大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

【音楽】最近気づいたこと

2009-03-14 01:15:04 | Weblog
初【音楽】ネタです.

最近おもしろいことに気づきました. 先日,マイミクさんの日記がきっかけで母校の高校の文化祭歌を思い出しました.歌詞は
「東海彼方に日は昇る,誓いを立し若人の希望の前にそびえ立つ,雄々しき姿の三原山 ♪」 …となかなか格調高いものです.
この歌のメロディは軍歌「歩兵の本領」と同一なのですが,注意しながら歌って見るとモシモシカメよ~♪とまったく同じリズムであることが判ります.マイミクさんによれば歴史のある学校の校歌にはこのリズムを使用したものが多いのだそうです,

一方,以前から気づいていたことなのですがこの「もしもしカメよ」と「どんぐりころころ」は韻がすべて同じ. 字余りかつ1節短いですが「でんでんむしむしカタツムリ…」はその派生形でこれらは相互に歌詞の置換が可能です.ということは「歩兵の本領」やくだんの「文化祭歌」も当然のごとく置換OK. もひとつおまけに,かつてメーデーの会場によく流れていた「聞け万国の労働者…」も一緒. この分では他にもたくさんありそうだとあれこれ考えていたら,これらの歌詞はどれも音節が 7・5・7・5…と続くことに気づきました. 歌謡曲でも都はるみの「北の宿から」などが同様の形式です. いったいどうゆうことなのかとぐぐってみたら,俳句や和歌のような5音節でなく7音節で始まる歌というのは12世紀に国内で大流行した今様あたりを起源とし7・5・7・5・7・5・7・5で1コーラスとなる形もこのころ既に完成していたようです. 言葉についての学究の方には自明の事実だと思われますが現代歌謡に800年も前にはやったリズムが連綿と生き続けていることにいささか驚くとともに,日本語のアイデンティティはこういったことの累積で保たれているのかもしれないと感じました.

世の中たいへんなことになっているご時世に太平楽な話題で失礼しました.(^_^;

似たような写真が続きましたが,前回のものは小笠原沖の夕日.今回はネットから拾って来た「朝日」の写真です.

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