大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

【HAM】QSL到着

2009-12-29 17:30:36 | Weblog
今日今年最後のQSLカードがビュローから転送されてきました.ワタシにとっては多目の15枚でした.JARLニュースも同時に到着です.
JARL終身会員の方たちにとっては心穏やかならざる年末のようですが,ワタシはずっと年払い会員なので淡々と会費を払い続けるのみです.14歳から所属している組織のあり方について思うことはいろいろとありますが,なにはともあれJAハムにとって唯一の権益を代表する組織がなくなることは絶対にあってはならないと思っています.来年の総会は大荒れ必至でしょうが,できる限り多くの会員が満足とはいかなくとも納得できる程度の方向性が見出せないものかと思いながら議事のゆくえを見守ることになるでしょう.

よしおおじさんの事

2009-12-13 23:03:54 | Weblog
昨日はワタシの住む地区のある方の告別式に行ってきました.
血縁ではありませんが家人が奥さんにかわいがっていただき,しょっちゅう農作物や釣果をいただく間柄でした. 若い頃は小さな漁船を繰る漁師さん.後年は奥さんと細々と園芸農家を営む静かな暮らしの方でした. 昔から漁師らしくない穏やかな人柄でワタシが子供のころから声を荒げた姿は一度も見たことがありませんでした.小賢しいことを声高に話す人の多いこの時代にわれ関せず黙々と働き続け,亡くなる二日前には刈払い機で除草作業.亡くなった日も畑仕事を済ませ入浴中に他界されたようです.
90歳の大往生.さして親族の多い一家でもないのに一昨日お通夜の行われた斎場は土砂降りにもかかわらず地区中の人が集まったかと思うほどの人出. いわゆる 「幅をきかせて」 いた方の葬儀ではないので本当にビックリ. 実直で目立たない人生と見えてもそこに宝があったことを地区中の人々が知っていたということでしょうか.

「棺を蓋 (おお) いて事定まる」

を実感した週末でした.

37年目の thank you

2009-12-10 22:24:45 | Weblog
永久歯の数は32本だそうです.
若い頃は歯が丈夫なことが自慢だったのですがここ何年かでかなりやられてしまい現存数は25本.この数字が年相応なのか否かは不明です.もちろん部分的に義歯も使用しています. 吉行淳之介氏の作品の中に歯医者通いの辛さから健康な歯もすべて抜いてしまった男の話があります.てっきりファンタジーだと思っていたら永六輔氏が歯科通い嫌さに50歳で総入れ歯にしたとラジオで話していて実話だったことが知れました.

閑話休題
歯がきれいにそろっていた高校一年の一学期のことです.
新生活にワクワクしていた毎日だったのですが,新しいクラスメートの一人がいつの間にか登校してこなくなりました.彼 (Y君) とはほとんど口をきいたことがなかったのですが不登校など想像外の10数人クラスのアットホームな中学校出身のワタシはなんとなく気になっていました.そうこうするうちに親しくなった隣の席の女子(Kさん)がくだんの彼に学校に来るように誘いに行こうと言い出しました.彼女はY君と同じ小学校の出身で彼を誘いに行く連れを探していたのでした.あまり気のすすまないまま放課後彼女と一緒にY君の自宅に行き我ながら不自然な励ましと登校を促す言葉をかけて帰りました.そのときの彼の当惑したような顔は良く覚えています.結局程なくしてY君は退学したのですが先週の同窓会には出席してくれて37年ぶりの再会となりました. 幹事として会場を泳ぎまわるなか彼とはこの小事件についてひと言ふた言話題になったのですが別段盛り上がるでもなく会はお開きとなりその場は別れました.ところが昨夜になって突然 「高校生の時の顔覚えていますよ、あの時はありがとう云々…」というメールが届きました.正直「アララッ!」であります.返事は 「気がすすまなかったけれどKさんの強い友達思いに感じるものがあって付いて行った.礼は彼女にするほうが適切ですよ…」と送信しました. その後再度丁寧なお礼のメールの返信があり…ということで37年前に行ったほんの数分間のおせっかいに対して今お礼をもらうという何だかほっこりする気分を味わったきのう今日でした.

祭り終わる

2009-12-07 00:32:00 | Weblog
中・高合同,とにかく大島に関係のある同年者を集めるという,コンセプトにいささか無理のある同窓会を企画したのですが一昨日盛会のうちに終了することができました.
60名近い参加者の中には30年以上音信のなかった友人も何人かいて四方山話に花が咲きました.どの面々もしばし厳しい現実から離脱,ティーンの頃の心情に戻って熱い時間を共有したわけですが自宅に戻り会場のスナップやビデオをチェックしてみるとどう見ても初老のオッサン・オバサマたちの集会. 会場に流れていた親密で若やいだ空気と映像に写し取られた歳月の残酷さとのギャップにしばし呆然 (^_^.)
2000,2006,2009年とこの10年間に3回幹事をやりました.主に高校時代のものです.パーフェクト参加の常連達の他に毎回始めて参加のメンバーが含まれます.そういった人と会うたびにさまざまな人生のありように驚きがあります.
今後も何回か幹事をやることになるのでしょうが仲間たちの健康と友情が長く続くとよいなぁと思っています.残っている仕事(?)は幹事連だけで行う反省会という名の飲み会.島内某所で当日のスナップ・ビデオを見ながら次回の構想などを楽しく語り合うことになるでしょう.