
ネットから拾った「オーケストラのためのジェームズ・ボンド・メドレー WDR Funkhausorchester」画像 (https://www.youtube.com/watch?v=HRCMJ2hkcRs)。 エレキギターとドラムスが参加しています。
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8日 ミューザ川崎でアマオケによる80人を超えるジャズ・オーケストラ演奏会を聴きました。 パンフレットは豪華でカラー16ページもあります。 更にペンライトも一緒に渡されました。 公演中にホールが暗くなったら振ってくれという事でしょう、盛り上げに。
曲目盛り沢山の2時間でしたが、聴衆よりも楽団員の方が楽しんでいるようにも感じました。 もっというと 一番楽しんでいたのは指揮者だったのかも __ 何せ 色んな被り物を着たりして雰囲気を盛り上げ、指揮台を外れて踊るように指揮するは、聴衆に拍手を求めるは、ピアノを弾くはで、指揮台にじっとしておらず、しかもマイクを握って大いに喋るからです。
1部曲目:オープニング 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード ディズニー曲メドレー ひまわり 映画ミュージカルメドレー オペラ座の怪人 2部曲目:5曲 …
しかも曲目は途中で似たような曲に急に移ってどんどん変わりますし、今 何の曲だったっけと解らなくなります。 編曲自在で 原曲も何も解らなくなり、似たような演奏が続くと眠くもなってきます。
そして 最大の課題はバランスです。
普通のオケ編成からコントラバスが抜けて、代わりにエレキのベースギターが1台入っているのですが、専用スピーカーから巨大な音量が出ます。 またドラムスがガンガンと大きな音を出しますから、ベースギターとドラムスが張り切ると 他の楽器の音量が相対的に小さく聴こえ、バランス的にどうなのかと疑問を感じました。
ヴァイオリン ヴィオラ チェロが50人前後もいるのですが、ベースギターとドラムスよりも総音量が小さいのです (早くいうと 実はアマオケの弦楽器群は音が小さい傾向が強いです)。
チェロ奏者の女性の親御さんが私の妻の知り合いで、入場券を2枚下さったので、公演にやってきたのです。 恐らく 団員1人当たり10枚くらいを知人に売ってくれといわれていたのではないでしょうか。 コンサートに通い続ける家族ファンとは別に 一般的に欲しがる人も少ないでしょうから、結局 団員が自腹で購入しているのだと推理します。
お稽古事、趣味とはそんなものです。 素人演劇を趣味にしている友人からも参加公演の券を一度購入した事もあります。
アマオケ団費月 2,000円、公演毎に 15,000~20,000円掛かりますと楽団 HP に書いてあります。 公演の録画をしているのを見ましたから、これも団員は購入するのでしょう、有料で __ お稽古事、趣味とはそんなものです。
けれど 5年前に7人で始めたアマオケが今は80人を超えているというのは、それなりに支持されてきているのでしょうね。
更に推理すると 曲途中でクラリネット奏者がステージ前に出て数秒ソロを吹き、サックス奏者3人が同様にステージ前に出て演奏していましたが、これらのソリストたちは追加の出演料を払っているのでしょう __ お稽古事、趣味とはそんなものです。
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話しを戻すと 指揮者はバランスにも気を配って、それぞれの楽器がよく聴こえるように、各セクションにもっと大きな音を出せというか、或いはもっと音を抑えろとか指示する必要があると思いましたね (私は全くの素人ですが)。
見出し画像の演奏ですが、左中ほどのエレキギターとドラムスには 客席側に囲いがあり、音量を抑える工夫がなされています。
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過去に聴いたアマ演奏会では、このバランスが問題だなと感じるものが幾つもありました __ 元々大きな音量が出る楽器で伴奏する場合 リサイタルの主要楽器がどっちなのか忘れて演奏する伴奏者は考えものだと思います。
1) 室内楽曲で ピアノの音量がやたら大きくて、他の弦楽器の音が聴こえない。
2)ヴァイオリンとマリンバ伴奏による曲で、マリンバ奏者がやたら頑張って大きな音を出し、ヴァイオリンがよく聴こえない。
プロ演奏者同士によるヴァイオリンとピアノ演奏を聴くと、ヴァイオリンが演奏しない箇所ではピアノが大きな音を出しますが、ヴァイオリンが演奏し始めると ピアニストはサッとピアノの音を小さくします。 プロはどっちが主役かよく分かっているのですね。
今日はここまでです。