スタンドバイミーがちょっと前から日本語を勉強し始めた。
「オトコのヒトが、タベテイマス。」
「食べている?何を?」
「知らない。」……かわいい。
彼は8月あたりに日本に行くらしい。おおっ。
日本の団扇10本ほどを、チェリーさんに頼んで持ってきてもらった。
ピンクのきれいなのを王ちゃんにあげたら、すごく感動していた。
他の何本かを、エアコンの使えないあたしたちの教室に持って行ったら、なかなかの人気。
月曜、リーティンシンが一番に食いついたので、1本あげた。
先生も「貸して」と言って、授業中ずっと扇いでいる。
あとは何人かにあげたり貸したりしている。
今日の休み時間、リーティンシンが団扇を貸せと言って来た。
「この前あげたやつはどうしたのよ。」
「まあまあ、後で返すから…。」
授業中先生が、あたしを見て言った。
「どうして小さいので扇いでいるの?」
「大きいのをリーティンシンに取られました。」
ここは中学校の教室か?
いい歳してこのやりとり…。
ヤツはかまって欲しさ全開で、あたしの靴のかかとを踏んでくる。あたしはヤツの頭を叩く。
リーティンシンのおかげで、あたしはクラスの中でのイメージが崩れたような気がする。
だけど、中学生に戻るのも、まあ悪くない。
「オトコのヒトが、タベテイマス。」
「食べている?何を?」
「知らない。」……かわいい。
彼は8月あたりに日本に行くらしい。おおっ。
日本の団扇10本ほどを、チェリーさんに頼んで持ってきてもらった。
ピンクのきれいなのを王ちゃんにあげたら、すごく感動していた。
他の何本かを、エアコンの使えないあたしたちの教室に持って行ったら、なかなかの人気。
月曜、リーティンシンが一番に食いついたので、1本あげた。
先生も「貸して」と言って、授業中ずっと扇いでいる。
あとは何人かにあげたり貸したりしている。
今日の休み時間、リーティンシンが団扇を貸せと言って来た。
「この前あげたやつはどうしたのよ。」
「まあまあ、後で返すから…。」
授業中先生が、あたしを見て言った。
「どうして小さいので扇いでいるの?」
「大きいのをリーティンシンに取られました。」
ここは中学校の教室か?
いい歳してこのやりとり…。
ヤツはかまって欲しさ全開で、あたしの靴のかかとを踏んでくる。あたしはヤツの頭を叩く。
リーティンシンのおかげで、あたしはクラスの中でのイメージが崩れたような気がする。
だけど、中学生に戻るのも、まあ悪くない。