夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

アーイー天国…☆

2013年06月19日 | 旅行
「アーイー」とはおばちゃんのこと。
宿舎に何人かいるおばちゃんをあたしたち留学生はアーイーと呼んでいる。
主に宿舎のフロントを担当するアーイーと、掃除をしてくれるアーイーがいる。
オアシズの大久保さんにそっくりのアーイーもいる。

アーイーともっとお喋りすれば会話も上達するのだろうけど、いつも「ご飯食べた?」「食べたよ」という程度のやり取りしか出来ない。
この間アーイーではなくおっちゃんの方とお喋りしようと思い、ダンス帰りにフロントのソファーに座って「ああ、疲れたよ…」と言ってみた。会話会話。
思うように話が弾まず、「疲れているなら早く部屋に戻りなさい。」と言われた。ごもっとも。

おっちゃんといえば、昨日うれしそうに話しかけてきた。
「作文読んだよ。いいね!」
この間担任の先生に「あなたの書く作文良いらしいわね。留学生の作文のサンプルにしたいから貸して」と言われ、宿題で書いた作文のうち2つを提出した。
それがどういうわけかおっちゃんの手元まで届いたらしい。

内容は「洛陽旅行」と「東京についてのQ&A」。
Q&A、無造作に選ばれたクラスメイトが東京について質問をして、その答えを作文で書くというものだった。
質問してきたのは奇しくもカツオ。質問の中に、こんなものがあった。
「東京に美女はいっぱいいるの? どんな美女?」
あたしはこう書いた。
「東京にはたくさん美女がいる。どんな美女かは、私を見れば簡単に想像できるはず。」

おっちゃんは笑いながら言った。
「東京の美女、想像できるよ!」
あたしは答えた。
「あたし今はもうイケメンだけどね。」

今日の授業は10時で終わった。
交換留学生で隣の隣の部屋の日本人、菅ぴょんが話していた、行列の出来る学食の「排骨麺」を食べに行こう。菅ぴょんとゆっちゃんと3人で行列に並んだ。
10時40分までに並ばないと売り切れるらしい。
もともと人気のあった店だったけれど、この間陝西テレビで特集されてからさらに行列が伸びたそうだ。
スープにちゃんと牛骨のエキスが発揮されていて、ウマイ!
3元(50円)…東京なら600円は取れる。

           

宿舎に戻ると1階のソファーで、アーイー4人が横並びに座っていた。
「イケメン! イケメン!」
あたしを見てうれしそうに笑う。「いくらで切ったの?」「似合っているわよ」
あたしはちょっとしたスター気取りで手を振り通り過ぎる。
菅ぴょんはちょっと残念がっていた。
「イケメンって、俺のことかと思った…」
そうだった、ここに若い男の子がいるのに、それを差し置いてのイケメンぶり!

午後、ゆっちゃんとニャヤヨとあたしの部屋で会議をした。
夏休みに新疆へ行く計画を立てるため。
「コーヒー飲む?」
「ちょうだい。」
コーヒーに入れる牛乳を取りに3階に下りると、また別のアーイーに褒められた。
「髪切ったのね。似合っているわ!」
そう言いながらアーイーは、ハンガーにかけた下着を干していた。
3階でいつも見かけるパンツ、あれアーイーのだったの!?

夕方、ニャヤヨと学校の東南門を出てすぐのところにあるフードコートへ行った。
学食より数段おいしい。でも最近あまり来ていなかった。
4,5回注文したことのある店で久々に頼んでみた。
「髪切った?」
びっくりした。店のお姉ちゃんがあたしの顔を覚えていた。
結構うれしい…。