ラジオ修理

最近入手した真空管ラジオは東芝製の「かなりやＱ」といい，このタイプでは人気のある機種．　
以前から欲しかったので入手できたのは嬉しいのだけれどラジオのコレクションが２０台を超えてしまい，サスガに置き場所に困るようになってしまった．しかたないので，前からあった同ジャンルで無名の完動ラジオを１台手放してしまった．

パネルの掃除と多少の手直しをして聞いていたのだが，今日ＴＢＳラジオ(954kHz)を聴いているとどうもおかしい.同調をとるとキチンと聞こえるのだが，少しでもズレると激しく発振する．このことは購入直後から気付いていたのだがＮＨＫ１(594kHz)あたりでは症状が軽かったのでそのままにしていた．
やれやれと思いながら，４０年近く前の真空管ラジオの教科書を引っ張り出して修理方法を確認する．症状としてはお約束のものなので予想どうり抵抗を一個追加して修理完了．　古い機械にはこのように交換ではなく部品の追加で修理できることがある．長い年月の間に各部品のコンディションが変化するためだが，よく考えると壊れたものに部品を追加することで治るというのはナンカ不思議．

オークションでビックリ

一週間前に出品しておいた受信機が今日落札日を迎えた．
２０年以上前に中古で購入した物だが今年　（これまた中古の）　代替機を購入したので，処分することに決めた．
どこも悪いところはないし，愛着もそれなりにあるのだが，残念ながら狭い我が家の趣味スペースでは置き場所がなくなってしまったのだ.　

ビックリしたのは落札価格．

　３５００１　円だった．

ちなみに２３年前の新品相場は七万円から九万円くらい．
ワタシは新同品を六万円程度で購入したと思う．

この型の受信機は例のＰＳＥ法の適用外で現在も中古市場に流通しており決して希少品ではない．事実この機械と同形でこちらにはないオプション搭載の出品がほぼ同時にありこちらが終了した約１時間後に２６０００円で落札されている.
後発の方がほぼ相場でワタシのは９０００円も高く落札されている．

今後の高値落札につながるよう理由をつかもうと出品写真や商品説明について違いを分析してみた．

１．写真　
　　ワタシの出品写真は電源投入中で各表示部が
　　点灯しているのに対し後発の写真は電源が入ってい
　　ない．なお，ピントはワタシの写真の方が甘い．
　　つまりシロウトっぽい

２．写真　
　　ワタシの方はバックに他の無線機が写りこん
　　でおり，現役のハムの出品ということが一目でわか
　　るが後発はリビングと思われるバック．

３．説明文　
　　ワタシのは最近まで使用していた旨明記だが
　　後発は２年前で使用をやめているとの記述．
　　また，こちらはヤフーフォームそのままの
　　しろうとっぽい説明欄だが後発はＨＴＭＬを多用した
　　オリジナルフォーム．つまり業者っぽい説明欄

４．”良い”評価数　
　　ワタシ　１１８（ほぼ無線関係）　　
　　後発　１０（ほぼ洋酒）

という違いが目に付いた．
結論として，人気機種とはいえ極めて趣味性の高い商品なので落札希望者に同好の仲間意識をもてる信頼できる個人から購入したいというウィルが強くあったと言えそう．

写真は動作中のものを使う．説明欄はＨＴＭＬを使用しない．
業者っぽくならないように．なおかつ信頼感をかもし出す写真と説明を添付．

といったことが高値落札のコツだろうか．

次のオーナーにもかわいがってもらうんだよ…(T_T)

出張 ａｎｄ 観劇

１９日に上京して今朝帰島.

銀座博品館で水森亜土さん所属の劇団，未来劇場の公演時期だったので久しぶりにミュージカルを見てきました．　good timing
亜土さんの連れ合いで作家兼劇団オーナーの里吉さんの演出は辛口のユーモアと艶っぽいストーリーでいつも楽しませてくれるのだけれど，今回は身体障害者とデリヘル嬢の恋　＆　８０代と９０代の老人同士 の恋という設定が物語の重要部分となっていました.　
どちらもヒラ場では口にしにくい内容なのだけれど，この二つの異色カップルをせつなくも暖かい視点で描いていて違和感を感じさせない．　里吉作品ならではの料理の仕方で，社会派の一面を見せてくれた気がします.

今回の舞台がハネた後，亜土さんへの差し入れは，神津島の焼酎「盛若」 と島のツマミの定番「茹で落花生」．
里吉氏には懐かしい，「バット・しんせい・ｅｃｈｏ」のタバコセット をお渡ししました. 喜んでくれるといいな．

なに着りゃいいの

明日から３泊の予定で都内に出張の予定ができた．年中出かけているがこの時期が当たることは意外に少ない．スーツはどうも好きになれないのでほとんどカジュアルな服装で出かけるのだが今夜も準備しようと思ったらハテっ．着ていくものがない．寒い時期，暑い時期はそれなりに用意はあるのだが，この時期はなにを着ていいのかさっぱりわからない．
だいたい，島で生活していると，通勤はマイカーで服装は勤め先のユニフォーム．自宅ではジャージという状態で，いわゆる普段着をきる機会がほとんどない．ネクタイでもしようものなら「東京行くの？」などと声がかかる．

近頃おしゃれに気を使った”チョイ悪オヤジ”なるものが流行だが，まるで縁のない ただのオヤジ生活である．

天気予報では　最高気温が１６度から２０度まで日々変わるようでコットンパンツを出してみたがまだ早い．上もシャツとベストでは寒そうだが，コートはおも過ぎる．
都内に自宅があれば臨機応変が可能だが着替え一切を抱えて都会を彷徨する身では持ち物は必要最小限に納めたい．　困った…

法事

一昨年に父が８９歳で他界し，昨年一周忌が終わったトタンに６０歳になる姉が急逝した．昨日はその二人の法事．三回忌と一周忌である．
普段はひっそりと過ごす母の元に孫や甥夫婦，近所の知古の方たちが集まってくれた．会食後，中３の息子は３２才になる従兄に仕事や進路などについて身近なアドバイスを受けて聞き入っているようだった．普段母親に勉強や生活習慣をさんざん注意されても聞く耳もたない様子だったが，初めて身近に話の通じる相手が出来た様子ですんなりと腑に落ちて行ったようだ．

冠婚葬祭は瑣末な雑事の連続ではあるが，日ごろ疎遠になりがちな親族が一同に介することで，期しないメリットが生ずる．　
これも先人の知恵のひとつ．

カセットデッキ付ＣＤプレーヤー

自宅にあるアンプはプリもメインも真空管．
でも真空管の暖かさが好きなだけで
音にうるさいオーディオマニアでは無い．よって
ソース側はＳ社で最安のテープデッキ付のＣＤ
プレーヤーというなんとも安直なシステムで聞い
ている．ところがテープのオートリバースが動作
するとそのショックでアイドラが軸受けから外れる
という信じられない故障が起きた．

Ｓタイマーが起動したようだ．その都度分解して
はめ込んでいたがこれではオチオチ　テープを聞け
ないので代替え機を入手することにした．

修理に出すチョイスもあったのだが構造的な欠陥
のように見えたので他のものをあたることにした．

ヤフオクで見つけた「動作せず」のコメントの入った
Ｔ社のＡＤ－６００を落としてみたら外観は新同で，
メカ以外の部分が故障している模様．
これはメッケものかもと修理に出したところ制御系の
ＬＳＩが交換されきれいに治って帰ってきた．

落札価格　５００円　　修理代　１３１６７円　
あと合計送料が２５００円ほど．

テープは思い出の多いものが多いのでどうしても
はずせなかった．格安というほどではないが
満足できる買い物でした．

う～んっ。

息子の通う中学のＰＴＡ役員に選ばれてしまった．
副会長だそうな…

息子が小学生だったとき，全校生徒は１０人そこそこで統合される寸前だった．当然のことながら親の数も少なく運動会をはじめとする学校行事に一年中なにかしら関わっていた．卒業間際は閉校記念誌作りが大仕事だった．
この頃はあまりにも小人数なので否応はなく体も自然に動いてくれた．どの親も協力的で，小規模校の常で教師の方々のモチベーションも高く充実感のあるＰＴＡ活動だった．

　中学に入学してからはそこそこの人数がいたためお客さん気分の２年間を過ごさせてもらい，ＰＴＡとしてはすっかり怠け癖がついてしまったのでかなり不安．

昨年，自分が使用している生活上のパラダイムを見直すセミナーに参加した時に自己分析のコーナーがあり，他の参加者に比べて自分は自己中気味であることがかなりはっきりと焙り出された．ＰＴＡをはじめとする地域活動を比較的積極的にやっているように見えても，実は義務的な気持ちの方が強く，他者への思いやりや貢献が主要動機ではないということ．

とは言うものの，息子にとっては中学最後の１年間なので，覚悟を決めてやるしかないかな．(^_^;)　

ミクサーとカメラマン

かつて　ＦＥＮに無線技術者　兼　ミクサーとしてお努めだった宇尾博介氏の　　mixiブログを読んで思い出したのは　チュー坊のころミクサーになりたかったこと．
当時はハードウエアーの　ｍｉｘｅｒ　は「ミキサー」．　それを操作する人は「ミクサー」と書き分けていたと思う．４０年近く前のことで現在はどうなっているのかよくわかりません．

ワタシにとって，ミクサーと　（テレビ）カメラマンは静と動の違いはあるが，どちらもエンジニアの力量と表現者としての感性を求められる仕事に見える．
専門学校にいた頃，我々無線屋を目指すクラスとは明らかに毛色の異なる学生の一団がいたが，彼らがこの分野のクラスの住人だった．
多様な可能性を持つ人間を単純に技術系・文科系と区分けするのは安直すぎる気もするが，不器用で，大雑把な性格の自分にはいずれも手に負えない分野でした．(^^ゞ

宇尾氏のHP

ワイヤレスカードの相性

拙宅のＦＴＴＨはみかかプランドのワイヤレス対応ルータを
使用している．自分用ＰＣはシャックとは別の階にあるので
デスクトップ機ながらワイヤレス接続を使用している．
当初順調に使用できていたのだが，いつ頃からか日中の転送
速度が１Ｍ以下にまで落ちるようになった．カードは　b/g　
両用のもの．

さらにヘンなことに深夜１時頃をすぎると２０Ｍくらいまで
に回復する．まるでルータより上部のトラフィックを反映し
ているように見える．　　嫁さんと息子用のＰＣはルータと
有線接続してあり，このような症状はでない．
持ち歩いているノートＰＣは　802.11ｇ専用のワイヤレスで
こちらではこのような現象は発生しない．

無い知識を総動員してアレコレ設定を変えてみると変更直後
に多少改善することがあるものの，結局もとのスピードに落
ちてしまう．　カードを疑いＣ社からＢ社の物に変更してみ
たが変化なし．

以前，あくべんさんのカキコにこのインターフェスには相性
があるとあったのを思い出し，みかか純正のルータ内蔵カー
ドと同一品をヤフオクで落札して挿入してみたら一発で改善
した．　現在のワイヤレス接続インジケータは５４Ｍを常時
表示している．実効速度も１５Ｍ以上出るようになった．

ＰＣの使用に当たって時々話題になる相性というのは，つま
るところ不確定要素を規格によって規定し切れていないとい
うことで，まだ詰めなくてはならないインターフェース上の
パラメータが多く存在すると理解した．

同窓会

久しぶりに高校の同窓会をやる話が浮上し２ヶ月ほど
前から１２０人ほどの消息確認を行っている．
案内の往復ハガキがそのま戻ってきてしまった人や
返信のない人について大島にいる幹事で手分けして
確認を取っている．調べるにつれ散り散りになった仲間
たちの人生が垣間見えていろいろな思いがよぎる．物故者
も数人．結婚して姓が変わりその後元に戻った女性が数人．
家族にも行方がわからない人…
卒業後３２年経過してみるとホントに人生いろいろのようだ

すんなりと出席欄に○して返送されてきたハガキよりも
確認の必要な仲間たちの人生により思いがいく．６月
初旬の同窓会開催日までしばらく気にかかる作業が続く．