかもしれないから、あとでとっておけばよかったと後悔するよりも、
全部摘出して100%確信できる検査結果が出るほうがいいでしょ、と

まぁそりゃそうだよな。
全部取ってみて、悪性だったってこともあり得るんですか?と聞いたらあり得ると言われたので、
良性とはいわれたものの、不安が残ったまま、手術日だけ予約して病院を後に

後で検査結果を訳してみたら、
線維腺腫だと思われるが、Ki-67が高めで、細胞度もやや高めであるため、葉状腫瘍であることが否定できない。

と書いてありました

つづく



2桁になったジュニア君

2019年09月29日 21時18分03秒 | デンマーク生活~日常~
こんにちは
怒涛の9月が過ぎていこうとしています

9月の頭に障害物競走のようなものに参加してきました
会社の人が一緒に参加しようぜってなことを言いだして、障害物競走なら思い切り走るわけでもないし、私にもできるか、と参加することにしたんですが

結構きつかったです(笑)
面白かったけど。
たしか30くらいの障害があったはず。例えば・・・・


下から持ち上げてもらって上からひっぱりあげてもらって・・・私何もしてないのに上にあがってました


高所恐怖症気味な私、渡るの怖かった・・・


後から同僚に、ともえと同じくらいの大きさの丸太を抱えてえらかった!と褒められた障害



ちびっこサイズにはちょっと難しいものがたくさん
大きなデンマーク人でさえ人の肩を借りて登らないといけないようなところもあって、私は肩を借りても手が届かず。
社長に肩車してもらう羽目になることも(笑)

私は水の中に飛び込むのがどうしてもだめなので、それはお断りしましたが、できるところは頑張って、同僚に手伝ってもらって、みんなでゴール
達成感満々でしたが、青あざ、かすり傷、筋肉痛で一週間くらい大変な日々が続きました



9月下旬にはジュニア君の10歳の誕生日もやってきました
もう2桁かーと思うと感慨深いものがあります

今日はジュニア君のクラスの男の子を招いての誕生日会でした
昨日デン君と一緒に10キロ走に参加したので、足が痛いといっていましたが、それでもがんがんトランポリンパークで跳ねてました
私の体力をはるかに超えてます。
私が小4の時って、家で絵をかいてただけな気が・・・

とにかく元気でいてくれるのは親としてうれしいことです。
これからも元気で、人生楽しんでもらいたいものです


9月中旬の試合、9歳以下の部で優勝!次からは年上と対戦だからメダルゲットは難しくなりそう





夏が終わった

2019年08月19日 22時06分25秒 | デンマーク生活~日常~
こんにちはー
日本は夏真っただ中だと思いますが、こちらデンマーク、夏終わりました
20度超えたらいいほうです
夜くまくんとはなちゃんのお散歩行くときなんて、寒くて冬用のジャケットまで着ていたりします

7月は4人みんなで日本満喫してきました
九州旅行をし、地元の空手教室に体験でトレーニングに混ぜてもらい、京都でラフティングを体験・・・めちゃくちゃ楽しかったです
けっこう雨の降った日も多かったけど、どこかに出かけるとなるとなにかしら晴れてくれて、誰かが晴れ女か晴れ男に違いないと思った今回の日本滞在でした


子供たちは8月に学校が始まり、1年生と4年生になりました
べびーちゃんだったのはいつのことか
すっかり成長してしまいました

学校始まりと同時にトレーニングの始まり。
前シーズンまでは空手とサッカーをしていたジュニア君でしたが、練習日がしっかりと被ってしまい、
サッカーをあきらめて、空手一本に

ゆりちゃんは、体操のトレーニングが週三回、奇跡的にトレーニング日がかぶらず、空手も続けられることになりました
どっちか選ぶなら体操を続ける、といっているゆりちゃんですが、先1年は両方続けられそうです
学校の宿題もほぼないし。でも週5日トレーニングも大変かなー


私とデン君は相変わらずばたばたしていて、子供たちの学校やトレーニングが始まってからは、保護者懇談とか、説明会とかがたて続きに入ってて、フル活動です

それでも2人ともちゃんと空手続けてます
今年のはじめにぴきーっと肉離れのように痛めてしまった脚もいまいち治ってないので無理しない程度に。

今年も後半に入って、あとはもうくらーーーーくなるのを待つばかり
早く春にならないかなぁ・・・・ (冬はいらない)