横浜旅行の続きです。
Ｃちゃんと別れた娘と私は東横線で渋谷へ。渋谷から実家のある西武池袋線に乗り入れしている副都心線に乗ろうと思っていました。
そして、その東横線車内でカメラを盗まれてしまったのです！（と、その時はそう思いこみました）。電車は少し混んでいて、でも座席に座れた私はボストンバッグを膝の上に置き、ボストンの上に腕を置き伸ばした手でカメラを入れたバッグを持って下に下げていました。カメラと携帯はバッグの専用ポケットに入れましたが、このポケットに付いているマグネットのボタンが甘くて、このときも少し開いていたのでしょう。しようと思えば、上から取れる状態でした。
渋谷に着き、乗り換えて副都心線のホームへ。ホームに立ってバッグを探ると、あるはずのカメラがないのです。真っ青になってしまいました。
いくら探しても同じこと。でももう夜も遅いので、そのまま電車に乗り込みました。車内で娘にも手伝ってもらい、バッグを全部見ましたが、やっぱりない。
意気消沈しました。
お気に入りだった私の大切なカメラが・・・中のメモリーカードの内容はパソコンに移していましたが、今回の横浜の旅の写真はもうない・・・私も不注意でしたが、（取って、と差し出しているようなものだったでしょう）。もうがっくり・・・
実家に帰り、夜のこととて、駅やレストランなどに電話するのは次の日になりました。そしてそれらしき物は届いてないとのことで、夫からも怒られるしカタなしです・・・
ところが３日ほどして、またあちこちに電話をかけまくってみましたら、私のカメラが見つかったのです！
そこは地下鉄の遺失物拾得センターのようなところで、私の物らしきカメラが届いているというのです。
ただ・・・写っている内容が、きゅうりやバーベキューの写真、コーヒーやホットケーキなどだといいます。
きゅうりねぇ、きゅうりの写真を撮ったこともなければ、最近はバーベキューもしていません。がっかりして電話を切りました。
が、電話を切った後、バーベキューは夏しているじゃないか、きゅうりはゴーヤなのじゃないか、ホットケーキは去年焼いてみたソバ粉のパンケーキなのじゃないかと、思い当たり、再度電話をしてみたところ、どうやら私の物らしいと確信できました。
すぐ上野駅構内にある全地下鉄の遺失物拾得センターに赴き、無事私のカメラとご対面。大事に持ち帰りました。
これがそのカメラです。
パシャっとシャッターを切ってもレンズが前に出てこないさりげなさと薄さがお気に入り。
カメラは何処をどう廻ったのか有楽町線の平和台駅に届いていたそうです。
カメラを持ったままで地下鉄に乗ってはいないのですが、連絡通路ででも落としたのでしょうね。
届けてくださった方、本当にありがとうございました！
日本もまだまだ捨てたものじゃないな、と思いました。
いや、日本だからこそカメラが出てきたのでしょうね。
私はまず、東横線で盗まれた、と思いこみ、（都会だからやっぱり悪い人がいるのね、と思いました）それから、最後に食事したビアレストランのテーブルに置き忘れて後から来た人に盗られたかも、と思ってしまいましたが、そう思いこんだ自分が恥ずかしくなりました。
それにしても東京の地下鉄路線網はすごいですね。しばらくいない間にたくさんの線ができており、戸惑ってしまいます。副都心線に乗ったのも初めてですし、Ｃちゃんは横浜から埼玉の方まで伸びる湘南ラインを薦めてくれていたのですが、私が新宿までしかいかない、と勘違いして東横線に乗ることにしたのです。
湘南ラインに乗っていたらカメラ失くさなかったかもしれません。
でも、これからより一層注意するようになるでしょうから、結果的によかった、と思えました。
