夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

作文天国…☆

2013年06月21日 | 旅行
「アーイーのところにみんなの作文があるから、朝配ってちょうだい。」
先生にそう言われて取りに行った。てっきりこの間集められた数人の作文を本人に返すものだと思った。
あれ? 作文って、これ?

20人程度の留学生が書いた作文が「留学生作文選」として、ちょっとした冊子になっていた。
その中にあたしの作文も載せられている。おっちゃんはこれを読んで笑っていたのね。
「あたしの作品が載せられているのよ」的に、クラスメイトに配る恥ずかしさ。

今日は作文クラスの期末テスト。
例文の間違いを訂正したり、比喩や誇張の表現を使って簡単な文章を作ったり。
あと、「もし私が中国人だったら」のテーマで作文を書け、と。
私が中国人だったら???
あまり思いつかない。正道から外れ、裏の手を使った。

もし私が中国人だったら、中国語を勉強する必要がなくなる。
もし私がアメリカ人だったら、英語を勉強しなくていい。他の国の人たちが、英語を勉強してくれる。
もし私が韓国人だったら……

クラス全員の国籍を使ってもしもシリーズを書いていった。
オチはこんな感じ。

もし私がカナダ人だったら、寒い場所から逃げ出して日本へ行く。
もし私が日本人だったら、カナダに憧れ、オーロラに想いを寄せる。そして中国に憧れ、中国に留学し、いろんな国の友達と交流し、毎日楽しく笑って過ごす。
一生忘れられないような思い出を残す。

うまいこと書いたな…。
と言うか、ちょっと感動的じゃない。自分でウルウルきてしまった。

テストが終わって、部屋でゆっちゃんと話していると、開け放したドアからルアンがフツーに入って来た。「テストどうだった?」
今日はカツオは来ていないけど、このベトナムシフト。
女性の部屋だということを忘れ、みんなして気軽に入りすぎじゃないの?
いや、今はイケメンだから気にしない。

ベトナムがらみで言うと、ハニーがこのごろ素っ気ない。
出会った頃のあの情熱はどこに行ったの? 挨拶もテンションが低い。
と思えばたまに近寄ってきたりもする。もう知らん。

もう一人のベトナム人ウーはベトナム軍団の中で一番冷静で大人。どうしてカツオと同室なのだろう。
最近彼は笛の練習を始めた。時折2階から鳴り響く笛の音。
ドレミファから始めているからほほえましい。
聞く話によれば、この間停電があってワタワタしている時に、彼は笛を吹いていたらしい。
ここではスナフキンと呼ぶことにする。

明日からダンスの夏休み班が本格的に始まる。
ヒップホップが出来る! 楽しみ。


本気のイケメン天国…☆

2013年06月21日 | 旅行
1,2時間目は読み書きの最後の授業。教室が蒸し暑くて集中なんか出来ない。
3,4時間目は閲読の期末テスト。テストの時はいつもみんなが早く終わって、あたしが最後の方で提出するのに、今日はあたしが2~3番目に早く終わって、さっさと帰ってきた。
なんだろう? みんなは今までのテストで手を抜いていたのかな。

早いうちにスーパーへ行こう。
唯一豚の薄切り肉を売っているスーパーは、遅い時間になると脂身だらけの肉しか売っていない。
部屋を出ようとすると、ベトナム軍団の1人ルアンに会った。
「テストどうだった?」
「もちろん100点でしょ。」
その時ちょうどカツオが通りかかって、近づいてきた。
「部屋見せてよ。」
カツオは昨日もおとといも、意味もなくあたしの部屋に入って、すぐ帰るという、目的のよくわからない行動をした。結局は構って欲しいだけなんだな。
あたしが拒んだりしないので、ルアンと一緒に今日も部屋に入ってきた。

椅子に座って、15分くらい喋っていた。
「来学期は何を専攻するの?」
「戦闘機を作る勉強。」カツオがまたでたらめを言う。
「戦闘機と言っても、おもちゃのだよ。」ルアンが乗っかる。

話題がコヤマになった。ぬっ、コヤマ!
かつてベトナム軍団に愛されていたという金髪少年コヤマ。
ルアンが携帯の中にあったコヤマの写真を見せてくれた。
極フツーの男の子だった。でも元カノの写真を見せられた気分。

夕方、お好み焼きとカレーを作る。
香港軍団が日曜に帰ってしまうというので、「一緒に写真を撮ろうよ。日本の料理も作ってあげるよ。」と約束していた。
「いい匂い!」お好み焼きを焼く途中で、楽ホンコンがやってきた。「奥の食堂で食べよう。」
彼らはいつも4階の同じ食堂でご飯を食べているなと思っていたら、食事込みのプランでその食堂が指定だったらしい。
その食堂の料理にお好み焼きとカレーを交えて、食事会が始まった。

あたしがお好み焼きにソースをかける。
「おーっ!」
マヨネーズをかける。
「おーっ!」
いただきます。カレーもお好み焼きも大人気。

           

結構の量を作ったけど、きれいに食べてくれた。あたしも満足…。香港にも日本のカレーがあるけれど、ルーばかりで具が少ないとの事。

香港軍団の中に1人、前から気になっていたイケメンがいる。
今日まじまじと眺めてみた。思っていたより全然イケメン…!
おかずを食べて、楽ホンコンと喋って、改めて彼を見た。やっぱりイケメン!
もうすぐ帰っちゃうのか…。

当たり前だけど、彼らの喋る広東語がまったくわからない。
部屋から折り紙を持ってきて、文化交流を図ってみた。
あたしのレクチャーに苦戦しながらもなかなか好評。

           

楽ホンコンが折った鶴が独自の進化を遂げた。
くちばしがおかしな事になっている。あたしが涙を流しながら笑っている時、楽ホンコンの横の男の子が羽をさらにおかしくさせた。

           ジェリーを追っかけて壁に激突したトムの感じ。
           

イケメンは不器用なのか、まったく折れず、いつの間にかいなくなってしまった。
食堂のおっちゃんに促され、食事会はお開き。
楽しいひとときだった。

「でも…イケメンと2人で写真撮りたかったな…。」
このもやもやした気持ちをニャヤヨにぶつけようと思ったら、菅ぴょんがちょうどそこにいた。
「香港軍団の中に超イケメンがいるんだけど、彼19歳だし、標準語あまり出来ないし、もう帰っちゃうし、どうすることも出来ない! せめて写真撮りたかった。」
「はあ…」

もやもや解消しきれないまま、余った食材を冷蔵庫にしまいに行こうと3階に下りる時、楽ホンコンとイケメンが階段を上ってきた。
棚からぼたもち…楽ホンコンの方から「写真撮ろうよ」と言ってきた。
極自然にイケメンと2ショット写真。満たされる~。