正法眼蔵 面授 めんじゅ その4
龍村仁監督は
お釈迦さまを構成していた
細胞が
素粒子となって
世界に広がった
もし
その1粒でも
いまの自分の
体内にあるとすれば
自分の意識の世界と
お釈迦さまの素粒子が
交信できれば
お釈迦さまの
さとりと
一体になれるのかもしれない
といわれたことがあります
道元さまは
面授の巻で
お釈迦さまを正しく見奉る
眼を受け伝えていれば
過去から
未来にわたり
お釈迦さまを目前に
見ることができる
といわれます
本日
市内のお寺で
ご住職様の
本葬の儀が修行されました
老師の
お顔は
実際には
見ることができなくなりましたが
いつでも
お会いできる
ともいえるのかもしれません
正法眼蔵 面授 めんじゅ その3
道東は
荒れ模様ですが
札幌は
今のところ穏やかです
面授とは
師匠と弟子が
顔と顔を付き合わせ
法が伝わることです
道元さまはいわれます
祖師は
お釈迦さまの
仏顔を礼拝し
仏眼を映したのだ
正しい法を継ぐものは
みなそれぞれが仏面である
これが正しい面授である
さらに
お釈迦さまの
仏面を礼拝するときには
その後の
祖師や
過去七仏たちが
平面として並んでいるのでもなく
時間として連なっているのでもない
面授は
同時である
祖師の面授は
お釈迦さまの
面授の実現である
ユングは
意識のなかに
青写真があり
それが
時間と空間をあらわす
といわれたそうですが
道元さまも
意識の世界が
つながると
時空をこえて
面授が現れ
お釈迦さまの
仏面を拝むことになる
といわれています
正法眼蔵 面授 めんじゅ その2
今日は日中
よく晴れています
大宋国 (中国宋の時代)
宝慶元年 5月1日 ほうきょう (1225)
道元さまは
はじめて
天童如浄禅師を
妙高台で みょうこうだい (如浄禅師の居室の名前)
焼香礼拝しました
そのとき
「先師古仏(如浄禅師)初めて道元を見る」
如浄禅師は
道元さまを初めて見て
いわれました
「仏祖から仏祖へ伝える面授の法門が実現した」 法門=仏道の門
人には
それぞれ
電波のようなものがあって
人と人が
相対し
見た瞬間に
その
電波がつながり
口では説明することのできない
何かが
成立する
ということがあるのでしょう
正法眼蔵 面授 めんじゅ
今日は
冬に逆戻りです
面授とは
師匠と弟子が
対面して
直接伝授することです
お釈迦さまの
おさとりは
拈華微笑により
摩可迦葉に
伝授されました
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