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海印三昧 かいいんざんまい

雨が上がり

すっきりと

爽やかな朝です

 

正法眼蔵に

「海印三昧」という

巻きがあります

印とは

静かな海面に

すべての世界が

映し出されている

という意味です

つまり

あとかたも

こだわりもない

ということを

象徴しています

 

その巻きの中に

諸々の法が  (法 ほう=存在)

この身を構成する

とはいっても

起こるときは

ただ

この法のみが起こる

滅するときには

ただ

この法のみが滅する

この法が起こるとき

我が起こるとはいわず

この法が滅するとき

我が滅するとはいわず

と説かれます

 

一刹那は

75分の1秒

だそうです

刹那生滅といって

この一刹那の間に

人の命は

こちらの世界と

仏さまの世界を

行き来

するのだそうです

 

つまり

自分が

生きていると

思うのは

仏さまの世界に

帰っていることを

知らずに

こちらの世界だけを

感じているだけのこと

ということになります

 

 

 

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