評判がよいようなので見に行った。アカデミー作品賞・監督賞も獲っているらしい。先週見たところと同じKBCシネマ。
映画の内容もほとんど知らずに見に行ったのだけれど、途中で「こりゃバイオレンスじゃないか。バイオレンスはもうたくさんだ」などと思ってしまった。バイオレンスはあまり好きじゃないのだ。コーエン兄弟の映画なのだから、あらかじめ予想もできたはずなのに・・・
しかし私のお気に入りのトミー・リー・ジョーンズは素晴らしかったし、ウディ・ハレルソンもよい。「海を飛ぶ夢」のハビエル・バルデムもまた嵌り役だった。凄味がある。素晴らしい英語を話していたようだけど、吹き替えではないのかしらん・・・
ゆったりした映像展開の中に息をのむような緊張したシーンが続出し、目が離せない。アメリカという国の底知れぬ恐ろしさを感じた。
しかしオープニングのトミー・リーの独白中、父親の知人(だっけ)の警官二人が勤務時間中に銃を携帯したことがなかった、と言っていたのが意外だった。そんな時代、そんな場所もあったということなのだろう・・・