本当の夏が来た地獄…★

ベトナム軍団が１人も授業に来ないと思ったら、華山に行っていたらしい。
こんな暑い日に…。
今日は特別蒸し暑い。授業中部屋に帰ろうかと何度も思った。

英漢のテストがあった。
テストを受けることに特別意味はないけれど、先生が怖がらずに受けろと言うので受けてみた。
当初本科の子達含め20人いた英漢クラス。テストを受けたのは４人。うち３人は浩一とマーイーファンとあたしという、レギュラー性高いメンツ。
「終わりました～。」見直すことなく提出した。少なくとも50点は取れていると思うからもういいや。

部屋にいるとまたリーティンシンの声がした。
これからはカツオと呼ぼうかな。ころころ名前が変わって、まさに出世魚。
からかってやろうと部屋を出ると、今日ヤツは逃げなかった。
どういう流れでそうなったか忘れたけど、「入れば？」と言ってカツオを部屋に入れた。
「今日登山してきたんでしょ？」
「僕行ってない。」
「行ってないの!?」
またウソついているのかと思ったら、本当に行かなかったらしい。
ヤツは紛れて授業をサボっただけだった。

パソコンの中にある、洛陽で２人で撮った写真を見せてやった。
カツオはあまり興味を示さない。
「パソコンの中に何か映画ないの？」
ヤツはＵＳＢを取り出した。なんで持ってんの？
「映画？ないよ。」
ヤツは「じゃあ帰る」と言って帰って行った。
ＵＳＢ持ってんなら写真持っていけよ！