チャールトン・ヘストンが亡くなった。図らずもレンタルDVDで「猿の惑星」を見ているときにそれを知った。
チャールトン・ヘストンが特に好きだった、というわけではないけれど、ビッグ・スターのオーラがあるなぁと、この「猿の惑星」を見ても、あらためて思う。
最後に見た映画は「ボウリング・フォー・コロンバイン」。このドキュメンタリーのライフル協会の会長である彼は全くいいイメージがなかったが・・・
「猿の惑星」ではまだ皮膚の滑らかで美しい男であった。骨格もしっかりしていて筋肉の隆々とした引き締まった肉体も本当に美しい。鬚を剃る場面があるが、剃った後のツヤツヤの彼は本当にいい男だ。
「猿の惑星」はずいぶん前にTVで見たきりで細部は忘れていた。オープニングの不時着した星は水がありはしたが、今回モニュメント・バレーにそっくりだなぁと思ったが、テイラーや観客たちはそうは思わなかったのかしらん。大体猿が英語を喋っていたら地球じゃないかと思うのだけれど。
(う~む、でもこのDVDのジャケットは完全なネタばれである!)
不安を煽りたてるようなダイナミズム溢れるジェリー・ゴールドスミスの音楽が素晴らしい。
そしてこの映画は面白かった。オチがわかっていてもやはり面白い。画面に惹きこまれるように見た。
猿の「人間の知恵は愚かさと同居している。感情が理性を支配し戦いを好む動物だ」という言葉は名言だ。
数年前に劇場で見たティム・バートンの「プラネット・オブ・ジ・エイプス」。疲れていたのか、或いは面白くなかったのか、途中で眠ってしまったけれど、もう一度トライしてみよう・・・