君の名は その2
新海監督の
映画を見て
紀野一義先生が
「道元禅とは何か」という本の中で
命について
こう言われていたのを
思い出しました
映画の一コマ 一コマは
非連続なのに
つづけて映写すると
切れ目なく続いているように見えるが
人間の命も
おんなじで
一刹那 一刹那
永遠の生命から来て
その人に宿り
そして
永遠の生命に帰って行くのです
その一刹那 一刹那が
目にもとまらぬ速さなので
人間は自分の命が
連続しているように思っているのです
ちなみに
一刹那は
とても短い
瞬間の時間で
75分の1秒だそうです
つまり
0.0133秒です
物質はつきつめると
粒子となります
また
時間も粒子なのです
ですから
命は
こちらとあちらの世界を
一瞬で
行ったり来たりできるのですし
また
「君の名は」のシーンのように
時間空間をこえ
男女が入れ替わることができるのだと思います
赤いハスも咲きました
君の名は
新海誠監督の
「君の名は」は
全く知らない土地の
男女が入れ替わり
そして
見えない糸で結ばれ
過去へとつながっていく
という映画です
主人公の
立花瀧が
時間について
こう言っていました
「組紐を作っている人から聞いたんだ・・・
ひもは時間の流れそのもの
ねじれたり
からまったり
もどったり
つながったり
それが時間だって・・・」
ふと
道元さまの
「三階唯心」の
ことばを思い出しました
父が老いていて子が若いということがある
父も老い子も老いているということがある
父も若い子も若いということがある
十方全世界(じつぽうぜんせかい)(全宇宙)の
過去現在未来のすべての衆生(しゆじよう)(存在)は
十方全世界の過去現在未来の如来(こころ)である
道元さまの
時間論です
蓮華展
蓮展が間近になり
岡本さんと麻生さんと
打ち合わせをしました
バリ島の
お土産を
いただきました
期間中
法要のため
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日時は
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