珍しいことだけど、今年は東京の方が福岡より桜が咲くのがかなり早かった。満開の東京から戻り、福岡で桜は今満開を迎えている。今年は2度楽しめるってわけ。
昨日は桜を追って西公園、舞鶴公園を歩いてきた。福岡生活ももう10年以上になるのだけれど、桜の季節にここに来たことはない。いつもは近所の近場の公園で済ませているから・・・ここの公園も桜並木が見事なのだけれど、福岡に住んでいるからには、日本百選に選ばれている西公園の桜もぜひ見たいな、と思い、そしてやっぱり行ってよかった、と思った。素敵な一日になった。
西公園に行く前に平尾の「山荘マキイ」でお買いもの。ここは普通のスーパーより、ちょっとよいもの、美味しいものをを売っている。有機や無添加にも気を遣っている店だ。海鮮巻き寿司とか、太いソーセージとザウアークラウト入りのホットドッグ、チーズやハムのサンドイッチ、ポテトサラダにパスタサラダ、デザートのフルーツサラダ、ケーキ売り場でいちごのミルフュイユなど、あれころ美味しそうなものを買いこむ。自家製パンも美味しい店なので家で食べる食パンも買っておく。
西公園・舞鶴公園に隣接する大濠公園の駐車場は混んでいて、車を駐めるのに30分かかった。西公園まで歩く。屋台がたくさん出ていて縁日みたい。神社があり、参道があり大勢の人が歩いていて、ちょっとした観光客気分を味わった。大好きな焼きとうもろこしの誘惑に抗しきれずに一本買う。
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西公園はアップダウンに富んだ地形の広~い公園で海にも面しているしロケーションがとってもいい。桜は古木が多く大きな枝ぶりの見事な桜がとてもきれいだった。春のパステルカラーの和服のお嬢さんが二人、重箱に詰めたお弁当を食べていた。見物を意識してのものだろうが、いちばん目立っていた。昨日は大勢の人を見たけど和服はこの二人だけ。
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続いて舞鶴公園。ここは福岡城跡公園で、お堀があるので千鳥ケ渕みたい。でも東京のように人がぎっしりなんてことはなく、ほどよい空間があるのでとても歩きやすい。福岡に帰ると電車内や街に人が少ないのでいつもホッとする。
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ここも眺めのよい素晴らしいロケーションの公園だ。福岡タワーやドーム、もちろん海もみえる。細長く高い城壁の石垣の上で宴会をしている人たちがいたが、大丈夫かな~ 桜も素晴らしい。西公園の桜よりたくさんあるし素晴らしいくらいだ。桜の海の下では、BBQ、宴会をして盛り上がっている人々が連なる。お堀の堤道を歩き、近づいて来た鴨くんたちにパンをやった。
大濠公園に戻り、カフェでまたお茶とケーキを食べてしまう。私はクリームチーズケーキ。連れ合いはアフォガートとかいうアイスに熱いエスプレッソをかけたもの。池を一望できるガラス張りのテラス席でしばし景観を楽しむ。一月頃来たときはカモメがたくさんいたのにシーズン違いなのか今回は一羽も見かけない。
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去年はTVドラマ「チャングムの誓い」に嵌ってしまい、レンタルでDVDを全巻通して見た。面白いとは聞いていたが、これほどまでに面白いとは思わなかった。一本見ると次々にどんどん、早く、早く、もっと、もっと、と見たくなってしまう。まるで麻薬のよう。主演のイ・ヨンエさんをはじめ、出てくる韓国映画の俳優さんの顔も馴染み深いものになった。
TV放送は日本語吹き替えだったらしいが、DVDは韓国語で見た。イキのよい、強い響きの韓国語はやはりこのドラマにはぴったり。当たり前か。しかし優しい響きの日本語ではダメなのだ。すごい勧善懲悪で悪役は悪役に徹していて超激し~い! 小気味いいほどだ。
とにかくこのドラマ、一話一話に必ず盛り上がりがあり、泣かせどころがあり、面白く作ってあるのだ。韓国の歴史や風習にも興味が湧き、登場人物のやりとりだけ見ていても見飽きない。宮廷の陰謀劇あり、医薬同源の薬膳料理あり、ロマンスありで、王様とチャングムの絡みには泣いたよね。チャングムの相手役の男性もとても誠実でノーブルな感じがして素敵なのだ。
毎日私が見続けているものだから、夫や娘も見るようになり、毎晩TVのある居間まで食事を運び、みんなで見るのが日課になってしまった。
その後、私だけ同じイ・ヨンエさん出演の「キム・サングン」も全部見たが、こちらもとても面白かった。こっちはイ・ヨンエさんが何と悪役。主役はむしろもう1人の女性の方かもしれない。わざと唇を曲げて意地の悪い顔をするイ・ヨンエさんの悪役ぶりもツボに嵌っていた。
こちらは「チャングム」よりもっと政治色の濃い実話を下敷きにした宮廷の陰謀ドラマだった。キム・サングン(ヨンエさん)の幼馴染の青年が何だか滑稽だったなぁ・・・
ここ一年ほどは、行きつけのジムで、水曜はピラティスエクササイズと水泳をしていたのだけれど、この度ジムのシステムとプログラムが大幅に変わり、水曜のジムは止めることにした。代わりに金曜にピラティスと水泳、火曜にクロールのレッスンを取ろう。今度はヨガなどもできるらしいからやってみようかしらん。
そうすると空いた水曜はやはり映画だ。レディースデイだ。やっぱり映画は水曜に見ないと損だ。ファミリーマートやツタヤやエネオスでいくらシコシコとTポイントを貯めようが水曜の千円には敵わないのだ。こうなってよかった、と今となっては思う。
先日の水曜は久しぶりに福岡の中心、天神まで映画を見に行った。最後に天神まで出たのは年末だったかしら、とにかく久しぶりだ。西鉄福岡駅の外に下り立つと、今まではさほど気にならなかったのだが、ぷ~んとおしっこ臭い匂いが漂っているではないか。それがお目当ての映画館の方まで続いている。福岡の中心だというのに情けなかった。
今の私の映画環境はすごくいい。福岡市内のどの映画館にもドアツードアで1時間以内で行けるし、近くのマイカルは車で15分ほどだ。東京だったらこんなわけにはいかないだろう。
先日はKBCシネマというところに行ってきた。ここはアート系のいい映画をよくかけてくれるのでかなりお気に入り。スクリーンは小さいけど。
ここで「潜水服は蝶の夢を見る」を見た。涙が出た。「海を飛ぶ夢」も連想した。
私も年をとって(なんともう主人公より年上じゃ)病気とか体の事にも敏感になった。いつあんな風になっても何の不思議はないのだ。だから私なりに主人公にはより心を重ね合わすことができる。
上手に感想が見つからない。でも感動したことは確かだ。
それにしてもまばたきでアルファベットをチョイスするとは、日本だとその倍の50音、どうすればいいのだろう。
マチュー・アマルリック演じるジャン・ドーを手厚く看護するDr.や看護師、言語療法士たちは素晴らしい。このフランス人たちの誠実な率直さに心打たれた。日本でもDr.たちはあんな応対をしてくれてるのだろうか。そう願いたい。
愛人と夫の言葉を橋渡しした妻セリーヌの気持ちもあまりに切なく痛い。