原子力 その2
昨日
飯田整治師と
お会いし
原発事故について
お話しを
お聞きしました
日本の
いまの状況は
じきに
大きな滝壺が
迫っているのに
川を下る
日本丸に乗って
みんなで
宴会で盛り上がり
先のことを
考えないように
しているようなもの
といわれていました
まったく
その通りだと
思います
お釈迦さまの教えに
「仏説譬喩経」 ぶっせつひゆきょう
があります
旅人が
像に追われ
井戸に逃げ込みます
木の根を
伝い下へと逃げます
上を見ると
ネズミが
その木の根を
かじっています
「やめてくれ」と
大きな口をあけると
そこへ
蜂蜜が
ポタリと口の中へ
落ちてきました
旅人は
とても幸せな
気持ちになりました・・・
私たちは
絶体絶命の
状態にあっても
欲望にからめとられ
真実の世界が
見えなくなるのです
「黒白二鼠」 こくびゃくにそ
の説話に
学びたいものです
大龍寺
先日
婦人会旅行で
参拝させていただいた
深川市
大龍寺さまで
先代ご住職さまの
33回忌法要が
修行されました
先代
ご住職さまには
私が
永平寺の
修行時代
大変お世話になり
感謝申し上げます
実りの秋 その2
お檀家さまから
ボリボリきのこを
いただきました
自然の恵みを
いただくと
なんだか
「北の国から」の
五郎さんの
最期の
ことばが
思い出されます
「自然はおまえらを
死なない程度には
十分
毎年食わせてくれる
自然からちょうだいしろ
謙虚に生きろ
これが遺言だ」
原子力
昨日は
原子力の日でした
1936年10月26日
茨城東海村の
試験炉で
日本で初めて
原子力発電に
成功したのを
記念し制定されました
元国連職員の
村松昭雄さんのお話しを
曹洞宗教化センターの
飯田整治師から
お聞きしました
福島原発事故の
危機的状況を
日本人は
いまだ
理解せず
他人事のように
思っているのかもしれません
チェルノブイリ事故で
ウクライナ政府の
発表によると
原発事故での
疾病被害は
260万人
うち
子どもが
26万人
汚染により
喪失した土地は
九州の面積
石棺まで
収束させるのに
軍隊80万人を導入
うち
20万人が
すでに
亡くなっている
福島4号炉の
使用済み燃料は
1670トン
地上30メートルの
プールの中にあり
もし
水が抜けると
チェルノブイリの
85倍の
セシウム137が
放出される
この未曾有の
危機を乗り越えるには
国際検査チームの
派遣協力
国際的な技術支援を
受け入れるべき
私の目には
政府も
他人事で
東電まかせのようにしか
見えないのですが
みな様は
どのように
思われているのでしょうか
福島の
渡辺祥文師の
「原発事故はなにも収束していないのです」
のことばが
重くのしかかります
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